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ソニーのハイビジョンハンディーカム HDR-HC1について
これから、デジタルビデオカメラを購入しようと考えています。最近テレビでもCMが流れていますが、7月7日発売になるソニーのハイビジョンハンディーカム HDR-HC1について教えて下さい。“ハイビジョン”というからには、やはり他の機種よりも画質が相当にいいんでしょうか?ホームページの商品情報では、いわゆる3CCDではなく“CMOS”とありますが、これは3CCDよりも優れているのでしょうか?ソニーには、HDR-FX1というハイビジョンカメラがありますが、HDR-HC1はその小型廉価版ということでいいんでしょうか?。発売前でよく分からないこともあるかと思いますが、よろしくお願いします。
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Q/やはり他の機種よりも画質が相当にいいんでしょうか? A/画質が良いかどうかは見る人や機種によって違います。ハイビジョンの特徴はその解像度です。1920×1080ドット(約207万画素)というすさまじい解像度が大画面のハイビジョンテレビで見たときに迫力ある映像を映し出すのです。SDビデオカメラが、720×480ドット(約34万画素)ですから6倍解像度が向上します。 ちなみに、画質は単位ドット辺りのノイズや画像再現性の正確さになりますので、ハイビジョンだから画質がよいとは言えません。 Q/ホームページの商品情報では、いわゆる3CCDではなく“CMOS”とありますが、これは3CCDよりも優れているのでしょうか? A/CMOSセンサーはデジタルカメラのEOSなどでも使われていますが、小型化薄型化が容易なセンサーとして使われるものです。CCDに比べると被写界深度が低いという欠点がもともとあり、立体像を撮すのはCCDに比べると苦手ですが、技術の発達によりその欠点もかなり改善され、最近の製品では高画素な製品や廉価モデルに使われるようになりました。また、省エネな製品が多いのも特徴です。 解像度と画質は、それなりの高さを維持しつつ低コストと小型化を達成する場合には向く製品です。 3CCDについては、ハイエンドビデオカメラでおなじみ、元々フルカラー画像はRGBの3光源を1ドットで再現してこそ真のフルカラーになるという考えのもとでできたのがこれです。(実際には人間の視覚は赤を強く識別する傾向があるが・・・) 3CCDでは、純粋にその光源をプリズムで3色に分散しそれぞれの光に対応したCCDで電気信号の強さに変えるのです。これを画像処理回路で合成することでより美しい映像を再現します。これは解像感の高さとコントラストの高さを両立できるという特徴があります。 画質を重視する場合には向きます。また、小型化、低価格化には向かない場合が多いです。 Q/HDR-FX1というハイビジョンカメラがありますが、HDR-HC1はその小型廉価版ということでいいんでしょうか? A/その通りです。FX1のマニュアル機能などを削減し、低価格化した製品と言えるでしょう。 ちなみに、パソコンで編集をすることを考えている場合は、ハイビジョンの編集には、かなりのパソコンのスペックが必要となり、最新の製品でもかなり作業は重いものとなりますので注意が必要です。
お礼
さっそく大変詳しいご回答を頂き、ありがとうございました。CMOSセンサーについても、そういった特徴があるとは知りませんでしたので、大変参考になりました。本当はFX1がいいんですが、何しろ値段が高いですしサイズ的にも実用性が犠牲になってしまいますから、やはり今度のHC1には期待しています。