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「七子と七生」途中見逃してしまいました

昨日のNKHのドラマ「七子と七生・姉と弟になれる日」を見ていたのですが、途中席を立って見逃した部分があります。 七生が学校でとんでもない自己PRをしたことで七子が学校に呼ばれ、そのことで七生と口論になり、「はきけがする!」と言ったところまでは見たのですが、その後二人はすっかり仲良さそうに、ケーキをまずいまずいと食べていました。 どういういきさつで二人は仲良くなったのでしょう? どなたか、簡単に教えてください。

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回答No.1

病院の屋上 車椅子に乗った母と七子 「そうだったの…あの子学校でそんなことをね…」 「七生がもう話してるって思ってた」 「あの子は自分のことなんか話さないよ…ナナちゃんによくしてもらってるって、そればっかりだよ」 「よく言うよ…もう二人きりは限界…退院の日まだ決まんないの?」 「できのいい患者さんだからね、先生が離ししたくないって」 「それっておかしくない?…かあさん、ほんとに悪い病気じゃないよね?私に隠してないよね?」 「じゃあさぁ、アンタが先生に確かめてみたら?」 車椅子を押す手を離し、手すりの傍まで行き遠くを眺める七子 「七子…母さんちょっとだけアンタに辛い思いさせてるかもしれない。でもねぇ、あの子も一生懸命なんだよ。アンタとあたしの家族になりたくって…」 振り向く七子 「…家族?…かあさんは本気であの子が可愛いの?…わかんないよあたし」 車椅子から立ち上がり、七子の隣に立つ母 「あの子の腕にアザがあるのアンタ知ってる?」 「えっ?…知らないそんなの…あの母親がやったんじゃないの…人刺すくらいだし…」 七子の肩を抱く母 「何があったのか母さんもよく判らないんだけど、あの子いろんなもの見てきちゃってるの…オトナみたいにいろんな事判っちゃってるの…優しくしてあげてよ、アンタだけでも…ほらぁ、今日で18になったんだし」 「あっ…」 「自分の誕生日忘れた?」 車椅子の小物入れからプレゼントを取り出す母 「忘れてないけど…だって今年は…」 「ジャーン!はい、プレゼント…」 小さな箱を手渡す母 「かあさん」 笑顔の七子 「開けていい?」 「どうぞ」 受け取った箱を開けてみる七子。中はからっぽである 「包みだけ?」 「当然でしょう、母さんこんな調子で買い物なんかいけないもの…これはまぁ、目録ってとこかな。中身は来年一緒に」 「なんだぁ…」笑顔の七子 七子を抱きしめる母 「ありがとう…」つぶやく七子 留置所、面会室。弁護士と接見している七生の母 「山本さん…あなたがあの男を刺したのは、本当は息子さんのためだったんでしょう?あの男が七生くんに暴力を振るっていた…あなた、七生くんを庇って…」 「あたしはね、あの子の母親の資格なんかないんですよ!見りゃあ判るでしょう?あの子を勝手に産んでおいてかまってもやらなかった…邪魔にさえした…挙句の果てに、このざまですよ。七生だってあたしのことなんかもう母親だなんて思ってやしませんよ」 「どうして、そんなことを…」 「会いに来たくないって…あの子言ったんでしょう?」 小さな橋の上。七生が遠くの雲をを見つめている (結局七生とはそれから4日間も口をきかなかった…) 台所で手を洗っている七生。帰ってきた七子と顔を合わせると逃げるように去る 洗濯物をたたんでいる七生。自分の分だけ持ってサッサと部屋へ行く七子 青椒牛肉絲を作っている七子。調味料を取ろうとして落っことす 駆け寄り床を拭く七生。かたわらで七子がいじけ気味でつぶやく 「いいのよ、はっきり言って…不器用だと思っているんでしょう」 「…まぁ、ちょっと…」 料理が並べられた食卓。七生が出来上がった青椒牛肉絲に手を伸ばし食べる 見つめる七子 「思ったよりおいしいよ」 「うそばっかり…」食べてみる七子 「うっ…まずっ!」水を飲む七子 「辛過ぎないよ」 「いいの、そんな見え透いたお世辞は」 水を飲みながら食べる七生 夜、寝室。のどの渇きに起き上がる七子 「辛すぎた…」 台所。七生が何かしている。 七子がやって来たことに気付き慌てる。 「辛すぎたんでしょ、やっぱり…」 「何っ?」 「いいのよ正直に言えば」 戸棚からコップを取り水を汲む七子。手を後に回しあとずさる七生 「あんた何持ってんの?」 「なんでもない…」 「なんでもないって何?だいたい夜中にこんなとこで何してんの?」 「だからなんでもないって…ナナちゃんこそ何してんだよ」焦る七生 「水飲んでいるんだよ。見れば判るでしょ?」 「じゃ、じゃあ僕もう寝るから…」 「ちょっと待って」七生の腕を掴む七子 振り払おうとして床に落ちるケーキの箱 「何これ…駅前のケーキ屋さんのじゃない」 「返して!」 「信じらんない。どうして夜中にこんなものこそこそ食べるわけ。堂々と食べればいいじゃない!やっぱりあんたってヘン!」 「いいから返して!」 「そんなに必死に取り返さなくたって、誰も食べないわよ、こんな潰れたケーキ…」 箱をテーブルの上に置き、開ける七子 [ななちゃん おたんじょうびおめでとう]とデコレーションされたケーキが入っていた 「なんで…」 「おばさんに聞いたんだ…でも、もうたぶん腐っちゃってるから…返してよ」 「どうして腐らせたの?」 「4日間も机の下に置いてたから…」 「机の下?どうしてそんなところに…」 「だって…渡すタイミングがなくて…今度は捨てるタイミングもなくて…」 「あんた、そういうのこそ得意のはずじゃない…」 「でも、ナナちゃん嫌いでしょ?こういうの…」 視線を落とす七子 「ゴメン、捨てるから…」 「待って!…あたし、食べる」 「えっ!」 「これ、ちょっと遅くなっちゃったけど、せっかくのバースデーケーキだし…」微笑む七子 「だ、ダメだよ、絶対腐ってるってば…今の季節が一番食中毒になりやすいんだって、さっきニュースで言ってたよ。食べたらナナちゃん死んじゃうよ!」 「大丈夫よ…ほら、お皿出そう」 泣きそうな七生の頭を軽く撫でる 「ほんとに…ほんとにやめてよ…」 小さなバースデーケーキを半分に切りお皿にわける七子。 「大丈夫、ほらっ」心配そうな七生に微笑みかけながら食べ始める七子 「…!!んんっ!こりゃ大変な味…」顔をしかめる七子 「うわーだから言ってるじゃない、吐き出してよー」泣いている七生 「大丈夫、ジュースで飲み込んじゃう」 「やめて、やめて!」 「ああっもう、まずいっ!七生言っておくけどね、このお店普段でも美味しくないんだよ。今度買う時は別のとこで買ってよね」 「えっ!?そうなの?」 「もうっほーら、七生も食べよう、座って」 「大丈夫!…もし腐ってても生ジュースがお腹の中を消毒してくれる」 「そんなこと聞いたことないよ」 「(ジュースを一息飲み)あーーっこれでやっと私も18歳になれました」 「おめでとう…」 「ありがとう!さあっ食べて」 「うわっ!まずいよっ!ほんとにまずいっ!……えっ?」涙でグチャグチャな七生 ケーキを食べる七生を微笑みながら七子が見ている。 「すごいヘンな顔してるよ七生」 「その顔ねあたしにそっくりかもしんない」 「えっ?どうしてこんな顔が?ナナちゃんこそとってもおしゃべりだよ今夜は」 顔をしかめつつ食べ続ける二人… 約11分のシーンでした。誤字脱字はご容赦下さい。

jill0720
質問者

お礼

こんなに丁寧に書いてくださって感激です! 大変良くわかりました。 どうもありがとうございました。

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