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男の着物の呼称について
なぜ男の着物は小紋とか訪問着、付けさげとかと言わないのですか?最近の男は柄着物を着ないので分類に及ばなかったのですか?
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スイマセン。書き忘れです。 実際に、見た事がないのですが、もし、男性用に、 例えば、裾、もしくは肩裾、全体に、鯉とか竜とか景色などの染めの着物があれば、 単に「絵羽の着物」という表現で良いと思います。
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こんばんわ。また会いましたね(^^) お着物を着始めた方なんでしょうか? まったく#1さんのご回答通りだと思います。 演歌歌手などのステージ衣装くらいしか染めの絵羽着物は見かけませんね。 しかし女性の訪問着や付下げに相当する男性の着物がないわけではありません。 その殆どはオーダー(和服の場合お誂えと言います)ですね。 出来合いの反物で絵羽の物はまずないでしょう。 最近は七五三の五歳児の着物に絵羽の物が多く見られます。 成人式の着物にも少しありますね。 そのように特別な時に、あるいは特別な方が着る例外的な物です。 私の好みの話で恐縮ですがあまり恰好いいとは思いません。 大人の男性ならきりりとした味のある織りの着物でキメて頂きたいですね。 一方小紋は少数ですがたしかにあります。 しかし男性用として作られた物ではなく女性用で男性が流用できる物を仕立てる事が多いです。 小紋の着物を着る男性は着物巧者で和の職業(たとえば落語家や歌舞伎役者さん)をしている方とか、一般の方ならかなり上級者ですね。 どうしてもあそび人風とか芸人風の雰囲気が強調されますので個性と着る場所を考慮する必要があります。 でも江戸小紋くらいならどんどん男性にも楽しんでもらいたいなと思います。 ところで着物の格付けですが女性のように男性は着物そのもので格付けするというわけではありません。 ゆえに訪問着、付下げなどの分類もないのだと思います。 着物に帯の着流しスタイルは部屋着やちょっとそこまでの外出着でもっともラフなスタイル。 少し改まったお出かけなら羽織を着ます。 もっと改まると袴をつけます。 そして第一礼装は黒紋付き袴です。 大雑把ですが男性はこのくらいのランクしかありません。 その間は素材によって着分ける事になります。
お礼
昨日もみごとな回答ありがとうございました。私はちょっと着物に興味を持ち始めた人間なんですが男ゆえなかなかと言うのがあってまた目にすることあれば宜しくお願いします。
こんにちは。 >小紋とか訪問着、付けさげとかと言わないのですか? それらは、全て染めの着物ですよね。演歌歌手や特別な趣味のかたを除いて、男性は染めの着物は一般的に着ないから、確かに分類がないのかもしれません。 男性が着る柄物は、お召しにしろ、紬にしろ、先染めで織りで柄を出す織りの着物がほとんどですよね。 男性の場合、女性と美しさを競うのではなく、無地で女性を引き立てる役、もしくは、抑制された美しさ(黒のタキシードのように)が良しとされていると思います。 訪問着は、語源が英語のビジッティングドレスを訳したもの(それと同格という位置づけの着物)なので、男性用の着物に使うのはおかしいと思います。 同様に、付け下げは、訪問着の簡易なものという位置づけなので、男性には当てはまらないと思います。 小紋は、小紋といっても差し支えないように思います。 着物は、形が決まってます。違っていてもせいぜいが、袖の長さ裄の長さといった程度です。 その代わりに、布地に凝るのです、。染め織りの技術が発達したのも頷けます。 男性の着物は、その点やや寂しいともいえますね。 形は決まっている、柄には制限がある。
お礼
絵羽の着物ですか、きめ細かい説明ありがとうございます。