「勝ち組投資家」なんていうのもどうなのかなあと思いますが。
ぼくの知り合い(で儲けている人)には、敢えて信用取引はしないなんて決めている人はいません。
ただ、信用取引をするということの実質は、空売りができるか或いはレバレッジをかけることができきるというだけのことですから、信用取引ができなければ儲けることはできないなんていうことも無いと思います。儲けるということの本質とは、必ずしも関係ありません。アービトラージなんかは空売りができないと不可能な方法論ですが。
まず、何をするのかという、運用の方法論ありきです。
信用取引というのは、資産を増やす方法論ではなくて、あくまで手段ですね。
ある方法論に於いて信用取引を使うことが有効であれば使えばいいし、現物でホールドする方がよければ現物を買えばいい、ということだけだと思います。
ご質問者さんのように、信用取引を使うべきだという積極的な蓋然性を持たない方であれば、現物株だけにしておいた方がいいと思います。
下がるかもしれないという株があっても買わなければいい、或いは持っているなら売却してしまえばいいいだけで、積極的に売れば儲かると思う銘柄があれば、そのとき初めて信用売りすればいいんです。
レバレッジはあんまり考えない方がいいと思います。
レバレッジがかかるということを、自分の手持ち資産でどれだけ株を買い付けることができるかということに置き換えて考える人がいますが、そういう考えは良く無い。
信用取引であろうと先物取引であろうとオプション取引であろうと現物株であろうと投資信託であろうと、自分はいくら損していいのか、ということを核にして考えなければいけません。
1回の取引での損失許容額を100万円とするか10万円とするかが問題なのであって、その範囲でロスカットするのであれば、手段が信用取引であるか現物取引であるかということは無関係です。
現株だけしかやっていない人の方が、ロスカットの問題には無関心であり過ぎるように思えます。確かに手持ち資金の中でしか株が買えないわけですから破産まですることは殆ど考えられませんが、現株を無意味に塩漬けにするような人は、ぼくは絶対に儲けることができるようになれないと思います。
損失と利益のバランスを利益の側に傾けるということが相場で儲けるという事の本質ですから、あれが上がるかこれが上がるかと、儲ける側のことしか考えない人は、考え方が根本的に駄目です。
お礼
ご回答ありがとうございました。