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アルコール依存症
アル中って治るのですか?? 学生時代アル中だった人は就職したりしたら治るのでしょうか?? 入院するほどではなかったようですが、お酒の量が自分の意思では決められないみたいです。
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アルコール依存症本人です。お酒絶って数年たちます。 アルコール依存症とアルコール中毒(急性)はNO1の方が書かれているようにまったくの別物です。 以下に記載させていただくのは、私が入院していた病院や通院した病院のDr.に伺った話と、専門医の方の書かれた一般向けの書物からの知識と私自身や自助グループのメンバーの経験からのものです。 まず、アルコール依存症は治りません。寛解すれど、完治せず。 飲み続ければ、確実に死にます。特に、若い人(10代~20代に症状が表面化した人)や女性は進行が早く、死ぬ人が多いです。飲酒のコントロールができません。進行を止めるには、お酒を絶つのみです。 再飲酒した場合、止めた時点の状態から加速的に悪化することが多いように思います。 長年(10年以上)止めてからの再飲酒の場合、いきなり死んでしまう(心臓麻痺とか)人も多いです。 止め続けるのに必要とよく言われるのが3本柱。「自助グループへの参加、通院、抗酒剤の服用」+断酒宣言です。 この病気は、年齢性別は関係ありません。かくいう私も、発症(表面化)したのは、13歳、医師から依存症の診断がおりたのは18歳でした。 また、飲酒の量も関係ありません。私の知っている範囲では、缶ビール350mlを1日2本を飲んでいて数年間で発症(表面化)したひともいます。 そして、否認の病気と言われますので、本人が認めるのはとても時間がかかることが多いです。 一日中のみ続けるのが依存症というわけではないです。WHOの診断基準だと、飲酒への強い欲望や強迫感(休肝日を守れないもこれ)、飲酒の開始、終了、飲酒量のいずれかのコントロール障害、中止、減量時の離脱症状、耐性の証拠(酒に強くなり、酔うまでの飲酒量が初めて酔っ払ったときの1.5倍以上の量になった)などの計6つの項目から3項目以上あてはまると依存症と診断されるとの事。 「山形飲酒サイクル」といって、大量飲酒を数日間した後、体調を崩してしばらく飲まなくて、体調が戻るとまたもとの大量飲酒にもどる、を繰り返していくタイプもあります。 また、家族も病的になっていきます。本人の飲酒のサポート(イネイブリング)を結果的に行っていくようになります。 久里浜式アルコール症スクーリングテスト(KAST) 「正直に」チェックすることで、今現在の状態がわかります。 おすすめ書籍 小学館 アルコール依存症 治療・回復手引き 太陽出版 アルコール依存症 Alcoholics Anonymous A.A.World Services,INC(洋書) 下記のURLは専門病院のHPやAL関連HPです。詳しく記載があります。 http://www2.gunmanet.or.jp/Akagi-kohgen-HP http://plaza4.mbn.or.jp/~kurihama/ http://www.nsknet.or.jp/~hy-comp/ http://www.inetmie.or.jp/~kim/astwa/japan/
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- simakawa
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自分の意思で止められないのでは,病院に入院するしかないですね. 就職したら先ず酒の席で嫌われるようになるでしょうね.早く病院で治しましょう.
- chukenkenkou
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アルコール中毒とアルコール依存症を混同する人が多いですが、まったく別のものです。 アルコール中毒は、短時間でのアルコールの大量摂取などで起こる中毒症状で、内科で治療します。 アルコール依存症は、「お酒を飲まないと、~できない」、「お酒をやめられない」といった精神科で治療が必要な病気です。 アルコール依存症を克服した人は、世の中にたくさんいます。「断酒会」などの互助団体も全国にあり、積極的に参加している人が大勢います。 日本にはアルコール依存症予備軍とされる人が、200~200万人いるとの統計があります。 「お酒を飲まないと、眠れない」、「お酒を飲まないと、食欲がない」という人は少なくないと思いますが、そういう人も、既にアルコール依存症なのです。
お礼
ご回答ありがとうございまいた。 依存症と中毒が違うのは知りませんでした。 依存症は断酒しないと完全には直らないのですか、 自分でお酒の量を調節できるようになるものなのでしょうか。 依存症予備軍がそんなにいるなんて驚きました。
お礼
就職先の会社はさぞ迷惑でしょうね。 回答ありがとうございました。