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竹内基準について

こんにちは。この春大学一年になったものです。実は、連休中に興味のある時事問題でレポートを書くように言われました。私のテーマは「脳死」です。立花隆さんの本を読んだのですが、そこによく出てくる竹内基準という言葉を調べたところ、 1 深昏睡 2 自己呼吸の喪失 3 瞳孔の拡大 4 脳幹反射の喪失 5 平坦脳波 6 時間経過 とありました。1~3はわかるのですが4~6は具体的にどういうことですか? また、皆さんが脳死についてどうお考えか参考に聞かせてください。その意見を自分の意見としてレポートに書くことは一切行いません。よろしくお願いします。

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  • k99
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回答No.2

1)基本的には自分で調べるように。目の前にあるのは世界最大級のデータベースですぞ。 2)アンケートは別カテゴリーで。 3)4について。  脳幹が生きていれば、惹起されるであろう反射が発生しない状態。この場合の反射とは、「パブロフの犬」のように学習して獲得したモノではなく、基本的な生命活動を維持する機能を担う脳幹らしく、生命維持などにとって危なそうな刺激を排除するためのもの。意識の有無とは関係がない。 具体的には ○対光反射:瞳孔に強い光をあてると瞳孔が閉じる反射。ライトで照らす。 ○角膜反射:角膜(眼球の表面)を刺激するとまぶたが閉じる反射。角膜を綿棒なぞでつつく。 ○毛様脊髄反射:頸部を針で刺すなどの痛みの刺激を与えると瞳孔が開く反射。頚部をつっつく。 ○眼球頭反射:人を仰向けに寝かせて首を上下左右に振ったときに、眼球が常に一番上の位置にとどまろうとする動きをする反射。振ってみる。 ○前庭反射:耳の中に水を入れたときの反射。片側の耳に冷たい水を入れると、入れた方に両方の目が寄る反射。水を入れてみる。 ○咽頭反射:咽頭を刺激すると吐き気を催す反射。咽頭をつっついてえづくかどうか観察する。 ○咳反射:気管を刺激すると異物を吐き出そうとして咳が出る反射。気管にものを入れて刺激する。 をテストする。これに対する反射がなければ脳幹は全滅していると言うことになる。 5については、文字どおり。脳波を計る装置をつけて脳波が全く出ていないことを確かめる。脳波は大脳の活動を電気的に計測する物だが、植物状態であっても脳波を取ると、(正常とは異なる物の)波形を検出することができる。しかし、脳死状態の場合は(死んでいるので当然だけど)全く脳波が検知されない。通常30分間計ってその間に全く脳波か検知されないことを持って判定する(その間に刺激を与えたりもする)。 6については6時間以上経過した後にもう一回判定を行って総てのパラメータが脳死を示すかを確かめる(脳死とは不可逆的な損傷という建て前があるので、治ってたらそうじゃない=脳死じゃないということになる)

参考URL:
http://www.jotnw.or.jp/studying/06-1.html
kohamasa
質問者

お礼

詳しくありがとうございました。大変参考になりました。

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その他の回答 (2)

  • inoge
  • ベストアンサー率45% (510/1116)
回答No.3

あのー 立花隆の「脳死」「脳死再論」に竹内基準の定義も問題点も再三出てくるというか、竹内基準が適当であるかそのものが本のテーマなんですけど、、、 たとえば小児や薬物中毒者では時間経過は長めに見る、ということまで書いてあったはずです。 私はこの本を読んで脳外科に興味を持ってしまったクチなんです。はっきり言って立花信者でした。立花氏の主張は反射などの症状=機能の検査は回復可能性を否定しないから、器質的障害=回復不可能性の検査、具体的にはSPECT(放射性同位元素を使った脳血流検査:キセノンCTや脳血管造影でも代りに成るだろう)を基準に含めるべし、というものでした。 現場に行って見て分かったのは竹内基準でも十二分に回復不可能であり、立花氏の主張する検査は重症である身体に相当の侵襲や技術的困難性がある上に高価です。竹内基準の回復可能性は理論的にも仮説でしかない上、実際症例的な根拠はありません。立花氏は本の冒頭で移植と脳死は別問題としていますが、移植しないのなら脳死判定は不必要なのです。 また、脳死問題でたんなる脊髄反射のことを「ラザロ徴候」と呼んで脳死反対の根拠にしてる方もいらっしゃいます。そういう方たちの主張もいちおう参考にしてもいいかもしれません。 ちなみに脳死判定の際の脳波測定は感度を限界まで上げて時間も長めに測定します。バックグラウンド(周囲からの電磁波)で判定困難になることもしばしばです。

kohamasa
質問者

お礼

私が読んだのは「脳死臨調批判」でした。「脳死」「脳死再論」も読みたかったのですが、すべて貸し出し中でした。これもいつか機会があったら読んでみたいと思います。ありがとうございました。

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  • yo-ya
  • ベストアンサー率24% (100/415)
回答No.1

脳幹反射の喪失 光をあてても瞳孔の収縮がない、あと、何かあったような気がしますが忘れました。 平坦脳波は、そのものずばりだったと。何十分とか何時間とか。 時間経過は、1-5が何時間以上続いた状態のことだったと記憶しています。 私も「脳死」「脳死再論」と読みましたが、竹内基準には疑問を持ちました。 だから、臓器移植カードを持ち歩いていますが、承諾しない、として持ち歩いています。 少なくとも、人の死を判定するわけですから、もっと厳しくしてもいいのでは、と思います。 勿論そこには、臓器を移植に使うためには、できるだけ「新鮮な」、という考えがあるわけで、どこにその妥協点をもっていくか、ということなんでしょうが、移植を待ち臨んでいる人たちが大勢いることも解りますが、やはり人の死は、もっと厳しいところに基準を持って行くべきだと、読んだ当時に思いました。

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