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大和和紀さんか清水玲子さんの漫画で好きな漫画は何ですか?

タイトル通りです。 大和和紀さんか清水玲子さんの漫画の中で好きな漫画は何ですか? 一つだけでなく、いくつ挙げて頂いても構いません。 好きな理由もつけてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • lui
  • ベストアンサー率45% (90/196)
回答No.10

大和和紀さん、清水玲子さんとも好きな作家なので、「好きな漫画は何?」と訊かれると、「全部」と言いいたい所ですが。 大和和紀さんの作品は、人物・時代考証や背景がしっかりしていて、ほとんど外れがないのですが、あえて5つあげるなら、 (1)あさきゆめみし  源氏自身より、女性に好きなキャラが多い。  コマのひとつひとつまでが丁寧で素晴らしく、構図や衣装の柄も印象に残るものが多く、うなされっぱなしです。  良いなと思ったエピソードが、実は原作にはないオリジナルエピソードだったり、反対に、原作で好きなシーン(紫の上と女三宮が会うシーン)が私とは違う解釈で描かれていたりして、繰り返し読んでも飽きません。 (1)眠らない街からシリーズ  『あさき・・・』と同率1位で、大和作品中、一番続きが読みたい作品。どのエピソードもそれぞれ好きです。  舞台となった泰明小周辺をよく知っていますが、東京に住む者ですら見落としている部分を、北海道在住の先生が描写しているのがスゴイ!  スローライフという言葉が流行る十何年も前の作品ですが、都会の暮らしの中でも小さな自然を慈しむこと、日々の生活を楽しむことを、このシリーズから教えられた気がします。 (3)NY小町  都会を舞台にした『眠らない・・・』に対して、北海道在住の大和先生でしか考えつかないだろう舞台とヒーロー設定の作品。  大和先生のコメディ的な作品では『はいからさん・・・』が有名ですが、絵的にこちらが好きです。  芝出身の志乃ちゃんが芝は田舎だとからかわれて「青山辺りは・・・」と言う所では、 「芝と青山は、浅草と東京くらい離れてるよ、志乃ちゃん」 と毎回突っこんでしまいます。 (4)はいからさんが通る  ハンサム3人衆よりも、少女マンガ史上初の酒乱ヒロイン(?)紅緒の元気キャラが好き。絵的にはもう少し後の作品の方が好きですが、『あさき・・・』と同じ作者だと思えないほどの乱れっぷりや、番外編のSFバージョンなども面白かったです。 (5)ヨコハマ物語  お得意の大正グランドロマン!でとても面白く、この作品が一番好きという意見もよく見るのですが、『風と共に去りぬ』を読んだ後に読んだせいか、どうも『風と・・・』のリメイクin横浜に思えてしまうのです。  主要キャラ4人の性格が、万里子(奔放なヒロイン)、竜助(魅惑的なヒール)、新之助(温厚で紳士な幼馴染)、卯野(ヒロインに誠実な優しい女ともだち)と、『風と・・・』そのままで、中盤の、万里子が独創的なセンスを発揮して傾きかけた店を建て直すエピソードにもオリジナリティが感じられないのが、5位の理由です。 それから、小品ですが、『杏奈と祭りばやし』、『鷺草物語』などもしみじみと胸にきて印象に残っています。 清水玲子さんの作品は、順位をつけられないので長さ別で。 (注・一部ネタバレがあります) 短編だと『ノアの宇宙船』、『もうひとつの神話』 中編だと『秘密2002』、『秘密2003』  作品の長さは、私はこのくらいが一番好きなようです。  『2002』で天地が最後見た夢がMRIに出るシーンは、すごく泣けました。  頭ではよく解かっているのに、実際はそう行動できず後悔したことや、自分の意図が相手に上手く伝わっておらず、訂正しようにも、誤解を解く機会は永久に失われてしまったことがありました。  つい最近も身近にそういう事があり、人との付き合いは、本当に一期一会だと思わされましたので、青木くんが 「こんななんでもないことが こんな簡単な事がどうして どうして天地が生きている時にオレはできなかった」 と泣くシーンでは、私ももらい泣きしてしまいます。 『2003』は話の展開が面白く、また、事件を解決に導いた視点(まさしく『視点』です)の出し方に驚きました。   長編だと『竜の眠る星』  連載を読んでいた頃は、暗いし長いしどうもなぁと思っていたのですが。『暗い』では『22××』と『秘密』のシリーズが、『長い』にかけては『月の子』と『輝夜姫』が出たので気にならなくなったと言うか。  作者の清水さんが、カテア女王のことを、キレイで冷酷に見えて実は・・・と柱に書いていたと思いますが、この作品の中では、モニークとカテア女王のエピソードが好きです。  『月の子』や『輝夜姫』も好きですけど、ちょっと長すぎるので、もう少しコンパクトにまとまっていたら良かったのですが。特に最近完結した『輝夜姫』は、10巻を過ぎても話が広がっていくばかりだったので、どうやって収集するんだと危ぶんでおりました。  両作とも絵は安定していて素晴らしいですね。  更に挙げるとすると、『メタルと花嫁』、『チェンジ』、『22××』、『千の夜』なども好きな作品です。

noname#19664
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 理由をたくさん書いて頂いて、ありがとうございます。 結構私の中では、理由を知りたくて質問を出した、というところがありますので。 『竜の眠る星』は、私は一時期毎晩のように読んでいました。 5巻あるので、最後に達する前に眠りについてしまうのですが、眠り薬のような感覚でした。 何度読んでも飽きないので、すごく良かったです。 あまりに依存しすぎているので、古本に出そうかと思ったくらいです(笑)

その他の回答 (13)

  • kirarabb
  • ベストアンサー率36% (9/25)
回答No.3

私は大和和紀先生の「はいからさんが通る」です。実はこの漫画を読んで大和和紀先生の漫画が大好きになりました。 シリアスなシーンがあるかと思えばおちゃらけたシーンもあり子供の頃とても楽しく読めたシリーズでした。番外編も楽しく読んだものです。そんなこと書いていたらまた読みたくなってきました。実家に帰ったらひっぱりだして読もうかな(^^)

noname#19664
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 大和和紀さん、人気ありますね。 『はいからさんが通る』はテレビでアニメになって初めて見ました。 小学校の時だったかな? 中学の時に再放送されて、再度見ました。 その後南野陽子さんで映画化もされましたね。

  • Pahud
  • ベストアンサー率11% (3/27)
回答No.2

ベビーシッターギン! ですね~。 ってか今まさに読んでますw 大和和紀にこんな才覚があったのか!! と驚かされました。 「あさきゆめみし」や「横浜物語」を書いていたとは内容からは想像もつかないw 笑いのセンスも表現も現代風で古さを感じさせないし。(相対的にみると少し古いですがw) やはり大和和紀がっ? !って思いが強いです。

noname#19664
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 私は大和和紀さんがご自身で考えた漫画が結構好きなので、『ベビーシッターギン』もとても好きです。 あの漫画は、大和和紀さんが子育てを経験したからこそ描けたんでしょうね。

回答No.1

「あさきゆめみし」ですね。 元々歴史好きだし(特に平安)、絵柄もきれいで当時の華やかさ優雅さが表現されていてすごく好きですね。学生時代に流行して、それからしばらくあとに集めました。 好きなのは、花散里です。地味だけど、しっかりしていて源氏の信頼を得ているし(夕霧や玉鬘を養育している)、癒し系ですよね。私の理想の女性像です。 でも、明石の上もすごいな~って思う。ああいう女性が現代にいたら、尊敬します。 源氏のところでかなりはまりこんでしまったので、最後の宇治十帖はちょっと飽和状態の感がありましたが。

noname#19664
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 私も『あさきゆめみし』は好きです。 って言うか、あんな壮大な歴史小説を漫画にわかりやすくしてしまう大和和紀さんの才能がすごい! 絵も綺麗ですしね。 私的には宇治十帖も好きです。 男性に翻弄されつつ、最後は自分の道を見つけるという、強い女性の生き方が感じられました。