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発電方法のベストミックスについて

最近よく話として挙がっている発電方法のベストミックスですが、原子力や水力、火力や新エネルギーをまぜこぜにして使うこの技術的な理由とはなんでしょうか?もしよろしければわずかなヒントでもよろしいですから教えてください。お願いします。

みんなの回答

  • kenchin
  • ベストアンサー率56% (398/700)
回答No.5

で、実は相当知られていないのですが、各発電方式の 特色からもベストミックスが決まっちゃいます。 で、特色とは「発電コスト」と「制御の難易度」なんで すね。 1.水力(貯水式・自流式)   発電器の頭に水車を付けて回します。   で、出力増減は水の量を変化させる(ちょうど蛇口   を開閉するように)だけですから、出力変化への対応   は非常に簡単ですし、ダム式の場合は水を貯めるのも   容易です。   また、自然に出てくる水ですから、燃料のコストは   ありません。(ダム建設コストも、建設以後15年   も経てばペイ出来ています) 2.火力   ボイラで蒸気を作り、発電機に繋いだタービンを回   して発電します。   ボイラ自体は蒸気の増減に対して急には追従できま   せん。(多すぎる時は蒸気を大気に捨てるという   裏技もありますが....)   また、燃料コストや設備コストが高いので、単純   発電コストは高くなります。 3.原子力   火力のボイラを原子炉に置き換えただけです。   原子炉も蒸気量の急変には対応できませんから   制御性には劣りますが、燃料代が比較的安いので   見かけの発電コストは安くなります。 □ で、制御性から見ると「水力>原子力>火力」となります から、原子力や火力をベースにして水力で変化を吸収する のがベストミックスになります。 また、コストから見ますと「水力>原子力>火力」となり ますから、水力・原子力をベースにして火力で変化を吸収 するのがベストミックスになります。 そして、実は電力会社はその時々の需給状態や燃料単価 年間の燃料引き取り契約量(一定量以上引き取らないと ペナルティマネーの支払い義務が生じます)を見合わせて 各発電所を制御します。 □ まとめると、「一般的にセキュリティ面からのベストミ ックスが世間には流布しているが、内実はコスト(経済 面)や制御面(純技術面)からのベストミックスも存在 して、電力会社はそれらを(良い意味で)上手く使い分 けている」ということですね。 ですね。

  • kenchin
  • ベストアンサー率56% (398/700)
回答No.4

これは以下の二つの側面があります。  1.エネルギーセキュリティの問題  2.各発電方式の特色に依存する問題 □ エネルギーセキュリティとは「どのくらいの量が安定して 供給されるか?」です。 水力は純国産エネルギーですが、国土の狭い日本では 立地が非常に限られます。 よって、安定供給面ではメ リットが大きいですが量的には疑問符がつきます。 火力は立地場所が相当自由ですが、燃料産出国が政情不 安定な場合が多い、もしくはシベリアの様に開発コストや 輸送コストに疑問がありますので、「現在の量的には不満 はないが、将来的にも安全か?は疑問」となります。 原子力は立地が相当不自由ですが、原子燃料は先進国でも 産出されますし、なにより質量あたりの発熱量が石油など と比較して桁違いに大きいので、相当な量の備蓄が容易 (敷地面で。環境面ではまた別の話。)です。 □ こうやってみると、ベースとして常に存在する水力や 備蓄することで純国産にできる原子力がベースになると 安定度は高まって来ますし、変動分の対応は火力がやる ってことに必然としてながれます。  追伸   各発電方式の特色はまた別発言で。

  • ymmasayan
  • ベストアンサー率30% (2593/8599)
回答No.3

電力需要の日内変動、季節変動も大きな理由です。 原子力発電はフル運転が効率的です。 火力発電(特に石炭火力)は急には変動に追いつきません。 水力発電は急な変動にも対応できます。 昼は足りなくて、夜は余るということで、余った夜間電力を安く売ったり、 夜、ポンプでダムの上に水をくみ上げて、昼間発電に使う(揚水発電所)なんていうのもあります。 このような諸事情からいろんな発電方式が混用されているわけです。

isaru
質問者

お礼

なるほど、わかりました。 余った電力は蓄えられなければ、捨てられるんですよね。 あと、なぜそれぞれの発電はそのような特性を持っているのか わからないのですが、もしよろしければ お願いいたします。 質問ばかりで申し訳ありません。

  • yanron
  • ベストアンサー率29% (206/690)
回答No.2

そうですね 「安定供給するためにリスクを分散させる」 これもありですね 他にも 「需要の変動に対応するため」 ってのも有ります 原子力発電は常に定常の発電量をKeepすることに適していて こまめに供給量に対し発電量を変動させることには適していません したがって その他の火力や水力などの発電で需要の変動に対応させます

isaru
質問者

お礼

ありがとうございます。 では、なぜ原子力発電は定常発電に適していて 火力発電は変動可能なのでしょうか? 水力は電力の出力変動が容易なのはまだ わかります。 システム的には原発も火力発電も熱で水を沸かす点では 同じように思えるのですが............. もしよろしければお教え下さい。

  • syou2001
  • ベストアンサー率29% (141/483)
回答No.1

水力に頼りすぎると、雨が降らないといけないし、 火力は、原油産油国や原油価格の変動、 原子力は、世間体^^; など1つに頼ると不安定なものになりかねないです。 リスク分散させることにより、 価格の安定性や、供給の安定性を向上させているのではないでしょうか?

isaru
質問者

お礼

なるほど、供給の安定性という部分ですか。 ありがとうございます。 確かにリスク分散という部分はありますね。

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