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過喚気症について
禁煙をはじめて約2週間目に急に息苦しい感じがしたので病院にいくと、過喚気症といわれ、袋を頭にかぶって呼吸すると息苦しさが直ると言われたのですが、禁煙をきっかけにこのようなことがおこるのでしょうか。又ほかの方法で息苦しさをとる方法があるでしょうか
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過換気症候群とは、過剰換気症候群とか過呼吸症候群とも呼ばれ、緊張・不安・興奮・恐怖などの心因性要因や疼痛、疲労などの身体的要因により発作的に速い呼吸をして、呼吸が苦しくなる病気です。突然に発作的な過換気運動を繰り返すことにより、心身両面にわたる多彩な症状を呈する機能的疾患です。発作時には、実際は過換気運動を繰り返しながら、患者さん自身は空気を吸い込めない呼吸気不全を感じ、胸がしめつけられる感じ、四肢または全身のしぴれ、けいれんを伴った極度の不安状態に陥り、失神する場合さえあります。そして神経筋症状(頭痛・めまい・しびれ・振戦・けいれん)など全身の多彩な症状を呈して、「死ぬのではないか」という不安感を伴います。発作中は、血液の中の炭酸ガス(二酸化炭素)が低下していますが、発作のない時の検査では、その原因となるような身体の異常はみつかりません。 この症状の原因は、過換気は一般に、不安・緊張・不満・葛藤などの心の問題がもとになって起こる事が多いですね。それに、自律神経系の異常、呼吸を司る呼吸中枢の異常、呼吸感覚の問題などが関係して、症状が起こると考えられています。また様々な症状の原因としては、速くて深い呼吸を繰り返すことにより、血液中の炭酸ガスが極端に減って、血液が強いアルカリ性となることが挙げられます(過度な労働を行ってこの様な症状を発症する方もいます)。対策についてですが、過換気症候群を起こした時には、呼吸をゆっくりとしたり、息こらえをしたりするとよいのですが、そうはいっても発作中にはなかなかできないということが多いようです。この場合には、紙袋を鼻と口にあてがって自分の吐いた息を再び吸うことを繰り返すペーパーバッグ法をとります。この方法によって、血液中の炭酸ガスが正常になり、過呼吸等の症状が次第に消失していくことが多いのです。さらには、鎮静剤・抗不安薬の投与が効果的な場合もあります。過換気症候群は、発作が繰り返してみられることが多く、発作のない時期の治療、つまり発作を起こさないための治療が大切となります。これには、不安を取り除く方法や、自分の抱えている心理的問題に気づき、これと関連する日常の行動を変えていくことなどが含まれます。心療内科的取り組みが、予防に肝要となります。尚、ペーパーバッグ法は、その名の通り紙袋で口と鼻を覆い、呼吸する方法です。ビニール袋は隙間が無いため、危険です。代用としてビニール袋で行う場合は、完全な密閉状態にならないよう隙間を作るか、ビニール袋に少し穴をあけましょう。予防法は・・・ストレスをためない、心配事を作らない、リラックスできる時間や気持ちを作ることが大切です。一番の要因は不安です。不安な状態というのは、心も体も不安定であり、ちょっとしたことが原因で発作につながります。また、発作になったからといってそれを恐れているとさらに不安感が強くなり、日常生活に支障をきたしてきます。そうならないように日常からストレスに強い心身を作り出していく必要があるのです。ですから、あなたの場合”禁煙”が過度なストレスとなってしまっている可能性がありますね(断定はできませんが・・・)。息苦しさをとる方法は色々有りますが、足の裏の湧泉というツボを指圧します。頭に上った意識が足先に集中するので、楽になります。同時に安定剤の服用をすれば30分程度で改善されます。また、緊張気味になると手に汗をかきます。この不快感も発作につながるので、ハンカチなどを握りしめているとかなり違いますね。後はドライヤー灸も効果あります。素足になり、ドライヤーの熱風を足裏に熱くなるまであてると、効果的。ただし、長い時間はダメです。やけどに注意しましょう。最後ですが、安定剤などによる治療法もあります。心理的な要因で起こる過換気は安定剤の服用で予防することができます。どうしてもダメという人は、心療内科等を受診して安定剤等を処方してもらうのが良いでしょうね。専門外でしたが、外科医からでした。
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過呼吸症候群とか過換気症候群と言われる病態は、『息苦しさを低酸素状況と誤認し(あるいは十分な呼吸量を確保できない病態が裏にあって)呼吸回数を増やすことによって二酸化炭素を血中から追い出しすぎてしまう』ことによります。二酸化炭素を手っ取り早く取り入れるには自分の吐き出した空気を再度吸い込むのが一番なので『紙袋』を鼻、口にかぶせるといいのです。 この原因には『精神的な要因』が多くクローズアップされていますが、肺疾患や咽頭疾患など呼吸器の疾患も多く含まれており、タバコは呼吸器に与えるダメージが大きいため、原因としてもありうると思われます。ただし、タバコがどのようにして引き起こしているかは、あなた自身の呼吸器の状況によりますので呼吸器の専門医(呼吸器内科医)の診断を受けるベきでしょう。通常、明らかな基礎疾患がない場合で、ストレスの背景が明らかであれば精神的な要因を考えていきます。こうした場合は精神安定剤なども使われますが、大切なのは最初に基礎疾患の有無を厳密に判定することです。 >ほかの方法で息苦しさをとる方法があるでしょうか 息苦しさが起こっているということは、既に発作の状況ですので他には方法はないと考えるべきです。緊急処置としてしなければいけない方法なんですから。 また喫煙が契機とわかっているなら、喫煙を放棄するべきです。お金も全くかかりません。 専門ではないので経験者にとどめます
お礼
さっそくの回答ありがとうございました。お礼のポイント2名しか選べなく、お付けできないのをお詫び申し上げます。禁煙がストレスとなって引き起こしていることがわかり、対処方法も色々とわかってありがたく思います。
以下の参考URLサイトには関連質問の回答がありますが、参考になりますでしょうか? この中で#4で紹介したサイトも参考にして下さい。 ご参考まで。 お大事に。
お礼
さっそくの回答たいへんありがとうございました。参考URLすぐに行きました。以外と多くの方がこの症状で悩んでいらっしゃるのがわかり、また色々な対処療法がわかってたいへん心強く感じました。不安感が少しでも取れて大変ありがたかったです。
お礼
さっそくのたいへんわかりやすい回答ありがとうございました。かなり不安感がとれ、気持ちが楽になりました。 ドライヤーの灸、さっそくしてみます。これだけで救われた気がします。