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PETって何故高額なんでしょう?
4年半前に食道ガン末期と宣告され、外科手術を実施し切除出来るところのリンパ節も全て切除しました。 が、最近になってCTを何度か実施した結果、再発の可能性があると言うので、今回PETで確実に調べようとの医師のアドバイスがありました。 ただ、「食道ガン」は保険適用対象外と言われています。 10割負担だと10万ほど費用を要します。確かに、以前は食道ガンでしたが、それの再発なのか新たなガン細胞なのかは分からないのではないかと思うのです。原発不明ガンというのもあると聞きます。 他のガンと同様、ある意味では他のガンよりもシビアな物だと思うんです。しかしながら、ガンの種類(部位)によって、同じ検査であるにも関わらず、片や3万程度、片や10万と言うのは納得出来ないのですが、これって事実なのでしょうか?。 ご存知の方、自身でも受診された方がおられたらお教えください。 どうぞ宜しく御願い致します。
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がんの種類によって色々な抗がん剤の保健適用が有る無しがあるようにPET検査もがん種によって違います。 また、癌の場所によってはPET検査しても判断がつけられない部位もあります。(胃、膀胱、腎臓など) 有効と厚生労働省が認めたもののみ保健適用となっている 現状があるので残念ながら格差が生じるのです。 ただ、今現在保健適用がなされていないという事なので 今後適用される可能性はあります。 しかしながら、teddy1014さんの場合再発の可能性がある訳 ですから、保健適用を待つわけにはいきません 早期にPET検査された方がよいと思います。 大切な命ですので、10万か3万かの差の云々よりも 今後の治療を考えられた方がよいと思います。 現状がこのような法制度になっている以上仕方ありません。 でも、おかしい!と声をあげることは患者として必要と思います。私もそんな声をあげている一人です。 再発でない事をお祈りします。
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- j-renjo
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確かにPET(ポジトロン断層撮影)検査で18FDGを用いて癌の診断をする場合、保険適用が認められる癌の種類は限定されていますね。 PETについては、社団法人日本アイソトープ協会のサイト↓に色々と説明が載っていますので閲覧してみてください。「Q12 PET検査が不得手なのは?」を見ると癌の種類によってはPETでの検査が適さないものがあるようです。一方「Q10 PET検査でわかるがんは?」には食道癌の診断にも役立つとあります。 http://www.jrias.or.jp/jrias/index.cfm/17,0,117,html PETで癌検査の保険適用が認められる場合、常に「他の検査・画像診断により診断が確定できない患者」という制限がついています。↓には食道癌について種々の解説がありますが、PETについての説明を見ると「画像の鮮明さでは内視鏡検査には及ばない」「PETを用いた検査は患者さんの苦痛がないことが大きなメリット」とされています。この両者を考え合わせるならば、「食道癌は通常、内視鏡やCT等で確定診断を下すことができるため、食道癌に対するPETは保険適用とならない。苦痛がないことから患者が自由意思でPETを選択した場合は自費診療とする」ということかな……と推測できます。もちろんこれはあくまで推測であり、正確なところは厚生労働省保険局医療課に尋ねてみなければ判りません。 http://www.effect-japan.com/cancer/esophageal.html PETは7,500点(7万5千円)と高額な検査ですから、他にもっと安く確実な検査がある場合はそちらに誘導したい、という医療財政面での論理なのでしょうね。本当は患者の苦痛を軽減させることも医療として大切な発想なのですが……。 -------- と、ここまで書いて投稿しに来てみたら、既に有益な回答が寄せられていますね。追加でご参考になれば、ということで。
お礼
ありがとうございます。 先週の金曜日に検査を行ないました。担当医と30分くらい押し問答を繰り返しましたが、やはり私費扱いで9.3万円払いました。 胃がんや食道がんには有効だと言う報告が少ないと言う事で、有効な患者に適切に検査してもらう為に対象・対象外を分けているようです。確かに、わたしの場合も3度撮影し直しました。生体の習慣で糖が集積する事が多い部位は、悪性の細胞かどうかを判断しにくいと言う事らしいです。 今週の木曜日に結果を聞く事になります。いずれの結果が出ても、辛い事の数倍の楽しみを作り出して、楽しいことだけを考えながら生きて行きます。
- MK1
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今は検査費用を論じている場合ではないように思えますが、とりあえずそれから回答します。 単純に核医療機器はきわめて高価であり、その稼働率から算出した1回あたりの検査費用は高額にならざるをえません。とくに陽電子を打ち出すPETは放出核種の半減期が短いのでサイクロトロンを備えなければならないことから、きわめて高価な上に操作スタッフが多人数必要です。そして貴方が不満に思うように、そうした高額医療費のためにこそ健康保険があるはずなので、日本の健保には大きな問題があります。 厚労省の役人が言いたかったのは、おそらく国民皆保険の中ではより多く利用される医療に優先的に保険支払いが配分されるので、特殊な先進医療は対象疾病については実績が上がり次第順次保険適用としていく、といったことでしょう。しかし、これは裏返すと、こう説明できます。 核医学がどんどん進化して巨額な設備が普及すると、当然その検査費用の保険負担分は大変な額になり、保険財政逼迫の折り、特別なものはなるべく適用認可は先に伸ばすように財務当局より圧力を受けている。厚労省の役人も厚生部門は医者が多いですから、十分分かっていると思います。しかし、末端の官吏に言っても事態は変わらないのが現状です。 PET検査は、血流や血液量を測定できるほか、酸素消費やブドウ糖消費も量的に測定でき、局所的な代謝の様子が全身について診ることができます。癌は異常な細胞活動のため特有のエネルギー代謝をしていますから、それを確実に捉えることができます。PETが癌にもっとも適した検査機器といえる所以です。広汎な転移が懸念される癌の場合には、治療法の検討にきわめて有用です。放射線治療も周辺を損傷せずに照射範囲を0.5mm単位で絞り込めるように進化していますから、照射箇所が多い患者さんにも負担がより少なくなってきています。 費用はともかく、癌の医療技術は化学療法や遺伝子治療なども含めて進歩してきていますから、今後も治療に専念して快方に向けて頑張ってください。
お礼
ありがとうございます。 ただ、検査機関の裁量で原発不明ガンとして保険適用がなされたと言う例もあるようです。何だか釈然としませんね。普通なら10万掛かろうがガンなのかどうか、そうだとすればどの範囲に広がっているのかなど、今後の治療方針にも役立つので当然のように受け止めますが、経済的な面で厳しい状況に陥っているので、少しナーバスになっています。
お礼
ありがとうございます。 厚生労働省や社会保険庁にも確認しました。 より多くの方に利用してもらう事を前提に、必要な(多分、発見し易い)方を絞っているとの事。あまり明確には言われませんでしたが。徐々に適用範囲を広げる努力(検討)はしているとの事。お役所仕事なので、数年もしくは10年くらいかかるかも知れませんね。全てのガンに適用されるのは。 残念ですが、多分NGの方だと思います。何度もCTを撮りましたが、少しづつではあるが大きくなってようだとの診断です。内視鏡とCTの検査を交互に実施しており、血液検査も2ヶ月に1度は実施していました。内視鏡でも問題無かったし、腫瘍マーカーも正常範囲だったので安心していたのですが。 最終兵器の放射線治療に突入すると思います。担当医も「CTの結果だけで放射線治療に入る事も出来るが、念の為にPETの検査をしたほうが良い。」と言っていました。 ただ、まだ病気に負けるわけにはいきません。私を必要としている娘や家族が居ます。最初に宣告された時よりも色々な制約があって、出来る事を何もかも行なう事は無理ですが、やれるだけの事はやるつもりです。