韓流は、純愛路線だから成功したと思っています。日本国内に純愛路線の需要があったものの、普段からバラエティで見ている役者やスターが、純愛ドラマをやってもリアリティがありません。
普段見ていない日本人と同じ顔立ちの役者の、少し下手な堅い演技がかえって純愛路線に向いています。
(昔、高校生だった頃の、自分の妙に堅くてぎこちなかった恋愛体験と2重写ししてるのでしょう。今の高校生の自由な雰囲気とはだいぶ違うと思います。)
経済は生き物で、どんどん成長しています。
世界市場は、20年前まではヨーロッパ・アメリカ・日本が核となって、3つに分かれていました。
そして、核となったそれぞれの市場で3~5社程度がトップ・準トップ企業として成長してきました。しかし、現在では世界市場の一体化が進み(ネットを代表する情報の世界共通化がその原動力です。)世界市場で3~5社程度しか生き残れない状況となっています。
例を挙げれば、自動車。世界市場に総合自動車会社としてトップ・準トップ企業として生き残っているのは、GM・トヨタ・ルノー・ホンダ・ベンツで、フォードなどは当落線上。GMも下手をすれば脱落という状態です。
世界に3市場にあったときは、それぞれの市場で3~5社つまり10社~15社が大企業として存続できたのが、半分以下に淘汰されるということです。
アメリカは先進国でありながら、人口が着実に増加しており、その国土の広さによる、食糧生産力と豊富な資源、そして唯一の超大国としての軍事力を背景に自国の産業をバックアップしています。
それに対して、ヨーロッパはユーロの導入による市場整備と過去の植民地に対する影響力、政治的多極化による安定性を武器にそれに対抗しています。
それに対して、日本はわずか1億2千万の人口でしかなく、今年から人口の減少が始まっています。ヨーロッパ圏・アメリカ圏(アメリカ・カナダ・メキシコ)は4億以上の人口を持っています。
日本人が、韓国や中国を他人視している限り、日本がアメリカに飲み込まれるのは時間の問題です。(経団連は小泉首相の靖国問題に批判的ですし、歴代首相も問題視しているのは、当然といえます。)
日本は、中国・インド・アセアン(東南アジア10カ国連合)・オーストラリア=資源大国(アジアの武器はその人口の多さによる市場の大きさですが、欠点でもあります。資源の供給不安が常にあります。)と組んで、ユーロ圏のようなものを20年計画で目指さない限り、日本人が働いた利益はアメリカに吸い取られるシステムの中に組み込まれてしまうでしょう。
おまけ:
中南米諸国は既にこのようなシステムの中に組み込まれてアメリカに利益貢献しています。
既に日本も、国民の税金を投入して再生した新生銀行をアメリカの投資会社に持っていかれたり、米軍の再編費用の負担、兵器開発費用の負担(開発したノウハウの中枢はアメリカのみが保有)、全頭検査しない牛肉の押し付けなど、日本人の対米感情をいいことに、日本から筋の通らない資金をアメリカに吸い上げています。
個人的には、平均的アメリカ人のほうが、平均的中国人よりはリベラルで好感が持てると思っています。 しかし、冷静な目で見て中国政府が無理を言って日本から中国に流れたお金と、アメリカ政府が無理を言って日本からアメリカに流れたお金、比べて見ればアメリカに流れているほうが、はるかに多額です。
お礼
ありがとうございます。中国・韓国は政治的にも不安定で、なによりルールを守らないお国柄。一般的な日本人の感覚では付き合わない方がよいというのが概ねのコンセンサスです。経済事情からいって、やむおえずの対応が本音だと思いますが、いかがでしょう。質問から離れますが欧米は少なくとも自分たちの作ったルールは必ず守ります。外交上かなり重要なポイントであるようです。