こんばんは、ihaveteaさん。
お子様のことでしょうか?
短期記憶はいいが、長期記憶が…ということのようですね。「記憶の定着」という観点から考えるなら、やはり「反復(繰り返し)学習」に尽きるでしょうね。短期の記憶には強いが長期の記憶には弱い、というのは即ち《記憶の動機付けが弱い》ということです。別言しますと、「勉強に創意工夫が不足している」ということになります。例えばAという内容を覚えなければならない時に、それと関連付けて覚える内容が豊富であるほどAは強烈に記憶に残ることになります。こうした記憶法、勉強法はここでひとつひとつ挙げるとキリがありませんので割愛しますが、書店へ行けば多くの記憶法、勉強法を書いたものが置いてあります。ご参考になさっては如何でしょう。
>家でも結構机に向かって勉強しているのですが、それだけにカワイソウで、、、
親心ですね。でも、ここはひとつ心を鬼にして・・・机に向かっていれば勉強している、しかもより有効な勉強をしていると勘違いなさってはいけません。もとより机の前に坐ることに疑義を差し挟んでいるのではありません。何はともあれ机に向かわないで本格的な勉強はできないのですから。でも、厳しいようですが結果が全てです。実力テストで好成績が修められないならやはり勉強法に問題があるのです。ご本人の勉強の様子を見たわけではありませんから一言で言ってしまうにはかなり危険がありますが、敢えて一言で申し上げると、「理解する勉強ではなく、覚える勉強になってしまっていやしないか」と…。覚えるのも勉強の大事な側面ではあるのですが、全ての教科において「なぜそうなるのか」という理屈を理解して初めて覚えることも有効になってきます。その理解を省いて、ただ覚える。それは短期の暗記には有効でも、長期の記憶力とはなり得ません。
次に長文読解についての勉強ですが、設問とは別に、この文章には何が書かれているのか、筆者の主張したい点は何か、ということについて考えさせ、まとめさせるような勉強が有効かと思います。そしてそれに対して自分はどう考えるのか、その根拠は何か、そうしたことを積み上げていけば論理的思考も養え、決して思いつきで文章が構成されているのではないことにも気づくはずです。一挙に長文は無理でしょうから、短文から徐々に文章を長くしていく方が長文アレルギーも起こらずいいでしょう。また考えたことについては必ず文章として表現させることが大切です。考えたことがうまく文章にならずに最初は苦しむと思いますが、それも訓練で、必ずそのうちに慣れてきて程々の文章を書けるようになってきます。
得てして長文読解が苦手だという子は国語そのものを苦手としていることが多いので、国語力の基礎を形作っている漢字力、語彙力、文法力等をひとつひとつ積み上げていくのがいいでしょう。《長文読解》というのはいわば国語の総合力を試すような分野です。基礎力が身について初めて解けるようになるのです。正しい勉強法を身につけさせて、焦らず見守ってやりましょう。
最後に、家庭で文章を朗読する習慣はおありでしょうか? 文章を、声に出して読むということはとても大切なことです。教科書の文章で構いませんから、繰り返し音読させる習慣を身につけさせてください。1日5分~10分程度で構いません。半年もすれば国語の偏差値が少なくとも3~5はアップします。騙されたと思って是非実行させてみてください。
アドバイスがやや抽象的に過ぎたところもあったかと思いますが、何かのご参考になれば幸いです。
お礼
ありがとうございました。 「なぜそうなるのか?」という探求心って大切ですよね。 うちの子はあまりそういう気持ちがないように思います。それって、育て方、でしょうか、、、。 あと音読は本当に効果があるようですね。 「騙されたと思って音読させてごらん」とある学校教師から言われています。 細かなアドバイス参考になります。