もともと、パレスチナというところにパレスチナ人が住んでいました。ところが、2000年も前にそこに住んでいて争いに負けて世界中にちりちりになったユダヤ人が「シオニズム」運動といって、祖先の土地に帰ろうという運動を19世紀の中ごろから起こしました。当初はパレスチナ人とユダヤ人は共生していました。この土地はトルコの領土でしたが、第一次大戦後、イギリスの委任統治となっていました。第二次大戦中、イギリスは双方の歓心を得て、戦争を有利に進めるために、パレスチナ人には、戦争が終わったら独立させてあげるからといい、ユダヤ人に対してはユダヤ人の国を作ってあげると約束しました。その間、ユダヤはイギリスに代わって、ユダヤ人が経済界を牛耳っているアメリカをパトロンにして、戦後、すぐ独立宣言をしてイスラエルという国を独立させます。パレスチナ人や周りの宗教を同じくするアラブ・アラビア人たちはイスラエルに宣戦布告して戦争をしますが、アメリカを味方にしたイスラエルに負けます。後3回戦争しますが、全部負けます。この間、アラブの間でも、占領地を返したらエジプトの様にイスラエルの存在を認める国も出てきます。また考え方の違いにより、分裂します。イスラエルは拒否権を持っているアメリカの傘にきて、国連のいろいろな決議を無視し、パレスチナ人の権利を認めようとはしません。このため、パレスチナ人、アラブ・アラビア人やイスラム教徒はイスラエルとアメリカを憎むようになりました。(おおざっぱです)
お礼
ありがとうございます。 当方33歳のメスザルですが、たいへんわかりやすい説明をいただき、納得いたしました。今回の事件は確かに許しがたいものですが、そもそもの原因はアメリカにあったのですね。