odaibakkoさん こんばんは
大相撲の世界では、親方と言って弟子を育てる為には、それなりの権利を得ないと出来ない事になっています。その権利の事を「年寄株」と言います。
「年寄株」は108株あり、つまり通常は108人までの親方が存在できると言う事です。ただし実際の親方は108人おらず、1人の部屋持ち親方が数個の「年寄株」を持っている場合があります。例えば先日亡くなられた故二子山親方の場合は、「二子山」以外に「山響」「音羽山」(現在は元大関の貴ノ浪が継承しています)を持っていました。部屋持ち親方が数個の「年寄株」を持っているのは、部屋の力士が引退した後相撲協会残り、自分の部屋の部屋付き親方として後輩の指導をしてもらいたいため(ある意味、引退後の再就職のため)です。
叉現役時代の功績を認められて「一代年寄」を贈られて、「年寄株」を持って無くても親方を出来る資格を得ている人もいます。最近定年になった大鵬親方・北の湖親方(時事長)・貴乃花親方です。
それ以外に準年寄といって、年寄株取得資格をもって引退しても引退時点で「年寄株」を取得出来ず、それでも親方として相撲協会に残りたい人のために新設された制度があります。これは1年間は特例で現役四股名名で親方が出来、その1年間に「年寄株」を取得しなさいと言う制度です。したがって親方の定数が「年寄株」の108であっても、実際は108名の親方数(一代年寄や準年寄を含めて)では有りません。
ちなみに「年寄株」を取得するためには、十両通算20場所以上か幕内経験1場所以上の経験が必要になります。
お礼
こんにちは、ミストです。 うーん、怪しいしきたりですね。 売買しても取っ払いで税金なんて払ってないんでしょうね。 こういう悪習は改めるべきでしょうね。 回答ありがとうございました。