ガソリン(または軽油)が燃えます。すると、ぎゅっと閉じ込められていた化学エネルギーが解放され、熱エネルギーになります。すごい体積に膨張します。で、膨張する力をエンジンという複雑な仕組みによって回転する運動エネルギーに変えます。で、その回転エネルギーを車輪に伝えるのです。
以上、エネルギーから見た回答
エンジンから出た動力(回転力)は、しかし内燃機関の性で、ずぅ~っとまわり続けていなければなりません。しかしクルマは止まるって瞬間があります。そこで…
・MT車の場合…
クラッチを介します。クラッチって、要は二枚(バイクならそれ以上)の円盤です。一枚はエンジンに直結し、常に回転している。一方はタイヤに剛結されています。ペダルを踏むとその二枚は離れます。だから、クルマが止まる時、クラッチを踏むとエンジンだけ回り、クルマは止まります。両者は完全に切り離されるのです。ペダルを離すと両者が圧着され、エンジンと車輪が一体となり、エンジンが動く限り、車輪も動くのです。
・AT(無断変則除く)車の場合…
エンジンとクルマの間にトルクコンバーターがあります。これは、二枚の扇風機を並べたようなもの。で、エンジン側の扇風機がぐゎ~っとまわるとクルマ側の扇風機も回る。だからエンジンが回る動力がクルマ側に伝わる。でも、二枚の扇風機なので、クルマ側を無理に押さえつけたらエンジン側が勝手にまわり続けるだけ。なので、AT車はブレーキ踏み続けてもエンジンは止まらないのです。
以上、動力伝達から見た回答
いかがでしょう?