- ベストアンサー
佐伯かよの先生の「緋の稜線」
昨年末、「緋の稜線」を読みました。 もう6年くらい前の物で昼ドラにもなりました。ご存知の方いらっしゃるでしょうか? これは逆境にもめげず力強く生き抜く女性の姿を訴えた物でしょうが、私は女性としてやはり昇吾が芙美香を水揚げし、子供(望恵)を作ってしまう部分にショックを受けました。愛する妻がいるのに、なぜこのようなことをしてしまったのか。。。大切な点なのに立ち読みだったため昇吾の気持ちを読み取ることが出来ていません。 もしこの辺の心情をご存知の方がいましたら教えてください。よろしくお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
昇吾は寂しかったんだと思いますよ。 瞳子が仕事に目覚め、人生のパートナーとしてその力量は認め、また仕事をする姿を愛しつつも、 (まあ昔の男性ですから…)家庭での安らぎの象徴としての「妻」からはややかけ離れてしまった、 そんな時に、若い頃の妻に似て、しかも自分を一途に慕い、頼ってくれる女性が現れた…。 思わずその手を取ってしまった、ということでしょう。 しかもその後、芙美香の懐妊がわかったのとほぼ同時に、芙美香が肺結核であることが判明し、 それでも彼女は子供を生みたいと言い切った。 その時点で、彼には芙美香を切ることは出来なかったのでしょう。 もちろん、瞳子を愛しているからこそ、その後の苦悩があったわけで。 後悔し、それを乗り越えようとしているからこその「過ち」なのだと思います。 そういう意味で、昇吾が「芙美香を水揚げし」「芙美香と子供を作ったこと」を 「後悔」しているかどうか、つまりは「やらなきゃよかった」、と思っているかどうかはわかりません。 芙美香の方は、これで自分の生きていた証を残せた、と思っているでしょうが…。 まぁこれ以上は、自分の感想になりますんで。
その他の回答 (2)
- Seer
- ベストアンサー率36% (167/455)
返答ありがとうございます。 補足部分についてですが。 …あくまで私の個人的感想ですが、恐らく、しなかっただろう、と思っています。 そうであって欲しい、というのが実のところですが。
お礼
レスありがとうございました。 seerさんはそう思われるんですね。だとしたら、瞳子も少しは救われる(?)かもしれませんね。本題からは外れますが、昇吾のように遊びに免疫のない人に限って限度がわからない人が多いですよね。遊びなれてたら、買ったとしても囲いはしないと思います。なまじ誠実な人ってある意味怖い…。 設定は古いけど、現代にこそ多いトラブルということでしょうか。リアルすぎて怖いです。
- hajime40
- ベストアンサー率38% (192/498)
ずいぶん前のことなので間違っているかもしれませんが,参考にしてみてくださいね。 はじめに,昼ドラの「緋の稜線」は『原作と違うなぁ,昼ドラ用にアレンジされているなぁ』って思っています。 私にとっては別物ですね。 そうそう, 「愛する妻がいるのに、・・・」 についてでしたね。 省吾さんは2人とも愛しておられたと思いますよ。 ただ,省吾さんが「愛」という形で求めていたものが,瞳子さんと芙美香さんとでは違うという以外は・・・。 瞳子さんとは,2人で力合わせて生き抜いていこう,築き上げていこう,というものです。 これは,省吾さんと瞳子さんが2人で力を合わせて山を登り,日の出(明けゆく山の稜線だったかな?)を見ながら家庭を2人で築きあげようと語り合うシーンに象徴されると思います。 芙美香さんに対しては,「守ってあげたい」という気持ちが大きかったのでは,と思います。 瞳子さんは,1人ででも生きていくことができる強さを持っていますが,芙美香さんは,1人では生きていけないでしょう。 その芙美香さんの弱さに,そして,瞳子さんとは違った安らぎ感に惹かれてしまったと思います。 (まぁ,そこが男の身勝手なところなんでしょうけど・・・。そして,望恵さんができてしまうということをしてはいけなかったんでしょうけどね。) 以上,私の勝手な解釈,感想です。参考になれば幸いです。
お礼
hajime40さん、レスありがとうございました。 男性に対しては失礼ですが、身勝手だなぁと思います。 もし芙美香が死ななかったらずっと面倒見続けたんでしょうかね?私には耐えられそうにないですね。でも、リアルに男女の関係を表しているような気もします(だからこんなに気になるのかも)。 とても参考になりました。
お礼
seerさん、レスありがとうございました。 昇吾は寂しかったんですね。確かに、その気持ちもわかるような。 分かって良かったです。
補足
それと、、もし瞳子が側にいたら浮気はしなかったと思いますか?