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自由という言葉の意味

自由という言葉の意味を子供(11歳)に教えることができません。簡単に子供に説明できる意味づけを、教えて下さい。辞書の説明からでは、子供にも、多分大人にも理解不能だと思います。 僕自身、この言葉は、日本人のDNAには無いような気もしています。

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  • SCNK
  • ベストアンサー率18% (514/2762)
回答No.3

自由という言葉が使われるようになるのは18世紀ぐらいから、19世紀のことです。 私はドイツ観念論との関係で、ロマン主義との関わりが強いと思います。 中世からルネッサンスに至るまで、人間には自由という意識はありませんでした。そこにあるのは神の意志だったのです。ルネッサンスにより人間中心主義となり、またキリスト教世界も世俗社会と神の世界を区別するようになりました。しかしこの頃から18世紀までは近代合理主義の元となるベーコン、ホッブス、デカルトなどに代表される自然哲学が勃興した時代であり、むしろ機械的人間論の時代となります。つまり今で言う科学万能で、人間も機械的に存在しているというもので、すべての結果は機械的に決まるというものでした。 そこで19世紀のロマン主義が出てくるのですが、つまり人間は神の意志に従うだけでも、機械的に思考し行動するのでもなく、自ら結果を作りだせる存在だとしたわけです。自然に従うだけの存在であれば、自らの生存を犠牲にしてまでも不利な判断をすることはありませんが、人間は時に自らに不利な結果を甘受して、何らかの判断を下すことがあるとしたわけです。結果からの自律、これが自由というわけです。 このころ功利主義というのが出てきます。ミルとかアダムスミスなどもそうですが、自由の結果が、神の見えざる手であるという思想ですね。自由による結果を正当化したものでしょう。 自由とは、すなわち予見できる結果に関わらず自らを自らの意思で自律できるということでしょう。本能に従うだけでは自由ではないわけです。もちろんそういう選択をする自由はありますけどね。 また、その自由にもとづいて行動することが正しいことだ。と理論ずけたのが自由主義ですね。自由と自由との競争がよりよい社会を作るのだということです。対立するのが社会主義です。またあるいみカトリック社会というのも自由主義と対立していましたね。つまり何か、神による理想とか、人為的な理想が先にあるという考え方です。 そんなところで良いでしょうか。

nakata-san
質問者

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ありがとうございました。参考になりました。

その他の回答 (3)

回答No.4

難しそうですね・・・特に子どもさんの視点というのも考慮したようなお答えになっていなかったら申し訳ないですが、自由について書いてみます。 ・自分ができること,自分でできることだと思います。不自由・不可能の反対というかんじです。何かに自分が何かをして変えたり作ったりできる、可能性があることだと思います。英語でいうとcanです。それは一人でするにしても、人と一緒にするにしても、できたらそれは”自由”という意味だと思います。 ・また、不可能な事があったとしても、自分自身がそれが不可能でも気にならなければ、不自由でもないかもしれません。自分で由来付けられる、自分が結果に納得できることだと思います。 ・簡単に言うと、今自分ができることがあって、自分が幸せだなって思うことという感じです。 子どもさんにもし質問されたのでしたら、一緒に考えてみたりするのもいいかもしれないです。今の子どもさんは自由とはどう思っているのか、知っているのか知らないのか等を聞いたうえで、自由こどもから考えさせてみるのもいいかもしれないです。これから一生考えることだと思いますから・・・★

nakata-san
質問者

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ありがとうございました。参考になりました。

  • pastorius
  • ベストアンサー率48% (538/1110)
回答No.2

子供の両手両足を紐で縛って動けないようにして、 「これが不自由。」 紐をほどいて、 「これが自由。」 と説明してみてください。 雪を見たことの無い南の島の子供達に春を説明しようとするよりは、理解されやすいんじゃないでしょうか。

nakata-san
質問者

お礼

ありがとうございました。参考になりました。

  • neKo_deux
  • ベストアンサー率44% (5541/12319)
回答No.1

> 僕自身、この言葉は、日本人のDNAには無いような気もしています。 そうかも。 英語だと区別される freedom liberty の語の両方とも「自由」になっちゃってますしね。 Wikipedia - 自由 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1 にも、 | 福沢諭吉がリバティを訳するに際して、仏教用語より「自由」を選んだ。初めは、「御免」と訳す予定であったが、上意の意味が濃すぎると考え、あらためた。 確かに、割と近年まで無かった概念という事ですし、敢えて意味も抽象的にしているのかも。 -- 拘束・束縛する事の反対語としてしか説明しにくいです。

nakata-san
質問者

お礼

ありがとうございました。参考になりました。

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