>マンションを購入する際の修繕積立金と修繕積み立て基金はどうちがうのですか?
用途は長期修繕計画の原資という点で同じですが、集金の方法が違います。
新築時に、数十万というかたちでまとめてとるのが「基金」、月次で集金して積み立てる
のが「積立金」です。
本来、積立金だけでもいいのですが、月々の負担が大きくなりすぎると、購入者が
嫌がるので、すこしでも負担を小さくみせるため仮に積立金が6000円ならば
50万くらい(7年分相当)を先にあつめます。
これは、大規模修繕が元来送れがちで、そうなると積立金と工事額の乖離が大きく
なりがちで、それを防ぐ意味もあります。
>また入居者で毎月修繕積立金を支払いますが、もし実際マンションを修繕する場合に
>なったときにその他に費用を出す必要は無いのですか?
マンション購入時には重要事項のなかで「長期修繕計画」についての説明があることが
ほとんどです。その際に、10年目などの長期修繕の工事額と追徴金の予定について
書類に明記されているはずです。
記載されていない場合は、長期修繕計画の有無を確認し、積立金の算定根拠を問いただす
必要があります。
蛇足ですが、売れ残りなどがでると、売主が「管理費」を負担しますが、修繕積立金は負担
しないのが通例です。(これも重要事項に記載されているはずです。)
物件は2年経過すると中古扱いになり、中古の購入者は、修繕積み立て基金を払う義務は
ないですから、2年以上空き家だったり、売主が賃貸にまわしていたケースでは著しく
修繕積立金が不足するケースが出てきます。
御注意ください。