FlashMX シンボルについて教えて下さい

質問

全くの初心者で初歩的なことを伺います。シンボル化って
イラストを書く度に変換しないといけないのですか？
今、ボールが円形に回転するアニメーションを作っています。ボールは一つだけでなんですがシンボルに変換したほうがいいのですか？本を読んでも初歩的すぎるのか書いてなくよくわかりません。いまこのアニメーションを作るにも？？？？といったかんじなんですが初歩的なことから
わかってないので全くすすみません・・
申し訳ありませんが教えて下さい。

回答No.1

DPE · ベストアンサー

シンボルに変換するかどうかは、場合によります。

ボールが回転するアニメは、ボールの形は変わらず位置だけが変わればいいアニメです。
このように、絵の形は変わらないで位置や大きさといった属性だけが変化するアニメは、Flash にあるモーショントゥイーンという機能を利用して作ると簡単です。

トゥイーン（ tween ）とは”～の間の”という意味の between からきた造語だそうですが、その名の通り、最初と最後のコマを用意するだけで、その間のコマは Flash が自動で作成してくれる機能です。
モーショントゥイーンでは位置の他に、大きさ（拡大/縮小）・角度（回転）・アルファ（透明度：フェードイン/アウト）・色といった属性を変化させることができ、これだけでも多彩な作品や演出が作れます。
モーショントゥイーンはシンボルに変換しないと利用できない仕組みになっています。
動かしたい絵が１つしかなくても、モーショントゥイーンで動かす場合は必ずシンボルに変換してください。

トゥイーンにはもう１つ、シェイプトゥイーンというのもあります。
これは、例えば丸が四角になるなど、絵の形そのものを変化させる時に使うトゥイーンです。

ホラー映画などでは、人間がバケモノの姿に変わるといった演出があります。
モーフィングという技術ですが、シェイプトゥイーンはこのモーフィングと同じです。
ここまで高度な変化は Flash ではできないのですが、例えば丸がいつのまにか文字に変わってロゴになる、といった作品に使えます。
シェイプトゥイーンは逆に、シンボルに変換してしまうと利用できなくなります。

トゥイーンは Flash を代表するアニメーションの技法です。
企業のサイトに掲載されているきれいな Flash ムービーでも、技術的にはトゥイーンを駆使しているだけという場合もよくあります。それくらい、様々な作品に応用できる技法なのです。
トゥイーンの作り方は、解説書には図版付きで詳しい解説があるかと思いますので、そちらをご参照ください。

絵が動いて見えるアニメーションの原理は、少しずつ違った絵を連続して再生させるというものです。
この、少しずつ違った絵の作成を補佐する機能として、最初と最後の絵から間を自動的に作る、トゥイーンという技術が提供されているだけです。何でもトゥイーンで作らなければならないとは限りません。

例えば絵描き歌のように絵が徐々に完成していくような作品ですと、最初と最後の絵だけを作って間の作成を Flash に任せていたのでは、間のコマが思い通りに作成されない可能性の方が高いです。
このように各コマごとに複雑に変化するアニメは、トゥイーンによらず自分で１フレームずつ違う絵を描いて作ることもできます。
Flash ではフレームアニメと呼ばれている技法です。
フレームアニメでは、同じ絵を何度か使うといった事情が特になければ、シンボルに変換する必要はありません。

Flash には ActionScript という、一種のプログラミング言語のようなものが実装されています。
先のボールの例ですと、要は位置が変わればいいのですから、プログラムを組んで位置を移動させることでモーショントゥイーンと同じ表現ができます。

スクリプトによるアニメは、画面でボールの位置等を確認しながらではなく、プログラムで数値を操作するため、抽象的で分かりにくい作成方法になります。
しかし、一般的にはムービーの容量を小さくできることと、数学や物理の計算を取り入れてトゥイーンではできない面白い動きを表現できるなどの利点もあります。
また、ActionScript ではアニメーションだけでなく、クリックしたりマウスを動かしたりすると何かが起こるといった、ユーザーの操作に対応して動作を変えるようなこともできます。

描いたイラストのままでは、スクリプトでは動かせません。
スクリプトで制御したいものは、必ずシンボルに変換する必要があります。

このように、シンボルでなければできないもの・シンボルにするとできなくなるもの・シンボルにしてもいいけれど、あえてシンボルにする理由はないものがあります。
やりたいことや状況に合わせて、シンボルにするかどうかを決めてください。

お礼

なるほどです。
詳しいご説明をご丁寧にありがとうございました！
ボールが回転するアニメーションもなんとかできました。
資料を読みながら頑張ります！！
ありがとうございました！！