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アスベクト

今、ニュースでよく拝見しますがアスベクトとはホンの少しでも吸い込んだらいけないのでしょうか?自宅にアスベクトが使われているのではないか?と、思います。築26年くらいです。また、蚊取り線香の綿もアスベクトと聞きました。子供が綿をちぎって遊んでしまいました。吸い込んでしまったと、とても不安です。また、自宅は新築するので壊す予定です。どうしたらよいのか、毎日、ある年数吸い込まなければ、解体の時くらいなら、体に害はないのか。新築に当たって、アスベクトが使われないのか?身近に、アスベクトを使っているかどうか、どうしたらわかるのでしょうか?

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  • info22
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回答No.2

アスベストは建築資材のあらゆるところに使われています。問題なのは、天然のアスベスト繊維でこれが空中に飛散し、呼吸とともに肺に吸い込むことです。家庭で使われているアスベスト製品(素材に1%以上含まれているものをいう)は1960年ころから急に増えはじめ1996年まで使われ続けました(青石綿、茶石綿)。その後も代替え品がないという理由で白石綿(比較的毒性が少ない、しかし肺には突き刺さり取れないため、肺がんを起こす。)だけは使い続けられて昨年10月に一部の用途を除き製造中止になりました。一部とは配管のバルブのシール材や原子力発電所ないの断熱材などです。 バブルの建設ラッシュの前から建築資材、断熱材、スレート瓦、天井のパネル、耐熱石膏ボード、モルタル強化混入材、車ブレーキ材料、クラッチ板、水道管などありとあらゆるところに使われ続けて着ました。先日の新聞に、省庁と官舎だけは、危険性を察知した官庁が、18年前に使用を中止する内部通達をしていたとの記事が出ていました。 一般国民や民間企業は、何も知らされず、建築資材や家庭暖房器具その他にアスベスト製品を使い続けさせられてきたわけです(行政とアスベスト関連業界の癒着の結果)。このため使用禁止される前に新築の個人住宅やアパートや学校やビルなどには大量に使われています。 ただ建材に封入されていることが多いため飛散しない形で使われていますので、建物を解体したり、アスベスト製品がぽろぽろと崩れてアスベスト繊維が露出状態になると大気中に飛散し人の肺に入ります。天然のアスベスト繊維は髪の毛の1/5000の太さで、先端が矢じりやかぎ状になっていて、肺の表面に突き刺さると取り除くことは不可能です。細い浮遊繊維は普通のマスクでは通過してしまい、工事用のキメの細かい特殊なマスクでしか吸い込みを防げません(もちろん使い捨てマスクです)。特に毒性の強いのが青石綿で毒性があり、繊維の先端が矢じりのように尖がっていて肺の肺胞などに突き刺さったら取れず癌を発生します。次に毒性の強いのが茶石綿です。これも毒性があり、先端が矢じりのように尖がっていて肺の肺胞などに突き刺さったら取れず癌を発生します。白石綿が毒性が弱いとはいえ、肺に突き刺さることには変わりなく、発癌性があります。 天然アスベスト使用による発癌性についてWHOが警告を出したのは1980年です。完全にアスベストの使用禁止するのは2008年の予定でそれまでに代替品を開発するように政府が業界に働きかけています。 民間住宅の解体には、行政(国や県)に届け出て許可を貰わないと解体出来なくなる法律を1年以内に作る予定となっているようで、アスベストの処理負担は個人の負担させるとのことです。アスベストの無害処理は1500℃以上の高温で溶融しガラス化する必要があるとのことで製鉄会社の溶鉱炉などで処理しないと無理なようです。 大学などの研究ではプラズマの高温で溶融させる研究も行われてはいますが、高額なお金のかかる大量処理向きではないようです。目下、アスベスト繊維が飛散しない状態で密封保存して、将来の処理技術の開発を待って処理する以外方法はないようです。 ヨーロッパでは、セラミック石綿が肺に突き刺さってとれず肺がんを引き起こしているとのことで社会問題化し禁止される方向にあるようです。 特にガラス繊維も細かい繊維状になると先端が鋭利に尖がった状態になり肺に突き刺さるそうです。カーボン繊維なども先端が鈎状になっていて肺に刺さって取れないということです。これらも灰色(将来発癌性などで問題が発生する恐れがある繊維といえますね。)人造アスベストのロックウールは先端が鋭利にとがっていないので肺に突き刺さらず安全だ(業界サイドや癒着していると思われる関係省庁の役所サイドの見解)とされていますが、ごみや埃を肺の中に吸って安全だとどうしていえるのか不思議でなりません。35年~50年後に癌になって被害をこうむるのは私たちや次世代の子供たちです。 行政は被害者が沢山出ないと動きません。 現在はアスベスト対策というのは、被害者認定の法律作成位で、被害の認定など立証が困難であることはいうまでもありません。アスベストを吸ってから、35年~50年後に発症するまでは、発症もせず、認定も受けられない状態で、もし中皮種が発症すると治療法もなく、5年生存率は8%前後ということです。 私も建築解体現場の横の道路を何度も手で口を押さえながら埃をよけて通った経験が幾度となくありますし、白石綿入りの豆炭アンカや蚊取り線香の白石綿マット(最近のグラスウールでありません)を何度となく触れて着ました。最近になって発癌性を言われても過去30年~50年にも遡って、アスベスト繊維を吸わない、使わないといったことはできませんね。これからのことはアスベストに対して被害を予防できますは、過去に遡って被害防止など無理です。ということで日本の誰もが明日や明後日の近い将来、いつアスベストによる肺がんが発症するかの爆弾を抱えている状態です。 ただし、個人住宅に使われている沢山の建築資材に使われているアスベストは建築資材中に閉じ込められている限り日常生活では飛散浮遊しませんので安全です。建物を巨大フォークや巨大ショベルでバリバリと解体するときに大量にアスベスト繊維が大気中に飛散し、建築廃材捨て場や運搬道路沿いにも大量のアスベスト繊維が飛散します。 建物は丁寧に手作業で建材を壊さないように、壊れる場合は飛散しないように密封しておくことで、アスベストの飛散を防止できるかと思います。 以下のURLやそのリンク先にアスベストの過去の使用状況や毒性、発癌性の情報が掲載されていますので参考にしてください。 http://www.jil.go.jp/kisya/kijun/20030404_03_ki/20030404_03_ki_houkoku_index.html#2-bu http://www2.kankyo.metro.tokyo.jp/kaizen/kisei/taiki/asbest/1.htm http://www.fukumi.co.jp/mm/add/mp_mesothelioma.htm 以下は過去のアスベストの質問です。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1521342 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?qid=1544669 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?qid=1546268

noname#135138
noname#135138
回答No.1

蚊取り線香の下地に引いてある物はグラスウールです。 建築関係でアスベストを使用する場合、断熱材として吹き付けますので、 まず木造の一般住宅では使用されていることは無いと思いますし、 鉄筋の場合でも立体駐車場のような構造で鉄筋がむき出しの所に 吹き付けてあります。  一般住宅ではまず使われていることは少なく、ほとんどが グラスウールだと思います。