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医師としてどの科に進んだらよいでしょうか?
私は1年目の研修医です。ポリクリで色々な科を回ったんですが『これだ!』という科が見つかりませんでした。今は2年間の研修が必修化されているのでその間に決めればいいんですが、広く様々な方のアドバイスを聞けたらと思い質問しています。科を決める条件として基本的にはQOLを重視していく予定です。放線や麻酔、病理などは時間的な拘束が少なく魅力的ですが、やりがいという面ではマイナスであるという意見をよく聞きます。眼科や精神科は医師が増えすぎているという話もあり悩んでいます。『今から医師になるんであればこの科に進む』という視点でアドバイスお願いします。
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他の方もおっしゃるとおり、医師のQOLについては地域格差も大きいですし、個人の適性も関係しますので、その点差し引いてお読みください。 先ず、「やりがい」をどう考えるかが問題だと思います。というのも、仕事が大変であればあるほど、「仕事のやりがい」が大きくなる傾向があるように思うからです。逆に、やりがいを感じてなければ『明け方に急患で叩き起こされ、そのまま患者をICUに入室させ、ラインを取って気管挿管してCVとS-Gを入れて各種計測値をもとに治療方針を立て、指示を出して効果を確認し、バイタルが安定して時計を見るともう昼の11時。そこからそのまま日常業務開始・・・』なんて仕事、できませんって・・・(笑)。一方、今勤めている大学の麻酔科は、仕事自体は結構大変ですが、アフタ-5のQOLは(当番でなければ)かなり高いです。いくら日中比較的暇でも、入院患者の主治医になれば夜中にいつ連絡がくるかも知れませんし、場合によっては夜中に病院に顔を出す必要もあります。そう考えるとオチオチ酒も飲んでられません。実際、家族で夕食を食べに行って、注文した直後に呼び出され自分だけ食べられなくなった内科の先生の話も聞いたことがありますし、同様のことはどの科でも(それこそ、マイナーと言われる科でも)あり得ます。 放射線科や病理と私たち麻酔科の違いは、とりあえず一人前になるまでの期間と、その後の転職のしやすさでしょう。麻酔科の場合、比較的一人前になるまでの時間が短くて、(それが麻酔科不足に拍車をかけている傾向もありますが)比較的転職しやすいので、始めてみて患者さんとのふれあいが欲しければペインクリニックへ、修羅場が欲しければ(?)救急/集中治療へ、普通の医師になりたければ内科各科へ、・・・など、自由に進路を変更できます。もちろん、私みたいに麻酔科に居着いてしまう人も(?)おります。実際のやりがいについては、放射線科の先生も、病理の先生も、あまり変わらないでしょう(同じくらいあるとも、無いとも、そこいらは本人次第という意味で)。 では、麻酔科が絶対良いかといえばさあにあらず、これは私も学生さんや研修医の先生に良く言っているのですが、「気の長い人は、麻酔科に向かない」と個人的に思っております。場合によっては即断即決ができないと、患者さんを危険に晒してしまう可能性があるからです。また、麻酔科医として外科の先生を見ていて、『不器用で、しかも人一倍の努力をしない人には、外科医になって欲しくない』とも実感しております。内科の先生にもそのようなことが当てはまるかもしれませんが、下手糞な外科医に振り回される患者さんや周りのスタッフの苦労は、酷いものです・・・。ですから、あとは貴方の能力も考えて、ということになるのではないでしょうか? 以上、先ずはご参考まで・・・。
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- solar_lottery
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小児科医になっていただければと思います。
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