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外貨証拠金取引と外貨預金の金利について。
外貨証拠金取引の金利は正確には金利差調整分(スワップ)だということは知っているのですが、銀行などでやっている外貨預金の金利も仕組みは同じなのですか? また、スワップを友人にわかりやすく説明してほしいと頼まれたのですが、素人にもわかる説明の仕方を教えてください。
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考え方は次のとおりです(手数料はないものとします)。 --あくまで、考え方です。実際のオペレーション(操作)は、種々のやり方があり、外為証拠金取引業者(以下「業者」と言う)はそれらを組み合わせてやっています。しかし、それは我々には関係のないことで、正当なスワップポイントの受け払いが行われていれば、業者が何をしていようと知ったことではありません。-- あなたが、為替レート100円で、1万ドルを買うとします。 業者はあなたに100万円を貸し付け、その資金であなたのために1万ドルを購入します。 つまり、あなたには、100万円の借金と1万ドルの預金ができたことになります。 この100万円に対して日々利息を支払うと同時に、1万ドルの預金には利息(外貨でついてくるが、業者が円転する)がついてきます。この差額がスワップポイントになります。 ところで、やがて、為替が90円になったとき、あなたがポジションを手仕舞うと、つまり、保有している1万ドルを売却しますと、あなたには90万円が入ってきます。そして、その資金で借り入れしていた100万円を返すのですが、10万円足りません。10万円は業者に委託していた証拠金から引かれることになります。証拠金は、そのためにあるのです。 なお、外貨預金とスワップポイントの違いは、外貨預金では、元の資金を自分で出しますが、スワップポイントでは元の資金を業者から借りるところにあります。スワップポイントのキーは売るほうの通貨を業者から借りているところです。要は、外貨預金では支払利息はありませんが、スワップポイントでは、売るほうの通貨に対して借り入れ利息を支払っているということです。従って、ドル売り/円買いという取引をすれば、ドルの方が円より金利が高いので、スワップポイントはあなたの支払いになります。
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補足です。 外貨預金金利≒短期金利-銀行の利鞘 と書きましたが、厳密には定期預金で、その期間の市場金利と考えて良いでしょう。 銀行預金金利でも、3年定期になると、もはや短期金利とは呼べなくなります。
仕組みは全く異なります。 外貨証拠金取引のスワップ利回り≒(買った通貨の短期金利-売った通貨の短期金利-FX会社の儲け)xレバレッジ 外貨預金金利≒短期金利-銀行の利鞘 スワップポイント利回りはレバレッジ1倍で、売った通貨の金利が上昇した場合は、「外貨証拠金取引のスワップ利回り<外貨預金金利」になる事も十分考えられます。 例として、日本の短期金利を0%、アメリカ3.5%と仮定し、会社の利鞘を考えなければ、円を売って、ドルを買うと(レバレッジ1倍)・・・ スワップポイント利回り=(3.5%-0)x1=3.5% 外貨預金金利=3.5% もしも日本の金利が4%に上昇したら・・・ スワップポイント利回り=(3.5%-4%)x1=-0.5%(SP支払い) 外貨預金金利=3.5%(金利受取) この点に注意して下さい。