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映画を撮りたい!!
題名のとおり、今度、学校で小映画?(40分程度)を製作することになりました。っといっても、映画なんて当然作ったこともないし、どのように製作されているのかよくわかりません。そこで、右も左もわからないような自分に力を貸してください!!いちおう、ストーリーは完全オリジナルで舞台は、自分がすんでいる町(海辺の田舎町?有名な観光地です・・・)でと考えています。こちらの環境は、校内にある、広さ8畳程度の防音スタジオ・ビデオカメラ2台(ディジタル)・照明器具?・それと、PCでの編集環境です。やっぱり、映画を作製する上で、コンテなどの作成はしなくてはならないのでしょうか?作成の流れもまったくわかりません。 よろしくお願いします。
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No2です。 返礼の書き込みありがとうございます。てっきり仲間内で自主製作映画をつくるかと思ったのですが違うのですね。教育の一環とのことで、一般の方にも見てもらうんですね。 でしたら、しっかりした脚本が必要になると思います。 作っている自分たちは、これで物事が伝わっている、と思っているのに、部外者=観客にはまったく伝わっていないということがよくあります。 脚本が一定以上のレベルに達していないからなのですが、今からそれ相応の書籍で研究しても仕方がないので、この辺りは参加するみんなさんで何度も話し合うとか、あるいは映画の製作に関わらない第三者に読んでもらうなどがいいと思います。 映画や文学に日頃から親しんでいる第三者だと、この性格の人間がこんなセリフはおかしいとか、おもしろ可笑しくするために登場人物の行動がどこか不自然だとか、いろいろと客観的に見てくれると思います。 撮影に臨むにあたっては、参加するそれぞれに役割を振ってそのパートに関する責任を持たせるようにしたほうがいいと思います。 大ざっぱに映画の製作過程は3つにわかれます。 企画及び制作準備(プリプロダクション) 撮影(プロダクション) 編集仕上げ(ポストプロダクション) プリプロは主にデスクワークでもあるので、みんなでワイワイガヤガヤやるのもいいかと思います。脚本の担当者や監督はまとめ役という感じになるかもしれません。 プロダクションでは 監督 助監督 撮影部 照明部 録音部 衣装部 美術部 制作部 記録及び編集 といった具合に普通は役割分担されます。 脚本が完成すると、どこのどんな場所で撮影するかを話し合います。 そしてその場所を探し、ロケーションの許可を取るのが制作部の仕事になります。 公道で撮影するには、もよりの警察署の許可が必要になります。「道路使用許可証」というのですが、警察署の交通課で頼めば申請用紙をくれると思います。申請には2000円かかったと思います。(ここまで本格的にやるかは何とも言えませんけど。ただし道路で撮影すると、実質的には公道を一時的に占有するのでトラブルを避けるためにも申請した方が無難かもしれませんが) また制作部はロケーションで派生する「お金」の管理をすることにもなります。移動する際のバス代とかお弁当代とかそんな細かいところまで、普通は担うことになります。 助監督は通常は3人もしくは4人体制が多いです。階級順にはチーフ助監督、セカンド、サードということになります。チーフは撮影スケジュールの管理を主に担当します。セカンドは衣装部と協力し衣装の管理にあたります。サードは美術部と小道具を管理します。またボールド(カチンコ)といって「シーンNo,カットNo,テークNo」を書いたものを扱うのはサードの仕事になります。 カチン!とたたくのは、録音機材と撮影機材が映画では別々なので、それをシンクロさせるための『信号打ち』の意味合いがあるためですが、ビデオだと別途に録音することもないでしょうから叩く必要はありません。ただしスケッチブックに各NOを書くなどして、撮影する前に入れておくなどしないと、編集の時に整理が出来なくなります。 撮影部もカメラマンを入れて4人が多いですが、DVカメラで撮るとのことですので、カメラマンと助手の二人で十分かもしれません。カメラがちゃんと充電されているか、レンズは汚れていないかなど、撮影以外にも細かな注意点が多いパートです。 照明はライトをレンタルするのでしょうか? これも通常は4~5人が多いですが、大作だと10人くらいになることもあります。本格的なライティングはまず難しいので、撮影部と協力し合い臨機応変に作業するしかないと思います。ビデオだと撮影したものをすぐに再生できるので、カットごとに確認するといいと思います。撮影中には気にならなかった影が、再生したらすごく気になる、ということもわりとあると思います。顔のアップを撮影したら、鼻の影がはっきり映っていて、なんだかオカシイとか。 衣装部のパートが必要かはなんともわかりませんが、ロケーション時と異なる季節の撮影(たとえば冬なのに夏のシーンがあるなど)にはいた方がいいかもしれません。どんな服を着るかで性格を表すことも出来ますし、寒いのに設定上半袖が必要なんてこともあります。助監督のセカンドが掛け持ちでもいいと思います。 美術部は本格的にはデザイナー、装飾、小道具など総勢で5人くらいが多いです。他に大工仕事を担う大道具といったパートもありますが、セットを作ることはないでしょうから、家具や机など調度品を扱う装飾、帽子や時計など身につける小物を扱う小道具、というぐあいに二つに分けるといいと思います。 登場人物の部屋をどんなふうに飾るか、たとえば机の上に置いてあるものひとつでも所有者の性格を表すことも可能です。これもいろいろ話し合うと面白いと思います。 記録及び編集としましたが、実はまったく役割が違います。編集の担当者は撮影現場には用はないので来ませんが、記録の担当者は撮影が済んだ後は、編集の作業にもある程度立ち会い、撮影現場との橋渡しをします。 例えば、同じカットを何度も撮り直ししたとします。その場にいればなぜ撮り直ししたのかわかりますが、編集者は撮影済みのものしか見ないので、セリフの間違えなどはっきりした理由がないとNGの理由がわかりません。監督はNGだったのに、編集者がNGのテイクの方がいいと判断することもあります。これは撮影現場にいなかったため、より客観的な目で見ることが出来るからです。 他に記録はカットごとに「スクリプト」といってどのシーンのどのカットなのか、テイクはいくつ撮ったのか、またNGだった場合はその理由などを記録していきます。また「繋がり」にも注意もしなくてはなりません。カット1では袖を捲っていた役者さんが、カット2では袖を下ろしていたとか、例ですがタバコの減り具合がおかしいとか、そういったことがないようにするのが「繋がり」です。食事の場面に「繋がり」がおかしくなることが多く、先日バラエティ番組で「ET」の食事の場面でハンバーグが増えたり減ったりしているというのが指摘されていました。 撮影するカメラがどんなものなのかはわかりませんが、録音部はいた方がいいと思います。カメラのマイクだとセリフをちゃんと録音することはまず無理です。 そのためコードで延長し、録音部がマイクを扱うといいと思います。 ふだん、気にならない音も録音して聞き直すと、かなり気になります。会話していると雑踏の音や車の通過音など気になりませんが、そっくり同じ条件で録音すると、会話より雑踏音ばかりが聞こえるということも起こり得ます。 人間は無意識下で余分な音は排除していますが、機会はそのままあるものを録音してしまうので、こればかりはマイクを使って「録るべき音を録る」しかありません。 随分と長く書き込んでしまいましたが、完成したものを見ると歓びもひとしおだと思います。ましてそれを一般の方たちが見るわけですから、初上映の時はドキドキするでしょうね。参加した誰もがやり甲斐や創る面白さ感じ、自分たちなりに納得できるような映画が完成するといいですね。 下記、プロの方の個人ページのようです。知り合いではありませんがたまたま見つけました。大ざっぱですが映画とビデオ製作のプロセスが載っています。 http://www.sutv.zaq.ne.jp/ttworks/ う~ん、こんなに長く書いたのは2回目かな?
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- laosuu
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ざっとの流れを紹介したサイトは、ここにあります。 http://oak.zero.ad.jp/~zad97367/main/jisyueiga/jisyuindex.html ご参考までに。
お礼
2回もご回答本当にありがとうございます!!非常にわかり安いものですね!!参考にさせていただきます!!本当にありがとうございます。
- isoiso0423
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まったく経験がないと、いきなり40分作品は大変ですから、まずは1分もしくは3分でなにか作ってみてはどうでしょうか? 映画学校でも100フィート(購入できる映画用フィルムの最小単位)でまず実習させます。16ミリフィルムで約3分くらいになります。35ミリだと1分程度です。 その際には大がかりに考えず、ごく身近なものを題材にするといいと思います。 たとえば近くにある公園の様子を撮るだけでもかまいません。遊んでいる子供とか、遊具とか、なんでもいいです。 それを自身のイメージにあう音楽をつけて編集してみてください。 それだけでも、どのような被写体はどのアングルから撮ったらいいのか、編集とはどういったものなのか、という作業進める上での具体的なことが勉強になりますよ。 本を読むのもいいですが、むかしと違い、ビデオとパソコンという、パーソナルな環境で作成も可能なので、短いものだったらいきなり作ってみた方がいいと思います。 実体験を得た上で、改めて本を読んだ方が身に付くと思いますけど。 コンテはないよりはあった方がいいです。何人のメンバーで作るのかはわかりませんが、打ち合わせをするのに、自分の考えていることが、より具体的に相手に伝わります。 何かにカメラを向けるとき、大きく分けて3つのポジショニングがあります。大ざっぱに下記の通りですが、どう撮るかで、画の持つ意味合いも違ってきます。映画監督たちはただ漠然とフレームを作っているわけではありません。 1.寄った画 2.少し引いた画 3.かなり引いた画 こういったことも加味しながらコンテをつくると、いいと思います。 この手のことはNO1の方が紹介されている「フィルムメーキング」により詳しく載ってます。
お礼
ご回答ありがとうございました。いきなり、長い物を作るのは、無謀ですね(笑)数分のもので、じっくり練習していきたいと思います。あと、実際の製作の流れとはどういうものなのでしょうか?大まかな流れだけでも、知っていたいので・・・(出演者のキャスティングなど→脚本・コンテの製作→撮影→編集?)このような感じでしょうか?お礼ついでで、スミマセン。
- laosuu
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まったく分からない状態で映画を作っても、お客さんに見てもらえるものはできないと思いますので、下のリンクにある「フィルム・メーキング」をまず読んでみて下さい。基本的な事柄が載っています。ビデオではありませんが、「映画」の作り方、ということです。 なお、ビデオで撮って、上映するのだったら、ビデオ・プロジェクターが必要になります。 コンテは、絵コンテでなくても、カット割りを決めるために書くのが普通です。
お礼
早速の、ご回答ありがとうございました。やはり、本の購入はしたほうがよさそうですね。あと、質問内容があまり詳しくなかったと思いますので、補足いたします。まず、今回、製作する(したい)映画は学校の選択社会科の授業の一環として製作するものであります。一応予定では、校内の生徒+地域の方に上映するつもりです。また、勿論、出演者は中学2年生の素人です。お礼ついでで申しわけないのですが、なにか、参考になるようなサイトはないでしょうか。
お礼
見るのが遅れてしまいまして、スミセン。とても、詳しくまた、わかりやすい回答をしていただき、本当にホントにありがとうございました!!やっぱり、一般の人が見んだから、それなりのものを作らないといけないですね~仲間ともよく話し合い、準備や実際の撮影でも気を引き締めて製作していきたいと思います。、本当に長文ありがとうございました!!!あっ、あと、音声についてなんですが、内臓マイクは、本当にだめですね~~!!4、5メートルも離れると、もう雑音ばっかりでセリフ、まったく聞こえないですね~。やはり、別売りのマイクを購入したほうがよさそうですね~