何とか制度と名前は知りませんが、3ヶ月以上の長期入院は移転するように言われるのは確かです。
長期入院となると、まず症状が変わらないので新しい検査や新しい薬を使うこともなくなり、それに付随して保険点数も上がらないからです。
自宅療養ができる場合は、一旦退院して、再び入院すれば、初診料や規定の検査料なども発生して保険点数も上がるかららしいです。また、その長期療養患者に対しては、自宅に帰るのが無理な人は養護老人ホームやホスピスなどに転院を勧められます。
でも現実として老人ホームへの入居は待機人数が多いですし、自宅療養と言っても限界があります。
認知症などの場合介護保険が出来て、また今年の法改正以降、同居する家族が居る場合はホームにも入り辛い、介護サービスは減らされるなど、大変な思いをしておられる家族が多いです。また家族と同居といっても共働きの家庭も多く、デイケアから帰ってきた認知症の祖父母を見るのに、夜も寝られない、朝になったら出勤と言う家族もあります。
癌などの場合も本人告知が一般的になってきたが故にホスピスへの移転を暗に提案されたりします。
私の親戚は本人には癌告知をしていなかったけれど、あと1ヶ月くらいの命とわかっていたのに、3ヶ月を過ぎたからといってホスピスを勧められ、本人にははっきりとした意識があったので、今転院すれば病院の名前で癌だとわかってしまいます。うすうす感じていたとしても、いまさら癌の告知をするようなまねは出来ないと嘆いていました。でも病院側の提案する転院先はホスピスばかりでしたね。結局、ホスピスに行き、3日後に亡くなりました。
これが現実です。