#6さんの回答にもありますが、私もお恥ずかしながら知的障害者はどうしても避けてしまいます。ただこれには明確な理由がありまして・・・。
私は小学生のときに引越し&転校したのですが、その引越し先でいきなり中学生に後ろから殴られました。こちらは身長130センチ、相手は170センチくらいだったと思います。(中学生としてはかなり大柄)
ボーゼンとする私に、一緒にいた友達は「あー、あいつ○○(名前)だよ。中学の特殊学級の子でさ、いつもああなんだよ」と、よくあることだと言いました。
たったこれだけのことで世間の知的障害者全員を避けるのは、一度空き巣にあった人間が家の前を通る人をすべて泥棒だと疑ってかかっているようなものなので、なるべく避けないように、話しかけてきたら応じるようにしています。しかし、やっぱり無意識に避けているときがあります。情けない・・・。
もう一つは自分が差別された経験。
最近、A社とB社が合併しました。
会社の規模と業界内のシェア率から言って、B社が吸収されたような形です。そこで私はB社出身です。
仕事の方式などは多数派のA社方式を採用していますので、B社出身者はどんなベテランでも合併の瞬間から新入社員に戻ったようなものです。
ですが基本的な能力(計算力や発表技術やパソコンスキル)は会社独特の方式とは関係ないので、B社出身だからといって劣っていることはないはずです。
先日、たまたま私がパソコンが得意だということが、A社出身者の多い部署で知られました(私自身、自分の能力は普通だと思っていました。ですが、A社の人は99%が新卒採用のため、自社の業務に関係のないソフトや機能は使ったことがないどころか存在すら知らないのです。かたや私は転職経験が豊富なので、いきなり知らないソフトを使いこなせと言われることも日常茶飯事、否応なしに鍛えられたというわけです)。
そこで偉い人たち(A社出身)の反応は・・・
「B社出身なのに凄いね。A社出身の社員でもなかなかここまで使いこなせる人はいないよ」
どうしてただ単に「凄いね」にできないのか・・・。
あまり褒められた気がしませんでした。
他にも、間違った書類が回ってくると無条件にB社出身者のものだと思われたり(それで実はA社出身者のものだと「へー、どうして間違えたんだろうね。不思議」という反応)、
転勤でやってきた人たちの中に、人間的にどうよ?と思う人(会社ってきちんと試験を通して人を入れているはずなのに、なぜか変な人っているんですよね)がいると「きっとB社出身だよ」と必ず言われます。
私は転職経験から、会社の規模=社員のレベル ではないことを知っていますが(初めての就職が世間で言う一流企業でしたが、中の人間は新社会人から見ても中流だった)、転職経験のない人たちにとっては(どちらの出身者も)、A社出身者は偉くて凄くて間違えない、それに対してB社出身者は・・・という感覚のようです。
それでも全社をあげて「差別をなくそう(部落差別なども含めての話)」「自分と異なる考え方も認める力を養おう」とかいう社員教育をしています。しかもみんな頷きながら「差別はだめだよね」みたいな顔で聞いていて・・・。身近な差別って気づかないものですね。
お礼
なるほど。そういう差別もあるのですね。 ありがとうございました。