研修医時代、患者さんに気を使って緊張し、よく失敗しました。失敗が続くと自信がなくなり、更に失敗するという悪循環に陥ってしまいますよね。お察しします。
コツというものではないかもしれませんが、ちょっとした気持ちの持ちようもあるかと思います。
1、注射をしても自分は全然痛くないということ。
患者さん痛いだろうなぁ、と思う思いやりは必要ですが、悪いなぁと思うと変に遠慮してうまくいきません。必要があってするわけですから遠慮なく注射しましょう。
2、一番いいと思う血管を選ぶこと。
失敗したら困るから、と思って2番目3番目の血管を選んでいると、失敗を重ねて悪循環になります。
3、見える血管より触れる血管
目に見えない血管であっても、弾力のある、よく触れる血管には入りやすいものです。血管の走行を指でよく確認して、走行にしっかりと沿わせて針を進めると必ず血管に当たります。血管の横から斜めに穿刺する方法もありますが、深さがずれると入らないので、お勧めできません。
4、針を刺すときに皮膚がずれないようにすこしひっぱっておくこと
高齢者の場合皮膚がたるんでいることも多く、できるだけ皮膚にゆるみがないように固定することが大事です。
5、血管の合流部があればそこを狙う
合流部は血管がずれにくく、二股になっている付け根の部分を狙うのは効果的です。
まずは勤務半年といっても、注射が下手な自分を隠さない、ということが大事です。患者さんに怒られたら謝って、先輩に代わってもらえばよいのです。必ずうまくなりますから、あきらめずに頑張ってくださいね。応援しています。
お礼
この間、お礼を出したんですが消えてしまったようです。 大変参考になりました。 ありがとうございました。 アドバイスを全部試してみました。アドバイス頂いた次の日は、気持ちが軽くなり、注射も点滴もうまくいきました。たまたま、いい血管に出会ったのかも知れませんが、これからもアドバイスを大切にして頑張っていきたいと思います。 ありがとうございました。