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メモリー効果は電圧測定で分かりますか?
○ 放電完了した後、ニッカド/ニッケル水素電池を充電した場合。 ○ 途中で継ぎ足し充電した場合。 いずれも充電器の表示ランプが充電完了を示した段階で取り出し、(室温程度まで冷ましてから)電圧を測ったならば、メモリー効果の影響があった場合にはいくぶん低めの電圧となる、といった変化が現れるのでしょうか? また、電池の電圧測定時は無負荷ではなく、抵抗器(数オーム?)を抱かせて測定した方が良いと聞いたことがあるのですが、そうなのでしょうか? (近くにパーツ屋があるので必要なものは揃えられます) 専門家/得意分野の方、どうぞよろしくお願いいたします。
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1.メモリー効果を知る方法 両者同じ電圧を表示します。 メモリー効果を電圧測定で知ることはできません。 メモリー効果が分かるのは、「放電させてみて、その時間差によって知る(電池容量の測定)」 しかありません。 2.電池の電圧測定の方法 負荷をかけない状態で電圧測定を行うと、かなり劣化した電池でも、ほとんど1.2Vに近い電圧を 表示し、良・不良を見分けることは困難です。 これが、負荷をかけると、不良電池はガクンと電圧が落ち、両者に歴然とした差が出てくるので判別が容易になります。 しかし、一般に市販されている「電池テスター」は「負荷をかけない状態で」電圧を測るようになっています。 残念ながら、「負荷をかけて測定する」ようになっている市販品は見たことがありません。 3.負荷抵抗の選択 負荷抵抗は0.2C以上の電流が流れるように、選ぶと結果がはっきり出ます。 [C]というのは、電池容量(1時間値)のことです。 例えば、単三ニッケル水素なら、最近は2.4Ahのものが市販されています。 この場合0.48A以上流れるように、抵抗を選びます。 オームの法則から、 1.2V÷0.48A=2.5Ω 程度のものを使用します。 W数は1W以上ないといけません。 1.2Vx0.48A=0.58W 負荷をかけたとき、満タン充電の良電池はほとんど1.2V近くの電圧を維持しますが、不良電池は 一気に電圧が下がります。 「注意」抵抗器は相当熱くなります。短時間で終わるように心がけましょう。
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- marimo_cx
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>メモリー効果の影響があった場合にはいくぶん低めの電圧となる、といった変化が現れるのでしょうか? 現われません。 >また、電池の電圧測定時は無負荷ではなく、抵抗器(数オーム?)を抱かせて測定した方が良いと聞いたことがあるのですが、そうなのでしょうか? それは電池の内部抵抗を測る場合です。 電池残量の測定とは端子電圧の測定をしているのではなく、内部抵抗の測定をしているのです。 内部抵抗は電流を流さないと測定できません。 電池残量と無関係に端子電圧が知りたいのであればハイインピーダンスの電圧計で測ってください。
お礼
やはり見かけ上の測定数値では分からないんですね・・・ >内部抵抗は電流を流さないと測定できません。 そういうことなのですか。 大変参考になりました。 ご回答ありがとうございます。
お礼
とても分かりやすく詳しい回答をありがとうございます。 久しぶりに理科の授業を聞いて(見て?)いるようで、なるほど!…と思いました。 抵抗を噛ますのは実動作における「良/不良」判別法ということですね。 「不良電池は一気に電圧が下がります」・・・おぼろげな記憶の中にそれらしきコトがあったのですが、やっと正確な理由が分かりました! 実際問題としては、メモリー効果云々よりも劣化した(寿命の近い)電池の判別をしたいので、教えて頂いた内容を参考に、電池ケースに抵抗をハンダ付けして簡単な測定補助具?を作ってみようと思います。 手元に1~10Ω5W級抵抗がありましたので、さっそく実験してみます。 大変ありがとうございました。 ご回答に感謝いたします。