- ベストアンサー
80年代~90年代前半のPCの利用法
今のPCはワープロ・インターネット(メール含む)はもちろんTV録画・音楽リスニング・DVD作成・プレゼンテーション・フォト関係などかなり多方面に用途が広がってきましたが、昔はそうは行かなかったようです。特に、10年ちょっと前までは日本ではPC-98が大流行でしたから、システムなどでもかなり違いがありました。 そこで実際90年代前半以前にPCを使ったことのある方にお聞きしますが、 イ:Windows95以前のPCは大体どんな用途に使われることが多かったですか?インターネットは95の時代ぐらいから一般にも浸透して来ましたし、95の発売をきっかけにPCを導入した方も多かったそうです。それだけに95が発売される前のPCの使い道が知りたいです。 ロ:携帯PCは80年代後半あたりから出てきましたが、当時は当然大きくて重く、バッテリー消費も相当だったと思います。今でもバッテリー持ちが2~3時間程度というPCはありますが、最近はちょっと前のA4ノート並みのスペックを持ちながらもHDDとCDDを内蔵して1.5キロ未満のモバイルノートも出て、PCの形態性も向上しました。 では昔の携帯型PCの重さや大きさ、バッテリー持ちはどれくらいだったのでしょうか?
- みんなの回答 (13)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
既に一度回答していますが、今度は極限まで遡ってみます。 正味1980年まで遡ると、もうそこにPC9801は存在しません。ようやくPC6001とPC8801が登場した頃です。その頃にも「マイコン」ユーザはいましたが極少数でした。(当時まだ「パソコン」という言葉もありませんでした。) マイコンはまだ海のものとも山のものともつかない存在で、これで事務的な仕事ができるとは誰も考えていませんでした。例外は技術畑の人間で、彼らは常に「自動的に何らかの手続きを行ってくれる装置」を求めていましたから、そういう分野には多数受け入れられました。当時の値段で本体価格が10万円~30万円程度の製品ですから、子供が所有するということはほとんどありませんでした・・・が、クラスに1人くらいはいましたかね(笑) インターネットもパソコン通信も存在しない頃なので(1985年に電話回線使用が自由化されるまでは自由にモデムを接続することもできなかった)、マイコンユーザの横のつながりは非常に希薄で、遠方の人間とのつながりはもっぱら雑誌かユーザー会(「〇〇マイコンクラブ」の類)の間の交流に頼っていました。なんだか別の国の話みたいですね。 ホビーユーザにとって、マイコンは「コンピュータを使っている」という満足感を得るための装置か、さもなければゲームをするためのもので、それ以外の用途は存在しませんでした。まだマイコンでどんな実用的なことができるのかが発見されていなかったからです。 1983年になって、PC8001シリーズ(と言ってもPC8001互換機ではない)に携帯型が現れます。PC8201です。単に「携帯できる」というレベルではなく、サイズや重さは現在の軽量級ノートパソコンに匹敵するものです。 http://www.dentaku-museum.com/hc/computer/m100/m100.html#8201 液晶画面が小さいこと(といっても当時としては画期的に大きい)を除けば、単三電池×4本で18時間も動作し、重さも2kgを切るなど非常に高い実用性を持っていました。当時、NECシステムインで遊び倒した記憶があります。 この頃、PC8801とPC9801が揃い踏みしたNECショップ(システムイン等)が増え始めていました。PC9801は明らかにビジネスユースを狙った売り込みをしていましたね。この辺が「国民機」となった原動力でしょう。(IBMの売り方を真似たのかもしれません。) 今でこそホビーユースのパイが非常に大きなものになっていますが、それはつい最近のことです。ちょっと前まではビジネスユースこそが最大の商圏であり、そこに食い込まない限りは「高価なオモチャ」でしかありませんでした。 後に、より高性能な「パソコン」も多数出ましたが、FM-TOWNにしてもX68000にしてもビジネス向けの攻勢を行わなかったので、ビジネスユースに本格的に受け入れられることはついぞありませんでした。
その他の回答 (12)
- trajaa
- ベストアンサー率22% (2662/11921)
イ: 95以前でも、ワープロソフト、表計算ソフトはありました。ドキュメント作成に利用していました。 また仕事柄、計測機器、デバッカ、制御装置などにも使用していました。 しかし、一台あたりの単価が(それこそ桁一つぐらい)違いましたから、個人専用というのはなかなか使えませんでした。 ロ: 最初の携帯機はPC9801Tだったろうか? 携帯とは冗談にも言えないような、持ち運べるPCでした。重量は5Kg以上はある超重量級でした。またバッテリーなど無く、ACコンセントでした。 その後、ダイナブックに刺激されたNECが98ノートと呼ばれるシリーズを製品化し、かなりなブームになりました。 当時もバッテリーは2,3時間分だったような記憶があります。 液晶も小さなモノクロでしたし、CPUも消費電力が小さかったので、貧弱なバッテリーでも何とかなったのでしょう。ただ、バッテリー自体の寿命は短く2年も使えば、能力は半減しました。 遙かな昔を記憶を頼りに。。。
お礼
ありがとうございました。 イ…ワープロはDOS時代から存在していましたが、そのころのPCは性能的に今よりかなり低かったことは確かですね。 モニターは8~16色、HDDは数十MB~数百MBぐらいしかなくオプションだった機種も多数ありました。サウンド機能も貧弱でCD-ROMドライブはまだ高嶺の花、FDDだけは2台が当たり前でした。 ドキュメント作成・計測機器・デバッカ・制御装置機器と当時は当時で使用法がありましたが、価格の1桁違いはさすがに大きいですね。ユーザーは学校・会社ぐらいだと聞いたことがあります。 ロ…最初は5キロでACコンセントオンリーとは、なんだか今の一体型PCみたいですね。98ノートはバッテリーは今並みだった機種もあったそうですが、モノクロ・小型は当時の性能では仕方ないでしょうね。 今はA4で15~17インチ・B5でも10~12インチもありますから…
- ann_dv
- ベストアンサー率43% (528/1223)
私が初めてPCなる物に触れたのは、8ビットPCが全盛期の時代でした。 PCに興味を持ち始めたきっかけは本体さえあれば雑誌の投稿プログラム等を自分で入力して無料でゲームが出来る事でした。 また、BASIC言語をそれなりに覚えれば自分でオリジナルのゲームを作成したり、投稿作品を改造して自分なりのアレンジを加えたりするのが楽しかった時代でした。 当時からワープロソフト等は存在しましたが、プリンタが高価で、編集機能はwindowsのメモ帳にも遥かに劣るレベルだったので、単機能ワープロを購入した方が安上がりで使い勝手も良かったと思います。 当時に携帯PCと言うよりはPDAの祖先のようなポケットコンピュータと言う物がありましたが、これは消費電力が電卓並みだったので、電池の寿命もかなり長いものでした。
お礼
ありがとうございました。 BASICはプログラミングではおなじみですが、当時はそうした楽しみもあったのですね。 ワープロは…MS-DOSの時代からあったことは知っていますが、ワープロを買ったほうが安上がりだったのですね。パソコンで十分ワープロの代わりになる今とは大違いです。
補足
でポケットPCは、今でいうならPDAみたいなPCですね。 バッテリー持ちもよいなら、PCよりはむしろPDAに近いと思います。
- 1
- 2
お礼
回答ありがとうございました。 18時間…携帯PCとしては現在のモバイルノートをもってしても及ばない世界ですね。もちろん現在のと性能差は天地ほどありますが、当時としてはかなり画期的だったでしょうね。 で、98はビジネスユースゆえに国民機化したわけですね。98が広まり、ソフトも98中心になり、98のシェアが高まっていく…という結果も納得できます。 のべ10名以上の皆様に回答していただきありがとうございました。ポイントは2名しか挙げられませんでしたが、他の皆様もありがとうございました。