今では複写機でコピーをとったり、プリンターで印刷したりしますので、どれをオリジナルにしても問題はありませんが、私が新入社員だった時代では今ほどコピー機が普及しておらず、ご質問のようにカーボン紙を挟んで書類を作成していたものです。
その時には、カーボンで複写した方を正本としてお客様にお渡ししていました。
また、たとえば許認可などを求める時に、官公庁に提出する書類でも同じだったです。 複写した方に会社の実印を押印して提出していました。
これは一番上の書類は書いている内に、手垢などで汚れやすいため、お客様に渡すのは失礼だという考え方があったためです。
でも実際には複写した方の書類には、カーボンで薄く黒ずんでいたり、字が若干かすれていたりしていましたが、それでも正本にするのが当時の決まりだったですよ。
今でもその決まり事は、同じだと思います。
余談ですが、多分その時代の名残りだと思いますが、金融機関や保険などの手続きをする場合、3~4枚のノンカーボンになった書類に必要事項を記入するケースが多いですが、「お客様控え」 として渡されるのは、最後の方のページが多いですよね。
ただ、「法律」 のカテでご質問されていますので考えてみたのですが、一番上のページをお客様に渡したから契約は法的に無効か、となると違うように思います。
法律と実際の業務に若干の乖離があるのは結構多いですからね。
お礼
ありがとうございました。