SEとして色々な会社のネットワーク設計~施工をしてきました。
専門家兼経験者としてお答えします。
No.2の方の回答の通り、10BASE-Tや100BASE-TXはHUBの接続台数(カスケード段数)に制限がありますが、スイッチングHUBを使えばその制限はなくなります。スイッチングHUBは低廉化しているので1台5000円程度で入手できます。
一昔前なら10BASE-2(同軸ケーブル)を使っていましたが、今は同軸ケーブルにするメリットはほとんどありません。(工場などでノイズの多い場所なら有効です)
しかも10-BASE2だと最大で10MBpsしかでませんが、100BASE-TXなら100MbpsまでOKです。
できれば100BASE-TX用UTPケーブルを配管内に2~3本敷設しておいたほうがいいと思います。
3階建てビルの場合は、「1F~2F」「2F~3F」「1F~3F」の3本あるといいですね。
あと、各階を結ぶ配管はできるだけ太い物にしておいてください。後で光ファイバーを敷設することになったときに細い配管だと作業が大変になります。
ビル内でLAN構築するときに配管が細いことが多いんです。配管内はすでに電話線等でいっぱいになっていてLANケーブル等を通す隙間がないんです。業者の立場から言わせていただければ「できるだけ太い配管にしてください」ということです(^^;
あと、配管をあまりクネクネ曲げないでください。ケーブル敷設が大変になるんですよ(^^;
あとですね、床をフリーアクセス(二重床)にしたほうがいいです。床を10~15cm程度底上げしておけば、オフィス内のLAN配線や電源ケーブルがすっきりします。床の上にケーブルを敷設するとつまづいて転ぶ人もいるので危険です。
ついでに言うと電源コンセントは三極アース付きがよいです。
やっぱり電気機器(パソコン、ルータ等)はアースにつないだほうがいいです。
まとめると
・配管はケチらずに少し太いものを選ぶ
・各階をつなぐ配管内に予め数本の100BASE-TXのLANケーブル(カテゴリー5UTPケーブル)を敷設しておく
・フリーアクセスにする
・電源は三極アース付きにする
とりあえず思いついたのはこんなところです。
お礼
さらに、詳しいご回答、本当にありがとうございます。素人にもとてもわかりやすいです。専門家の人に相談しようと、思っていたのですが、具体的にどういうべきかということが、教えていただいてわかってきました。大変感謝しております。