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環境に優しいディーゼルエンジン?の未来
環境に厳しい欧州で、主流になる勢いのディーゼルエンジン車(コモンレール)の国内での普及は期待できないでしょうか? 又、ダンプ・トラックなどの大型車に同構造のエンジンは有るのでしょうか? 地球温暖化・酸性雨の事を考えると現実的で有効な選択肢ではないでしょうか? 皆さんのご意見お願い致します。
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おっしゃるとおり欧州の乗用車は新規登録の半数以上がディーゼルの国もあります。国産各社も欧州向けにディーゼルエンジン積んでいるモデルもあります。ホンダの欧州向けアコードに積んでいるエンジンは最大トルクが34キロを2000回転くらいで発するハイパワーです、これはインプレッサWRXに匹敵します。フォルクスワーゲンルポの1400CDIは20キロものトルクを1800回転で発生します、エンジンに詳しいひとはこのトルクがどれだけのパワーか解ると思います。欧州では北海原油に硫黄分が少なかったのが幸いして低硫黄軽油が早くから開発されていました。 日本では原料原油に硫黄分の多い中東産が多かったのと、悪法「自動車NOX規制法」のせいでディーゼルエンジンの進歩と低公害化が遅れていました、 しかしガソリンエンジンより熱効率がいいことは周知の事実であり、コモンレール燃焼室や超高圧インジェクタの開発で高性能化が加速し、リッター100馬力のディーゼルの登場も秒読みの段階になってきました。 こういった欧州の事情とは別世界のように日本のディーゼルに対するイメージは悪く、汚い、遅い、貧乏くさい、というイメージが付きまといます。 ガソリン車に対して50パーセント近く燃料代を節約できるにもかかわらず、ガソリン車対比10パーセントほどの車両価格を「高い」と言います。ハイブリッドガソリン車で燃料代を20パーセント節約できても車両価格が100万も高くなるのですからどちらが現実的な選択かは火を見るより明らかです。 固定観念の転換が必要です、日本メーカーも高性能ディーゼルをハイブリッド化するなどして嘘みたいな経済車作って技術立国日本の意地を見せて欲しいものです。現在の日本の新型ディーゼルで欧州レベルに達しているのはホンダの2,2リットルだけだと思います。 メルセデスの商用バン用の2,4リットルエンジンはいすゞや日野の2トントラックエンジン(4リットル)とほぼ同じスペックです、排気量はほとんど半分なんですよ!!! がんばれ日本!!
補足
すばらしいお返事有り難うございます。 大変分かりやすく、勉強になりました。 やっぱ、がんばれ日本!!ですよね。 ちなみに、低硫黄軽油が流通するだけで現状トラックの排ガスに変化は有るのでしょうか? 又、コモンレールディーゼルエンジンの大型車は実用化されていないのでしょうか? まあ、両方が普及するのがベストですよね。 怪しい排ガス浄化装置を普及させるより、こちらの方がよっぽど効果がある様な気がします。 どうでしょうか? 石原さん なんてね。