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(1)0W-20のオイルを、古い車に入れた場合の利点/弊害 (2)0W-20による静粛性の向上
2つ質問がありますので、どちらかだけの返答でもありがたいです。 (1)0W-20を5年以上前の10W-30が指定の車に入れた場合の利点/弊害はありますでしょうか。 車はハードに走ることはなく、ごく一般的な走行(時々高速を使う)程度です。 また、なぜ最近の車は0W-20などという低粘度の指定で問題なく走れるのでしょうか?(コンプレッションリングの1本化や、ローラーロッカーアームの使用以外にこれが可能となった技術は何ですか?) (2)自分なりに調べていたら、以下のページで10W-30に比べOW-20の方が明らかに静かになったと書かれています。 http://www.kakaku.com/bbs/Main.asp?SortID=4201361 一般的に低粘度オイルになるほど油膜が薄くなる為、超低粘度指定の車に10W-30を入れるとノイズが減る(ただし燃費は悪化する)と思っていたのですが、事実は違うのでしょうか?
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#2です。 エンジンの設計ですが、低粘度オイル指定の場合オイルの流動経路が異なりますし、冷却水によるエンジンの冷却効率も異なります。またエンジンの材質的な要素も異なってきます。 オイルメーカーは自動車会社の必要性があって、新型オイルを開発します。つまり自動車会社の要求によって低粘度オイルを製作したので、当然エンジンもそのオイルを入れる事で性能を発揮出来るのです。 油膜を形成すると言っても、回転部分のクリアランスは決まっています。その可動部分に入り込むオイルの厚みは数ミクロン単位であり、粘度の違いで可動部の隙間に入る量は異なりません。 高粘度と低粘度では流動性が異なりますから、その隙間に留まっている時間が異なり、また熱による影響も異なってきます。 これらをまとめると、低粘度オイルを使用するエンジンは可動部分の冷却効率が良く、また可動部位に供給するオイルの流量に違いがある、と言えます。
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- santana-3
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なぜ最近の車は0W-20を使用しているか?ですがそれはそのようなエンジンの設計だからです。 ですから0W-20のオイルを使用不可の車も沢山あります。闇雲に低粘度のオイルを使用しても弊害が出る場合もあります。 油膜の厚さはどの粘度のオイルでも変わりません。問題は流動性です。
お礼
アドバイスいただきありがとうございます。 >>>それはそのようなエンジンの設計だからです とのことですが、具体的にどの様な設計なのですか? また、設計の問題であるならば、何故最近まで0W-20というオイルは採用されていなかったのですか?(設計ができなかったのでしょうか?) >>>油膜の厚さはどの粘度のオイルでも変わりません 油膜の厚さはオイルの粘度に比例すると思っていました。では“流動性がいい”というのはどういうことでしょうか? また、せん断性は何により比較できるのでしょうか?
- elfa
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色々な観点からコメントできます. 一般的に言って,古い車(程度に寄ります)のエンジンは各部のクリアランスが 大きく作ってあると仮定できます. そのようなエンジンに,年度の低いオイルを入れると,オイル漏れが起きることが 多いようです. また,エンジン各部のシールに対する攻撃性の観点からも考えることが出来ます. 0W-20のオイルというと,常識的には化学合成油となり,それらのオイルは 当時のオイルに比べてシールを痛める可能性が高いのです. 両方の観点から,結果的にオイル漏れを発生させる可能性が高いと言えます. 使っている車のデータを具体的に知りたいと思います.
お礼
早速の御回答をありがとうございます。 私は上が“20”という方の、せん断能力の低下による油幕切れを心配していたのですが、オイル漏れとシールの攻撃性という観点が問題なのですね。 ありがとうございました。
お礼
再度の書き込みに感謝いたします。 一部『自動車工学 2005年 11月号』に答えがあるのを発見いたしました。曰く、「低粘度のためにオイルポンプの吐出性能が規定からはずれて不具合が生じることが考えられる。ラッシュアジャスタの不全が起きたり、VVTやVTECエンジンでも同じ心配があるので、使用してはいけないということだ。」とのことです。 ありがとうございました。