自由には責任が伴います。
茶髪には茶髪の、黒髪には黒髪のリスクがあるわけで、
それをきちんと理解して覚悟の上で茶髪にするならともかく、
自由ばかりを主張して、
「何で茶髪だと不真面目だと決め付けるんだ!」
と言うのは身勝手です。
私は高校の時は黒髪でしたが、大学生になった今は茶髪です。
私の通っていた高校は他と比べるとかなり自由な学校で、
夏服が自由服だったり、校則が無かったりしました。
頭髪に関しても、先生達は一応指導するという感じで、
勉強をきちんとするなら少々遊ぶのは大いに結構という感じでした。
ただ、自由な分、自分の行動の結果に責任を持つ事については
かなり口うるさく指導されていました。
常識ある「大人」として行動するよう指導されていたのだと思います。
「非常識な格好をするのなら夏の自由服は取りやめにする。」
とよく言われました。
それはつまり、「大人」として行動出来ないのなら自由は与えられない
という意味だったのだと思います。
生徒の行動や服装を見て、外部の人間はその学校のことを判断するわけで、
「もし悪い印象を持たれたらその責任を取れるのか?」
と生徒に聞いてやればいいと思います。
生徒には学校という団体に所属する以上、団体の一員としての責任があるのです。
生徒が「自分はこうやって責任をとる。」という納得のいく説明を
ちゃんと出来るのであれば、自由にさせてやってよいと思います。
「子供を扱うのに困った時は、子供を大人として扱え。」
という言葉を聞いたことがあります。
未成年とは言え、高校生が子供かどうかは疑問ですが、
これから大学に行ったり、社会に出たりして、
今までよりも自由な世界に出て大人として扱われた時に、
自分の責任も果たせない駄目な大人にならないように、
高校生である今のうちから一社会人としての責任感を養うべきだと思います。
ちなみに私の場合、高校生の時は黒髪だったわけですが、
黒髪なために生真面目な子だと思われることによるメリットもデメリットも
自分なりに理解したうえでの黒髪であって、
決して先生に叱られない為ではありませんでした。
大学生になった今、茶髪なのは、ファッションとしてですが、
茶髪なために不真面目に見られる事のないよう、
服装や行動にも気を使っていますし、学業も怠ってはいないつもりです。