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この映画の主張はいったい??
先日「キングダム・オブ・ヘブン」のDVDを観たのですが、あまり楽しめませんでした。何度観てもこの映画の言わんとしている事が分からないんです。一応世界史を勉強しているので十字軍の基本的なことは理解してるつもりなのですが、勉強不足か結局映画の主張が分かりませんでした。この映画の主張を教えていただけたら幸いです。
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多くの戦争映画がそうであるように基本は戦争反対でしょう。 十字軍そのものは欧米人にとっては源平合戦レベルで良く知られた話なので、日本人にはちょっと分かりづらかったかも知れません。 この映画の戦いは歴史で言えば「ハッティンの戦い」であって、十字軍の歴史の中でもハイライトと呼べる事件です。 で、この歴史的大事件を主役である2人の王ではなく、民衆出身の主人公の目線で捉え、戦争の無意味さを訴えたかったのでしょう。 もちろん現在の中東地域へ対するアメリカを中心とした欧米の侵略も意識しての事でしょう。 結局犠牲になるのは民衆なんだってことですね。 妙に善悪を曖昧にしているのは、イスラム教側とキリスト教側どちらにも正義を持たせない為、そしてあまり過激にして米国内でそっぽ向かれない為でしょう。