日本の政治制度は三権分立といわれますが、国会が内閣の長である首相を選出する議院内閣制は厳密な意味では三権分立ではありません。
国会と内閣は重なり合っている部分があるからです。
二元代表制の大統領制は厳格な三権分立で、大統領には議会出席権もなければ法案提出権もありません。
しかし、議院内閣制では内閣に法案提出権はあるし、首相や大臣に議会出席義務が生じることもあります。
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よって、首相は国民の代表者のように感じるかもしれませんが、国会の代表者と考えるのが妥当ではないでしょうか。
国民の代表である国会の代表者として行政を行なっていると考えるのがいいと思います。
なので、国民が選ぶ権利はありません。
国民が選べばそれは議院内閣制ではなく大統領制です。
ちなみに、
議院内閣制では議会と行政の対立は基本的には見られませんから、円滑に政治を行なうという利点があります。(今のような状況は除きますが)
お礼
そうみたいですね。ありがとう御座います。