x線フィルムができる流れを考えると分り易いと思います。
人体を通過したX線が増感紙にぶつかり吸収されて光を発光する。
その光がフィルムを感光する。という原理からレントゲンフィルムがなりたっています。
人体を通過するX線は当然、増感紙やフィルムも透過する能力を持っています。
透過されては意味がなくなります。吸収させて発光させることに意味があるのです。
吸収させる方法次のような方法があります。
1.増感紙の厚さを厚くする
2.増感紙を2枚にして両面からフィルムを挟む
3.増感紙の原子番号を大きくして吸収しやすくする、、、、などなどです。
いままでの事は、余談になりますが、
X線フィルムは両面乳化剤が原則というのは、上に書きました
2.増感紙を2枚にして両面からフィルムを挟むを考えているからです。
フィルムの前面と後面の両方に乳剤があり、それぞれに専用の増感紙で挟んでいるという事です。
その目的はX線を効率よく光に変換する為です。
コントラストとは無関係です。
片面の増感紙や片面乳剤というのも存在します。
それは、鮮鋭度を上げるためです。
参考になりましたでしょうか?