基本的にはバイクや自動車のマフラーと同じ考え方で出来ています。つまり、爆発によってガスが急速に膨張しますが、排気管や銃身によって押さえつけられて体積を増やせず、したがって高い圧力のまま流れる速度を速めながら通るガスが、突然排気管の先端や銃口から急激に噴出する時に激しく膨張し、それにともなって爆発音を発しますから、それを防ぐ方法としては、とにかく徐々に圧力を下げて、排気管や銃口から吹き出すガスの圧力と急激な膨張が作る衝撃波を弱めてやればいいわけです。
たとえば拳銃のサイレンサーの場合、その仕組みとして一番多いのは隔壁式と呼ばれるもので、筒の中に、真ん中に弾丸とガスが通る穴のある、横から見た断面がコの字型のカップ状のものを幾つか並べた構造になっています。この部分を弾とガスが通る際には、ガスは隔壁ごとに広がったり狭まったりしますから、次第に勢いが衰え、最後にはとても低い音になってしまうというわけです。
このほかにも違った構造のものもありますが、この隔壁式は構造が簡単で、しかも分解掃除が楽という特徴から、いちばん一般的になったらしいです。
日本では体験することが出来ませんが、本当に驚くほど小さな音になります。
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