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ネガの所有権について
こんばんは。 ささいなことですが、教えていただけますでしょうか。 去年全国チェーンの写真館で子供の写真を撮りました。 撮影から1年たてばネガフィルムを返してくれるとのことでしたので、先日返してもらいました。 一昨年も、違う写真館で同じように写真を撮ったのを思い出して、 ネガを返してもらえるのか電話で聞いたところ、 「ネガの所有権はウチにありますので、お返しはできません!」との返答でした。 高い撮影料、現像料を払っているのに、ネガの所有権は店側にあるのでしょうか?
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私のいつも行っていた個人経営の写真館は写真と一緒にネガをくれましたよ。 でも最近は事情がかわったのかもしれませんね。 写真撮影をする時にはどんな権利が絡んでいるのかということで、大別すると・・ (1)写真の所有権 (2)ネガの所有権 (3)著作権(写真の著作物) (4)著作人格権(写真の著作物) という権利が絡んでいます。 普通、質問者さんが写真館でお金を出して撮影してその引き換えにもらうのは(1)の写真の所有権のみです。 (4)の著作人格権(写真の著作物)とはカメラマンの意に添わない写真の使い方等に文句をいえる権利(厳密には違います、ここでは解り易く端折っています)のことです。 (3)の写真の著作物の著作権というのは、例えば、その写真を焼き増ししたり(著21条)、その写真をスライドで、上映したり(著22条)、その写真をインターネットにUPしたり(著23条)、公表前のその写真を展示したり(著26条)、その写真を誰かにあげたり(著26条の2)、その写真を誰かに貸したり(著26条の3)などなどの権利をいいます。 上記(1)~(4)のなかで、質問者さんが譲ってもらう事が出来るのは(1)~(3)のみです、(4)は譲ってもらう事が出来ません。 ですが、普通、質問者さんが写真館でお金を出して撮影してその引き換えにもらうのは(1)の写真の所有権のみです。 (2)のネガの所有権(3)写真の著作物の著作権を譲ってもらうには、写真と撮る前にそれらの権利も譲ってもらえるかどうかきちんと確認しなくてはいけません。 質問者さんにはちょっと難しいかも知れませんが、もし、ネガの所有権も写真と共に譲ってもらう時には、その写真の著作物の著作権も一緒に譲ってもらっていることを確認するとよりベターです。(確認しなくとも問題の生じない場合の方が多いかもしれませんが・・)
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- nemutyaino
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写真館で撮る写真というのは、 いわゆる「芸術作品」と同じなのです。 プロのカメラマンがとる作品。なのですね。 だから 「はい、このボールペンの先を見てくださ~い」 「ちょっと足のつま先広げてみましょうか」 「ズボンのシワ、のばしますね」 など、いろいろ注文をつけるわけです。 ネガを渡すのは、あくまで店のサービスです。
お礼
ご回答いただき有難うございました。 確かに撮影自体大変ですよね。そう考えればやはり店のものですね。納得です。
こんにちは。 著作権は撮影者にあるので、渡すも渡さないも写真館の自由です。 写真業界もデジカメの出現で戦国時代ですから、1年経過後はお渡しします・・・これは純粋なサービスといえるでしょう。 どうしても欲しければ、交渉次第・・・適価をつけて買い取るという方法になると思います。
お礼
早速ご回答いただき、有難うございました。 なるほど、店の言い分は正しいわけですね。ネガを返してくれる店とそうでない店、この差は大きいような・・・。
お礼
大変詳しくご説明いただき、有難うございました。 書いていただいたことについては、店側から最初にきちっと説明がなされるべきですよね、本来は・・・。 ほとんどの写真屋さんは、料金の説明しかしないというのが現状です。 後から、実はこうなっています、ああなっています、と言うんですよね。