頻繁に服用することによって効かなくなるというよりも、中途半端な服用をすることによって耐性菌を作り出してしまうのも怖いのですヨ。
抗生物質は一定濃度以上が血液中に溶けた状態になって初めて効果を示すのですが(内服の場合)、決められた服用間隔で決められた量を飲まなければ、血液中の濃度を保つことができなくなるのです。
そうすると効果はなくなり、菌は耐性を身につける機会を与えられると思ってください(実際には突然変異率や様々な要因があるのですけどネ)。
勿論、様々な抗生物質の洗礼を受けても生き残れた変異菌は耐性菌となりますので、頻繁に服用することも一般論としてはよくないことです。
MRSAやVREなどが有名ですが、他の多くの菌類が色々な抗生物質に対しての耐性をもってしまっているのは抗生物質の多用と中途半端な服用が原因なのですネ。
断続的に抗生物質を飲みつづけると‥耐性菌の問題もありますが、お子様の体内の菌(大腸菌など)のバランスが崩れてしまうという危険性がありますネ。
菌というのはある程度のバランスを保って住んでいると、他の菌が飛び込んできても排除しようとするのです。O-157なんかが文明国病といわれるのがそれで、衛生状態が悪く、多くの菌が住んでいる状態では繁殖できないのですネ。でも、例えば、腸の中の菌が抗生物質によって少なくなってしまったところに外部から菌が入り込んでくると、どんどんと繁殖してしまって病気を引き起こしたりするのです。
こういうことが怖いですネ。
抗生物質というのは慎重に使わなければならないものなのですヨ。
主治医は必要があると判断して投薬されているのでしょう。けれども、kaobuさんが気になるのであれば、この薬はどういう理由で出されたのですか?ということを聞かれるのがいいでしょう。きちんと説明されるはずですから。
以上kawakawaでした
お礼
ありがとうございます。 血液中の濃度のことまで考えたこともありませんでした。 主治医の先生に処方された薬を、間をあけずに飲ませるようにします。