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【アメフト】NFLの戦術(キックオフの常識)
こんにちは。 いつもありがとうございます。 NFLの戦術について分からない事があるので、どなたか詳しい方教えて下さい。 キックオフのボールがエンドゾーンに入って「タッチバック」になることがありますが、これはキックした側にとって「良いプレー」なんでしょうか? 一番良いのは、高い球でエンドゾーンぎりぎりに落とすことのように思えるのですが。 タックルすることでファンブルの機会が持てて、かつ20ヤード以内に押さえ込むのを狙うためです。 これを狙ってキックの飛距離をコントロールすることは出来ないんでしょうか? 因みに、キッカーのタッチバック率みたいなデータってあるんでしょうか? また、よくキックオフのボールを転がすことがありますが、あれはどのような位置付けのプレーなんでしょうか?積極的or消極的? 質問ばかりで申し訳ないですが、皆様宜しくお願いします。
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> これはキックした側にとって「良いプレー」なんでしょうか? 良いプレーと言っていいと思います。まず、キックオフリターンの平均は 20 yd を超えています。つまり、タッチバックなら平均よりもリターンを 抑えたことになるわけです。またキッキングチームは、リターンを 10ydに 抑えることよりも、ロングゲインされないことに注力すべきです。 > 一番良いのは、高い球でエンドゾーンぎりぎりに落とすことのように思えるのですが。 キックオフはパントとは異なり、リターナーがキャッチする前にガンナーが 到達するのはまず不可能です。またキックオフはフェアキャッチできないので、 タッチバックしない限り必ずリターンされます。ですので、エンドゾーンぎり ぎりにコントロールできても、ロングリターンされる脅威は常に伴うのです。 いっぽう、有能なリターナーは大きな武器になります。KCのダンテ・ホー ルや、第31回SBでMVPになった元GBのデズモンド・ハワードなどが好例 です。彼らに仕事をさせないのは大事なことですので、タッチバックは決して 20 ydの損ではなく、リターンを 20 ydに抑えたと考えるべきでしょう。 > キックの飛距離をコントロールすることは出来ないんでしょうか? 屋外では風向きなどの影響で飛距離が出ないことがありますし、正確性の 高いキッカーには飛距離があまり出ない人もいます。ですので、常にタッチ バックを狙いたくても狙えないのが実情です。過去の例ではキックオフ専用 キッカーを置くチームもあり、たとえばスーパーボウルに4回連続出場した ころのビルズは、正キッカーのスコット・ノーウッドとは別に、脚力のある スティーブ・クリスティーも抱えていました。 > キッカーのタッチバック率みたいなデータ たぶん探せばあるはずなんですが、いまは見つからなくてごめんなさい。 ただ、NFL.com などでキッカーのスタッツを見れば、必ず TB という項目で タッチバックになったキックオフ数が表示されています。ペイトリオッツの アダム・ヴィナティエリは昨年のタッチバックが6回ですが、イーグルスの デイヴィッド・エイカーズは12回と2倍もエンドゾーンに蹴りこんでいます。 > よくキックオフのボールを転がすことが オンサイドキックの話ではなく、低い弾道で転がすキックオフですよね? 目的のひとつは時間の消費です。たとえば残り時間 11 秒など微妙な場合に、 このキックを使います。キックオフでは相手選手がボールに触れた時点から 時計が動きますので、リターナー以外にぶつかればそれだけ時間を消費しや すくなります。また、転がすことでリターナーに届くまでの時間も稼げます ので、カバーチームがリターナーを囲みやすくなり、ロングゲインも防げます。 もちろん、飛距離が出ないのでフィールドポジションが悪くなるという デメリットもありますが、最終局面ではどのみちロングパスしか狙って きませんから、残り時間を潰すことで相手のプレー数を確実に減らせます。 もうひとつの理由は、風対策ですね。屋外のスタジアムだと、ときには 強風が吹いてボールが押し戻されることもあります。そんなときは高い弾 道を描くより、低い弾道で転がしたほうが飛距離が稼げることもあるんです。 QBのパスが風で押し戻されたシーンを見たことがあるくらいですから、 滞空時間の長いキックオフだと、風の影響は大きいでしょうね。
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- CageAnoe
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ベンハーさん、こんにちは。 ●>一番良いのは、高い球でエンドゾーンぎりぎり・・・ そのとおりです。 ●>タックルすることでファンブルの機会が・・・ これもそのとおりですが、レシーバーはタックルされる 前にフェアキャッチか諦めるかすると思います。 ●>これを狙ってキックの飛距離をコントロール・・・ もちろん練習するのですが、なかなか難しいです。 距離のコントロールはある程度できるのですが、 キックオフは滞空時間の長いことも必要なんです。 滞空時間が長いほど、レシーバーに迫れますから。 滞空時間を稼ぐためには、ボールの高さが要ります。 高いボールで距離をあわせるのはとても難しいです。 ●>キックオフのボールを転がすことが・・・ オンサイドキックですね。 例えば10-0で負けていて、4Q残り30秒でタッチダウン。 まだ10-7で負けているような時、 普通にキックすればレシーバーはフェアキャッチします。 後はニーダウンすれば試合は終わります。 そこでゴロを蹴って、相手のファンブルを狙う (期待する)んです。ファンブルリカバーすれば ターンオーバーで、攻撃権を取れます。 あんまり成功しないですが、、、やられたことがあります (;_;) NBAでも終了間際に負けているチームが攻撃を取るために わざとファールを犯して、相手のフリースローが外れるのを 期待するプレーがあります。参考まで
お礼
早速の回答ありがとうございます。 経験者でいらっしゃいましたか。心強いです。 出来ましたら、補足のほうも見ていただいて、ゴロのキックにどんな狙いがあるのか教えて頂けないでしょうか。 皆さんの仰るように、やはりキックオフでタッチバックにするのは「痛み分け」のような位置付けのようですね。 良く分かりました。 >レシーバーはタックルされる前にフェアキャッチか諦めるかすると思います。 これはちょっと分からないのですが。 一旦リターンを選択したら、フェアキャッチは出来ないのではないでしょうか。 私が思っていたのは、 タッチバックでタダで20ヤードを与えてしまうより、それ以下を目指してリターンさせる、 結果的に25とか30まで返されたとしても、タックルしてファンブルさせるチャンスを残す(タッチバックにはそれが無い)、 その為には、高い球でできるだけエンドぎりぎりに落とす、というものです。 間違ってないですよね。 それにしても、あのNHKの解説は何だったのか・・・ とにかく、ありがとうございました。
- possan11
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>タッチバック 良くもなく、悪くもなくって感じです。 >一番良いのは、高い球でエンドゾーンぎりぎりに落とすことのように思えるのですが これが100%完璧に出来るキッカーがいれば、もうすごいです。 野球で言えば毎打席ホームランを打つくらいにすごいです。 >キックオフのボールを転がすことがありますが オンサイドキックのことですね。 あれは積極的も積極的。 いちかばちかのギャンブルプレイです。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 >良くもなく、悪くもなくって感じです。 私もそんなもんかなって思っていたんです。そうですよね。 >これが100%完璧に出来るキッカーがいれば、もうすごいです。 そうなんですか。でも、ある程度狙っているわけですね。 そう言えばパントでも、バックスピンが掛かるように蹴ったりしますもんね。 ありがとうございました。
- elbert
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>キックオフのボールがエンドゾーンに入って「タッチバック」になることがありますが、これはキックした側にとって「良いプレー」なんでしょうか? 良いプレーかと言われると微妙ですが、キッカーは エンドラインぎりぎりを狙っています。それが、 ちょっと飛距離が出すぎてエンドゾーンに入ってしまったのです。 一番いいのはbenharさんの言うとおりエンドラインぎりぎりのキックでなおかつ、20ヤード以内に抑えることです。 いくらエンドラインぎりぎりでもキックオフリターンタッチダウンでは意味がありませんから。 飛距離をコントロールするのは、キッカーの腕(足?)です。 >また、よくキックオフのボールを転がすことがありますが、あれはどのような位置付けのプレーなんでしょうか?積極的or消極的? これは、ゲームの終盤にあるプレーだと思いますが、 キックオフしたあと、10ヤード以上飛べば、キックした方のチームがボールを先にさわってもいいのです。 すなわち、うまくいけば攻撃権を取れるというプレーです。
お礼
さっそくの回答ありがとうございます。 先日のNHK・BSで、キッカーが2、3発連続でエンドゾーンの深い所に蹴りこんで、 それを解説の人が褒めていたような気がするんです。 それに、NFLではエンドゾーンから1、2ヤード入った程度でしたらリターンする事が多いようにも見えますし、 タッチバックはそれを防ぐと言う意味で、キッカーにとってファインプレーなのかなって思ったわけです。 ありがとうございました。
補足
皆様さっそくの回答ありがとうございます。 補足もありますので#1さんのところをお借りします。 個別のお礼の方は明日になりますが、必ずさせて頂きます。 >また、よくキックオフのボールを転がすことがありますが、 これはオンサイドキックのことではなく、通常のキックオフで転がすプレーです。 運が良いとリターナーがボールが手につかない状態になりますが、途中で失速することも多く、 思いがけないゲインも有り得る、という意味で良く分からないプレーです。 言葉足らずですいません。 宜しくお願いします。
お礼
隅々までいきとどいた回答ありがとうございました。 >良いプレーと言っていいと思います。 >常にタッチバックを狙いたくても狙えないのが実情です。 なるほど、そうなんですか!これは知りませんでした。 >アダム・ヴィナティエリは昨年のタッチバックが6回ですが、 >イーグルスのデイヴィッド・エイカーズは12回と2倍もエンドゾーンに蹴りこんでいます。 参考になるデータです。 ということは、NFLを代表するキッカーが、常にタッチバックを狙って思いっきり蹴っていても、 1試合に1回もタッチバックに出来ないこともあるということになりますね。 そんなに難しいものなんですか。 >目的のひとつは時間の消費です。 >転がすことでリターナーに届くまでの時間も稼げますので、カバーチームがリターナーを囲みやすくなり、ロングゲインも防げます。 >もうひとつの理由は、風対策ですね。 なるほど、概ね分かりました。 先週のペイトリオッツ対スティーラーズの試合で、3点リードで残り1秒の時、 キックオフを軽く転がして前列の(足の遅い)人間に取らせていましたが、まさにそんな感じですね。 すると上からと下からでは一長一短がありますが、どちらかと言うと転がす方が消極的(守備的)と言えるんでしょうね。 色々ありがとうございました。