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Pentium4 と Celeronの違い
ペン4とセレロンDって同クロック数でどのくらいの 速さの違いがあるんですか?
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- parts
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この解答は難しいですね。 単純に同じ周波数でもPentium4にはHTTありとなしがありますからね。一般に以前はキャッシュ性能などの違いしかありませんでしたからその差は平均で5~15%程度でした。ただ、これまでは状況によってはほぼ差がない状態になることもあったのです。 しかし、今のCeleronには多くの違いがありますので難しい。 現在のCeleronはまず、FSB(フロントサイドバス)の能力が異なります。Celeron Dは全製品533MHzで毎秒4,2GBのデータをCPUに外部から取り込んだり、逆に外側に結果を送ったりすることができます。対してPentium4は533MHz製品も互換性維持のため一部残っていますが、現在は800MHz(6,4GB/秒)のデータレートが主流となっています。この転送速度が速いほど、メモリや外部の機器とデータをやりとりするときに、CPUの待ち時間(アイドル状態)が軽減され効率的に処理することができます。 要は、見かけ上の速度が速くなるのです。動画処理やゲーム、アプリケーションやパソコンの起動などで効果があります。 次に、キャッシュ容量の差がありますね。レベル2(2次)キャッシュの容量が256KBのCeleronと1MB~2MBのPentium4では4倍から8倍の容量の差があります。キャッシュの役割は、CPUの内部速度と外部速度の差を隠蔽することにあります。FSBの速度が毎秒6,4GBあってもCPUの内部ではその数倍以上の速度が出ることになります。ということは、実際に処理する時間よりデータが届くのを待っている時間の方が多いということになるのです。 そこで、CPUの内部にCPUの性能と同じ速度でデータアクセスができるメモリを置くことにしたのがキャッシュです。キャッシュは頻繁に使うデータを配置し使うときにすぐに処理ができるようにします。 キャッシュに配置されたデータなら瞬間的に処理ができることになります。そのため、キャッシュ容量が多いと比較的よく使うがキャッシュに収まりきらないような命令を処理する場合に高速になるのです。主に連続したデータ処理、マクロ処理などに効果があります。 この他にHyperThreadingTechnologyがあります。 この技術は、Pentium4の一部では使われていない物がまだありますので、Pentium4なら必ず使われているわけでありませんが、この技術を使うとWindowsなどのOS上で仮想的に2つのCPUを認識するようになります。これは、Pentium4の基幹技術となるNetburstと呼ばれる技術では、そのまま従来のように1つの処理を一回ごとに処理しても全体の4割の性能を使い切れないという非効率な構造であるため、それを改善するために命令内容によっては1度に、2つの処理を空いている処理系で行うというものです。 これを使うと、マルチタスク対応のアプリケーションや同時に複数のソフトを使うときに快適に動作します。対応ソフトなら単体で最大約15%の性能アップする場合もあります。これは同じPentium4でHTTのあるなしの差です。(Celeronならさらに差があるでしょう) 他に、Pentium4が6x0型番ならEM64Tへの対応の有無がありますね。後は、省エネ機能の有無ですね。 EM64Tは、64bit技術に対応します。64bit対応OS(まもなくWindowsXP x64版が登場予定)が使えるようになりますし、その環境下ではさらに高速に動作する可能性があります。逆に、対応していない物は64bitのソフトやOSは使えません。 こういう細かな違いがいくつもあるのです。これは、同じPentium4でも600型番と500型番で違いますので、難しい。 まあ、今お金があるならPentium4の600型番を選ぶのが妥当でしょう。ただ、メーカー製のパソコンでは春モデルにはほとんど採用されていないはず。まもなく登場の夏モデルで出るかな?自作なら迷うことなく600を選ぶべき。そんなに、ゲームをたくさんするとか、何か特別なソフトを使うとか、映像を作る、加工を度々するなどがなくとにかく安くというならCeleronで十分ですよ。
- youkisara
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速さの違いより、ペン4では、HTテクノロジーが使えるという点でしょうか? また、L1,L2キャッシュの量の違いがあるので、体感的にペン4の方が快適に感じる傾向があります。 重い作業をすることが前提にあるのなら、ペン4をおすすめします。 動画作製や3Dゲームをするなど。