何をもって勝ち負けと見るかですが。
ライブドア側は間接的に某テレビ局への影響力を高めることも目的の一つではあるようですが、日本放送それ自体の持つ資産価値にも注目しているようですし、今まで手付かずだったこと自体がおかしいとするライブドア側の主張も最もなことです。
一方某テレビ局側はテレビ局への影響力が及ばないというラインに前線をひいて戦いを挑んでいるようですので、最終的にはそのラインでせめぎあいにはなるのでしょうが、最初にも書いたように、某テレビ局への影響力を高めることは目的の一つにしかすぎませんから、それが及ばなかったから負けとするのも無茶な話でしょう。
ただ今回の買い付けのためには社債発行で無理やりかき集めてきた800億という資金しか兵力がなく、しかもその兵力はライブドアの事業規模からみれば身の丈にあっていないほど莫大なもので、さらに資金の90%?はすでにつぎ込んでいるようですから、綱渡りであることは否めません。一気にこけることすら有り得るとは思います。結果的に某テレビ局の惨敗に終わったとしても、そのツケがライブドアの致命的な欠陥となり、別の攻撃を受けることだって考えられる訳で。
テレビ局とライブドアのどっちが買った負けたという視点だけでは語りつくせない問題でしょう。