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左足第3~5指が曲がりません。
昨年10月、車の運転中に後ろから追突される交通事故に遭い、事故日から3日後に左足の第3・4・5指が曲がらないのに気付き、1週間後に左足の跛行が始まりました。 整形外科でのレントゲン・MRI(頚椎・腰椎)の結果は異常なしだったので、接骨院に通院し治療を続けていましたが、指の麻痺と跛行は治らず、今年の2月中旬頃から 股関節に痛みがでるようになりました。3月中旬に別の整形外科で股関節のレントゲンを撮ったら、臼蓋形成不全と正常な人の中間くらいの状態で、何十年後に股関節の変形の恐れがあると診断されました。それと同時に左足(足首から下)のレントゲン・MRI・筋電図検査もしたところ、 レントゲン・MRIに異常はみられず、筋電図検査で内くるぶし付近の数cmの神経に傷がついているとの診断でした。 先生からは「事故が原因とは考えられないが、何が原因なのかはわからない」と言われ、大学病院を紹介され4月上旬に神経内科にかかり、神経全般の検査と神経伝導速度検査をしたところ、異常はみられず3月の筋電図検査の時より数値はよくなっているとのことでした。しかし大学病院の整形外科の先生からも、「正直言って原因・診断名はわからない。今の医学では解明できないことがあなたの体に 起こっている。足根菅の神経がどんなに傷ついてるとしても、指が曲がらないなんてことは有り得ない。経過をみていくしかない」と言われてしまいました。現在も症状は変わらず、接骨院に通っていますが、整形外科に匙を投げられてしまった今、今後は鍼や整体など、いわゆる「東洋医学」に頼るしかないのでしょうか?
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- inakanoisya
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PATRICK test(FABERE test)がはっきりと陽性のようですから、まず股関節もしくは股関節周囲の病変があることは間違いないと思います。外傷後の股関節炎や股関節周囲の筋付着部炎(多いのは大腿直筋の付着部=下前腸骨棘の部分で大腿骨頭のすぐ上に位置します)などです。 SLR(ラセーグ徴候とほぼ同じと考えて良いでしょう:椎間板ヘルニアなどで腰の第4、第5の神経根や第1仙骨神経根などに圧迫が加わった椎間板ヘルニアや先に述べました‘梨状筋症候群’などで陽性になります)が陰性でブラガードテストまで陰性だとしますと椎間板ヘルニアや梨状筋症候群は考えにくくなります。 筋力低下のパターンからみますと、神経根レベルの障害ではなく「坐骨神経」のどこかでの麻痺と考えるのが妥当かと思います。つまり骨盤内も含め「腰神経叢」などより末梢で脛骨神経と総腓骨神経の分岐部よりは中枢側の間に何らかの原因があると想像されます。 知覚神経麻痺が軽度(無い?)でしびれなどの範囲も狭く、こちらからは病変部位を推定することは困難です。 私の勝手な考えですが、股関節部の痛みと膝より下の麻痺はやはり別に考えた方が良いように思います。なれた整形外科医なら股関節の関節穿刺は極めて容易な技術ですし、もし自信が無ければレントゲン透視のもとで関節穿刺してみれば良いと思われます。これで関節液が無かったり局所麻酔薬を関節内に少量注入しても変化無ければ前下腸骨棘部にやはり局所麻酔薬を注入してみることも価値があります(もしここが痛みの原因なら、針が病変部に届いた段階で少し強い痛みがありますし、局所麻酔剤の注入時にも少し強く痛むかもしれません)。 こうして股関節部の痛みをある程度解決してからもう一度膝より下の運動麻痺を見直してみるのが良いでしょう。そうすることで明確に麻痺の状況が明らかになるのではと思います。 単に神経伝導速度を測って数字が少し下がっているとか、レントゲンで少し股関節が臼蓋形成不全ぎみだとかといっているだけの神経内科医や整形外科医ではなく、接骨院の先生のように患者さんの訴えにきちんと質問もしながら耳をかし、様々な病状の可能性を考えながら身体所見をみてくれる整形外科医を探してみて下さい。 きっと解決すると思います。
- inakanoisya
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初めにアドバイスが長文になることをおことわりしておきます。といいますのもこうしたサイトでのやりとりでは十分に状況が判断しきれませんので関係ないかもしれないことについてもふれざるを得ないからです。 股関節が痛くなるとのことですが、これは前の方でしょうか、あるいは後ろの方でしょうか。もし体の前の方でしたら直接的には今回の足の力が入りにくいこととはおそらく関係ないかと想像します。そして仰向けにねて左足を‘あぐら’する時のように膝を強く曲げて足首を右の太股の上にのせて膝を外側に倒す動作(FABERE test:ファベーレテスト)をして股関節部の痛みが強くでるなら、股関節炎や股関節周囲炎の状態が考えられます。このテストは整形外科医は行ったのでしょうか。行ってないなら自分でもできますので一度やってみてください。強い痛みが誘発されるならそのことをもう一度整形外科医に告げましょう。股関節部の痛みについての解決の糸口になるかもしれませんから。もし股関節の痛みが後ろなら、‘梨状筋症候群’(また後で触れます)などもあたまにおいて考えなければなりません。レントゲン上のわずかな臼蓋形成不全のようなものだけでは股関節自体の痛みかどうかの判断にはなりません。 あなたの力が入りにくいのは足の指(趾)の曲げる力だけなのでしょうか。「バレリーナのように、左足だけでつま先立ちをする力が入らないので、かかとを蹴り上げて歩くことができず、びっこを挽くような歩き方になってしまう」というところからみますと、ふくらはぎの筋肉のかなりの部分(腓腹筋など足首:足関節をしたにけるような力をだす筋肉)が同時に少し麻痺している可能性が高いと思われます。ついでに足首をそらしたり母趾をそらす力(前脛骨筋や長母趾伸筋)は正常なのでしょうか?これが少しおちているなら坐骨神経から脛骨神経にかけての膝の高さよりもっと腰に近い部分での神経障害が考えられます。 補足要求の質問で「足趾を曲げる(屈曲)させるために働く筋肉はふくらはぎのかなり深い部分に存在しており、少なくとも足首より足先には関係ありません」とかいてしまいましたが、これには少し誤りがあります。最も強い力を出す筋でそれぞれの指の先端の骨(末節骨)につく、長母趾屈筋と長趾屈筋についてこう述べたもので、足首より先にも短母趾屈筋や短趾屈筋といった筋肉が存在します。これらはいずれも大元では坐骨神経→脛骨神経から支配されて動きます。足首や指をそらす筋肉は膝の後ろの少し上の部分で坐骨神経から脛骨神経と二股に分かれてでる総腓骨神経によって支配されています。 しびれがでるとのことですが、足先(指の先端部分という意味でしょうか?)以外には手の指でさわったりすこしとがったもので皮膚を刺激してみて感覚の鈍いところは無いのでしょうか。そしてしびれや感覚の鈍い部分があればそれは下肢(足)のどの部分なのでしょうか。こうした知覚障害が明らかでなく指先のしびれだけなら、これからは麻痺の原因となる部位を推定することは困難です。 補足の中で「第3~5趾は最初の頃より少し動くようになっています」とのことですが、これは神経の回復過程を示していると考えて良いかっもしれません。末梢神経は大きく分けて‘知覚神経’と‘運動神経に分けられます。運動神経は知覚神経よりその繊維の太さが太く、圧迫が加わると知覚神経よりも早く麻痺を起こします。 推察にしか過ぎませんが、そしてあなたの症状が典型的とは言えませんが、「梨状筋症候群」が一番考え易いようです。これは股関節の後ろで坐骨神経が‘梨状筋’により圧迫を受け易い状況にあり(解剖学的に平均的な人と少し神経と筋肉の関係がちがっていて)、それにスポーツのやりすぎなどの様々な要因が働いて症状を引き起こすものです。中には坐骨神経が一度二股に分かれていて、梨状筋の部を通過してからまた一本になるなどの場合もあります。梨状筋症候群につきましてはgoo検索で検索すると幾つか図示してあるのがすぐに出てきますので参考にして下さい。 できれば、力が落ちている(筋力低下のある)筋肉がどれとどれで、どの程度の落ち方をしているかがわかり、感覚の障害がどんな範囲でどんなふうにあるか(しびれ、筆などでさわった感じがにぶい、とがったものでつついた際の痛みが感じにくいなど)がわかり、‘股関節の痛み’の部位と痛みの性質などについてより詳しくわかればもう少し考えられる病状を絞り込めるかと考えます。 これだけはっきりとした内容の症状がありますので必ずはっきりとした原因が突き止められると思われます。どうかあきらめないでもう少しご自身の症状の内容と経過を整理してメモされてから、今までと違った系列の整形外科で診ていただくことをお勧めします。 早くすっきりすると良いですね。
補足
度々ご回答ありがとうございます。 股関節の痛みは前の方で、鼠径部に圧痛と疼痛があります。足首や指に力を入れて曲げようとすると、股関節の痛みが伴います。 接骨院での診断は、PATRICK testが陽性(股関節部の痛みが強くでます)、K-BONNET testは下腿の内旋ができない為不能、ブラガードサインは陰性、SLRも陰性とのことでした。力が入りにくいのは第3~5趾の曲げる力だけでなく、第1・2趾、足首を屈曲・伸展させる力も右足に比べると弱いです。MMTテストでは左足関節の背屈3~4・長母指伸筋3~4・長指伸筋の第2趾が4・第3趾が3・第4趾が2・第5趾が2で、長母指屈筋が3・長指屈筋第2趾が3・第3趾が1・第4趾が1・第5趾が1・関節底屈が3~4でした。痺れは、主に指の先端部分に感じますが、意識してみたら足首の方にもでる時があります。痺れを感じた後は、たいてい左足だけがパンパンにむくんでしまい、靴を履いているのがつらい時もあります。あと時々、自分の意思とは反して第3~5趾がムズムズ動くような感覚があります。 感覚の鈍いところは無いと思います。とがったものなどでこすっても感覚は右と変わりませんが、お風呂に入った時に、熱さを左第3~5趾の方が少し強く感じます。大学病院の神経内科で受けた検査で(腱反射テストでしょうか?)は異常はみられませんでした。 更に補足させていただくと、事故に遭ってから1月までは順調に回復していましたが、(足の指はまがらないままでしたが)実は1月末に5日間の強行スケジュールでイギリスへ行き、帰国してから股関節の痛みが強くなって体の状態が後退してしまいました。立ち仕事で労働時間も長く、通勤も車で往復2時間強とかなり体を酷使してきました。現在は治療専念を理由に仕事を休職しています。これらのことも大いに要因となっているのでしょうか?
- inakanoisya
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「足の第3.4.5趾が曲がらない」ということですが、‘膝窩(膝の裏)からふくらはぎ’の部分についての運動神経と足趾を曲げる筋(屈筋)についての検査は受けられたのでしょうか。といいますのは、足趾を曲げる(屈曲)させるために働く筋肉はふくらはぎのかなり深い部分に存在しており、少なくとも足首より足先には関係ありません。また、この筋肉を動かす神経の伝導速度の測定は筋肉が深いところにあるため、もし太い神経から枝分かれした3本の趾を曲げる筋肉のみを支配している枝の部分のみ障害であればかなり難しいのではないかと思います(神経に電気刺激を加えることはある程度可能でも該当する筋肉からの筋電波形をひろうには針電極でもを用いないと難しいかもしれません)。どのようなやり方で何という神経について神経伝導速度の検査を受けられたのでしょうか。 下腿のMRIやエコー検査で横断面の画像で左右の比較をしてみれば深いところにある筋肉の萎縮があるかないかは少なくともわかるはずですが、こうした検査は受けられたのでしょうか。うごかなくなってから数ヶ月を過ぎていますので恐らく左右差はあると想像できます。 それから、痛みやシビレ、足の冷たさなどの症状は無いのでしょうね。 これらについて補足していただければ少しアドバイスがしてさしあげれられるかもしれません。
補足
ご回答ありがとうございます。 4月に受けた神経伝導速度検査では、針電極を用いたかどうかは先生に聞いていないのでわかりませんが、両足の膝窩と内踝後縁に刺激を与えて、けい骨神経の伝導速度の検査をしたと思います。下腿長計測で左右差は殆どないとのことでした。 下腿のMRI検査は足首から下のみで、(大学病院の先生はこの部分を撮っても意味がないとおっしゃってました・・・)エコー検査は受けていません。 第3~5趾は最初の頃より少し動くようになってますが、第1・2趾と足首の力も右足と比べると弱く、ずっと立っていたり座っていたりと同じ姿勢でいると足先が痺れ、股関節が痛くなります。 バレリーナのように、左足だけでつま先立ちをする力が入らないので、かかとを蹴り上げて歩くことができず、びっこを挽くような歩き方になってしまう・・・そんな状態がずっと続いています。 十分な補足になりましたでしょうか?専門用語がわからないので、必要であれば今まで診ていただいた先生に確認してみます。お手数ですがアドバイスをお願いします。
お礼
inakanoishaさん、親切に沢山のアドバイスをいただき ありがとうございます。お礼が遅くなってすみません。 実はinakanoishaさんとやりとりをしている間に、災害医療 の集中治療部にいらっしゃる先生と出会えて、その先生の見解では足の麻痺はやはり上から(坐骨神経かどこか)きているのではということと、レントゲンでみる股関節の状態と私の今の体の状態がイコールにならない、つまり軽い臼蓋形成不全でここまで症状が重いのは考えられないとのことで、先日もう一度腰椎・骨盤・股関節のMRIを撮ってもらいました。 結局異常は見つかりませんでしたが、先生もまだ諦めずに原因がみつかるよう次の手を協議してくれるそうなので、 私も諦めずにいようと思います。その先生もわからなかったらまた病院を探さなくてはなりませんが・・その時はまた投稿させていただこうと思います。本当にありがとうございました。