- ベストアンサー
二重床・二重天井の効果はありますか?
今8階建て、総53戸の新築マンションの購入を検討していて、Lマンションの大京グループなので信用は出来るのですが 説明を受けるとフローリング+コンクリートだと40デシベル、二重床二重天井だと37デシベル なんだそうです。 ・・あまり変わらないのでは?と不安になります。 こちらで騒音トラブルの書き込みの多さが気になりますし、 今の賃貸はすごく静かで隣の音も上の音も全くと言っていいほど聞こえません。 音の意味ではとても快適なので、分譲を買って騒音に悩まされるのは避けたいな・・と思っています。 二重床二重天井なので静かだと言われたのに実際はうるさかった、という方いらっしゃいませんか? また、何の音が一番うるさく聞こえますか?? お時間のある時でかまいませんので回答をお願い致します。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
体験談ではないですが、防音材料の開発経験者です。 2重天井というのはあまり効果がないと思いました。 また単なる2重床というのは、建築学会の資料を見るとコンクリート床だけと同じか音を増幅するという報告もされていますので、2重床にするには必ず「防音仕様」のものにしなければなりません。 なお、具体的な数値が出ていますが、3dBの差というのははっきりと違いがわかるほどの差ではなく、聞き比べると差がわかる程度の差です(ちなみに2デシベルの差は聞き取れないといわれています)。 このため遮音性能の評価をするランク付けでは、5dBの差があって1ランク違うようになっています。よって、40デシベルと37デシベルでは同じランク付けとなります。 また、床の遮音性能を表すには、軽量衝撃音(椅子を引きずるような音など)と重量衝撃音(足音、子供の跳び跳ね音など)の2つの指標があります。 質問文の性能がどちらまたは総合的な性能をいっているのかわかりませんが、軽量衝撃音は床の仕上げにより低減できますが、重量衝撃音は床の構造材(コンクリートの厚さや面積)でほぼ性能が決まってしまいますので、2重床・2重天井にしても性能はあまり変わりません。 そのため、2重床にしても足音などは聞こえる可能性があります。 これを防ぐには床のコンクリートの厚さが厚いもの(20cm程度は欲しいところです)を選ぶことが大切です。 ただし、一般にフローリング床は軽量衝撃音により下階から苦情が発生しやすいので、近隣トラブルを防ぐ意味では防音仕様の2重床にする方がよいと思います。すなわち上階の人が防音仕様にしてくれないとうるさい可能性はあります。
その他の回答 (2)
- getgetget
- ベストアンサー率43% (31/72)
マンション設計の経験のある建築士です。 Lマンションのモデルルームでの案内仕事もしたことあります。 Lマンションの二重天井・二重床タイプのマンションなら大体仕様・構造は解ります。 LMにおいてまず二重床にした理由は 1、コンクリート直床の場合の不陸解消の為 2、設備配管が後施工できる。後改修もし易いように。 床コンクリート内に配管をしないので床スラブを苛めることがない。 3、床材の選択肢が増える。 4、直床防音フローリングにあるフワフワ感の解消の為。 (マンション初心者には気持ち悪いらしい) 二重天井にした理由は 1、直接的な防音効果は対して変わらないかもしれませんが視覚的効果と 僅かでも考慮してあると他者との差別化の為。 2、天井内電気配線を後施工できる。後改修できる これもスラブを苛めることがなくなる。 など単純に防音効果のみを狙ったものではなく構造体に負担を掛けない考慮と 将来の改修に向けてそのような二重床・二重天井になっています。 天井が低い感じは避けれないですけどね。 最近の新築マンションであれば大体どこも防音効果は似たりよったりです。 実際は隣や上階の方の住まわれ方次第だと思います。 よっぽど普通に暮らしていれば気にならない範疇だと思いますよ。 実際売れ残ったLMモデルルーム内で一人一日生活したこともありましたが、 通気口から外の車の音の方が良く聞こえましたけどね。
お礼
マンションの設計をした方から回答を頂けて光栄です。なるほど防音以外にも構造体に負担をかけないようにという事もあるんですね。 売れ残った所で1日生活までしているなんて、やはりお客様の立場を考えて下さっているのですね♪ 通気口からの車の音・・新たな問題ですね。他には問題無いですか?(笑) 今後のモデルルームの見学での視点を変えるキッカケになりました。何とか後悔しない買い物になるように頑張ります。 丁寧なアドバイスを有難うございましたm(。_。)m
- myeyesonly
- ベストアンサー率36% (3818/10368)
こんにちは。 先の方が大体述べておられますが、中に空気が存在してる二重構造では、防音効果の目に見えた向上は期待できないばかりか、合計の厚さのコンクリート一枚より劣る場合が多いです。 というのは、間の空間で共鳴する周波数が必ず存在するので、その音は、丁度太鼓が響くように増幅されてしまうのです。 特に物が床に落っこちたような衝撃音などでは、広い範囲の周波数の音が出るので、共鳴周波数が必ず存在し、かえってひどくなる可能性が高いです。 2枚あわせた構造では、間を真空にしたガラスなどのような密度の高い材質じゃないと効果は期待できません。
お礼
中に空気が入っていると太鼓のようになってしまうという例えが大変分かり易く、ショックでした(苦笑) 間を真空にしたような密度の高いものかどうか、またモデルルームへ行くので、しっかりと調べて来ます! やはり素人には難しい事が多いですね。とても参考になりました。有難うございましたm(。_。)m
お礼
防音材料の開発をしている方から回答を頂けて本当に光栄です。この場合同じランク付けなんですね。軽量衝撃音か重量かという事と、コンクリートの厚さはまたモデルルームへ行くので、しっかりと調べて来ます。とても参考になりました。 丁寧に回答をしてくださって本当に本当に有難うございましたm(。_。)m