こんにちは
自分の思っている事、考えている事を全部知っている人間なんて、そう多くは居ません。
ある人を見るとムシャクシャして、つい意地悪してしまうんだけど、いい人なのにどうしてだろう…とずっと考えて、後から「ああ、あの人が好きで、自分を構って欲しかったんだ」と気づいたり、
「私はあの人のためを思って親切で注意してあげてるのよ」という人が(本人もそう思ってるのですが)、傍から見るとどう見ても、ヤキモチを焼いて意地悪しているのだ、とか。
人は誰でも自分の事を「いい人だ」と思いたいものです(例え理解されなくても、と)。だから、しばしば自分自身にも嘘をつきます。
わざと、自分の気持ちを自分にさえ隠してしまいます。
でも、気づかなければそれで何の問題もありません。
感想文ですが、あれで本心を書く人なんてそんなにいないと思います。
「何とも思わなかった」とは書けないし「(ザマミロと思った、とか)こう書いたらまずいだろう」という事も書けないし、「面白かったです」じゃ空白が埋まらないし。
だから、多くの人は適当に「こう思わせたいような感じのビデオだからこう書いておけ」と思って書いてます。
友達と会話する時も「こう言っておけば相手を怒らせない」とか「場のノリに合う」とか「こう言って欲しそうだ」とかいう感じで言葉を選んだりします。
だから、思っている事と違う事を書いたり言ったりしても、別に気にする事はありません。
でも、多分質問者様は、「違う」とは思うけれど、「では実際自分はどう思っているのか」がわからなくて、悩んでらっしゃるのでしょうね。
それは、自分で何度も振り返って、ずっと考え続けるしか方法はありません。
気持ちの中にブクマしておいて、暇な時間に「自分はあの時、どうして『違う』と思ったんだろうか」と思い返してみるしかないです。
自分がどう思ったか、は自分しかわかりません。
自分の些細な感情の動きを掴むには、やはり私も、「書いてみる」事をお勧めします。
日記代わりに、一日終わってから書いてもいいですし(「今日××と言われてこう思った」とか)、何かふと感情が湧いたような気がした時に、その都度手帳に(「先生にこう言われてムカついた」とか「嬉しかった」とか)書いていくのでもいいと思います。
大事なのは、後で読み返す事です。そして、「嬉しかったのは何故か」「漫画で感動して泣いたのはどの部分についてか」とか考えると、段々、自分がどんな事に泣いたり喜んだりするか、見えてくると思います。或いは、心の中に架空の「何でも話せる相手」を作って、その人に説明してみるのもいいと思います。
形にならない感情を言葉(文字)にする、という訓練をしていると、段々自分の考えが見えてくるようになりますよ。
長文、失礼致しました。