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ショパンの幻想即興曲の終わり方は中途半端?
ショパンの幻想即興曲の終わり方は中途半端だなあと感じるのですが、何か理由があるのでしょうか(途中でやめてしまったとか)。それとも、私の感じ方が間違っている??
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正式には「即興曲第4番 嬰ハ短調」ですね。 途中で辞めてしまった、とかは聞いたことがありませんので、きっとちゃんと曲は完結しているのでしょう。(私も完結してると思います。) あなたはご自分でピアノを演奏されていて、そうお感じになったのでしょうか? いろいろな人の演奏を聴いていると、本当にそれぞれの演奏法ですので、同じ曲でも変わった印象になりますね。 余談になりますが、「幻想即興曲」という名は、通称みたいですね。「幻想」というのはショパンの友人のフォンタナが、出版の際に付けたそうです。 そもそもこの曲はショパンの死後出版されたそうです。手を加えられた、という事実も聞いたことがありませんので、名前だけ「幻想即興曲」とされて出版したのでしょう。 何故そんなことをしたのかというと、そのほうが楽譜が売れるからという単純な理由らしいですけれど。 幻想即興曲に関するエピソードはそれくらいです。 私もこれを機会に、もう一度ゆっくり幻想即興曲を聴いて、分析(?)してみようと思いました。
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- mannequincat
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終わり方が中途半端と言うより全体として出来損なってやしませんか、あの曲は。あんなあほみたいに単純な構成の曲って他にありますか。ショパンらしくない。 死後出版ということは取りも直さずショパン本人が未完成と考えていたことを意味すると思うんですが。晩年はひどく金に困る局面もあったのにあえて上木を控えたたわけですから。 ショパンはしつこく推敲を重ねるタイプだったようだし、大幅に手を入れてから版行するつもりだったんじゃないですかね。 終止はしても完成には程遠い、というのが私の感じ方です。不完全燃焼というか残尿感というか牛丼の並ならまだ入るというか、おおいに不満です。
補足
それは納得です!
- crystalmeg
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個人的な解釈ですが、最後から10小節目のところから8小節スキップしてラスト2小節の二つの和音のところに飛んでみてください。これだとわりとすっきりと終わったな、という印象になりませんか?この形が本来のコーダの部分の終わり方だと思います。スキップした8小節ぶんは、中間部のメロディーの回想の挿入で、形式的には曲はすでに終わっています。「このようなメロディー(過去)もあったのでだ・・・」と思い出しながら最後をひきのばす狙いでしょう。中間部のワンフレーズだけを挿入しているので、そのメロディーが完結しないために中途半端に聞こえるのかもしれませんが、ここは完結しないゆえに余韻を漂わせて終われるようになっている、ととらえてみてはいかがでしょう。
補足
なるほど、面白い解釈ですね。勉強になります。
- ADEMU
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最後の終わり方が不自然に感じられるのでしょうか。 でも最後はちゃんとAsDurの和音で終わっているので完全終止形です。 聴かれた雰囲気と実際に演奏した場合とは若干の違いがあるかもしれませんが、弾いてみると「ああ、終わったんだ」と感じるはずです。
補足
なるほど、弾いてみると、ですか。 ありがとうございます。
補足
いえ、私はピアノをひけないので、聞いていて感じたのです。 死後に出版したのですね。 ありがとうございます。