初めは誰でも人前に出れば上がります。
自分も初めは冷や汗が出て、心臓が口から飛び出すんじゃないかと思えるほどで、声は振るえ、足は立っているのがやっとでした。
今でも緊張して喉が渇いてきますが、意識して腹式呼吸をすると収まってきます。一度試してみて下さい。
訓練の方法は座禅・気功・ヨガなど有りますが、時間とお金がもったいないです。自分でやれば時間の自由があります。
普段、呼吸で使う量は500cc程度です。残気量1500cc、吸気余裕量1500cc。普段の呼吸も腹式で出来るようにしてください。2秒で入れ、4秒で吐きます。吸うのではなく入るです。立ってても、座っていても姿勢は鳩胸出尻、肩の力をぬいて自然体の正しい姿勢。
大きな腹式呼吸(2000~3000cc)あくまで吸うのではなく入る分で良いのです。
腹式呼吸を20分もするとセロトニンが増加してα波が出ます。
リラックスした時のα波は眠気を誘いますが、セロトニン神経を刺激して出たα波は覚醒された精神の安定を呼び、何事にも対応できる状態になります。更にθ波(不安・うつ状態)やβ波(興奮・舞い上がり)を抑制します。
腹式呼吸・腹式発声(丹田発声)は、健康・運動・学業・音楽その他全ての基本です。レベルアップします。気の中心と身体の中心が一致した時、何事に対しても最大の力を発揮します。
腹式呼吸の仕方ですが、下腹だけでなく横・後ろも膨らませるようにします。要するに下へ押し付けるようにします。そうすれば吸うというより勝手に入ってきます。※あくまで吸うのではなく勝手に入ってくる。
姿勢
立った方が良いですが、座っていてもかまいません。
眞直ぐ伸びて
出尻・・尻の穴(失礼)を上に向ける(骨盤が回転し背丈が1cm伸びます)そして、大殿筋を内側へ巻き上げます(ヒップが2~3cm上がります)大を我慢してください、締まります。
鳩胸・・胸を前上へ突き出します。
肩の力・・少し前下へ抜きます。
呼吸法
準備として、口を開けて、横隔膜を上下させてみてください。空気が出たり入ったりするのが判ります。これが腹式呼吸です。簡単でしょう。
1・・・まずゆっくり吐きます(口で)
2・・・1~2秒で一気に入れます(鼻で)(横隔膜を下へ押し付けるようにすれば勝手に入ってきます)
3・・・更に下へ押し付け2秒静止(この時尻の穴が締まっている事。
4・・・8秒かけてゆっくり吐く(口で)(腹筋で嫌がる横隔膜を押し上げます)。
5・・・2秒間止めます(次に入れるための準備になりますが、これは気にしなくてもいいと思います)。
これの繰り返しが腹式呼吸の練習です。(時間は気にしなくても良いです。)
腹式発声は丹田で発声します。丹田に気を集中出来た時、運動において最大の力が発揮出来ます。
丹田は昔からヘソ下3寸と言われて来ました。骨盤の中心です。恥骨の直ぐ上だと思ってください。
発声法・・声は出すではなく出るもの。大きな声を出すではなく大きな声が出てしまうです。
大きな声を出すのではなく、遠くの人に聞こえるように話せば大きな声になり喉も絞めません。
腹を抱えて笑った事が有りますか?
それが、腹式呼吸・腹式発声です。