可用性とは、Availability ってやつですが、
ある物が使えるかどうかを基準に判断することで、
通常は、時間を単位にする場合が多いのではないでしょうか。
たとえば、システムが月に1回ダウン(故障)する、
この場合は信頼性ということで、故障が1回/月などと
考えますね。
一方、可用性の問題ととらえると、故障して復旧するのに
1日かかったとすると、ひと月30日フル稼働として
29日だけが稼動できたわけですから、29/30が
使えたわけです。つまり可用性です。
故障率が多くても、すぐに復旧すれば、可用性は高い。
故障しても、システムが使えれば、可用性は100%。
そういう観点で、システム全体の二重化とか、一部の
機能の冗長化(余分に持たせて、故障してもシステム
全体がダウンしないようにする)などの措置を取る
ケースが大規模システムや信頼性の高いシステムには
多いですね。
故障以外でも、単に便利さでも可用性という場合も
あるでしょう。ま、システムの問題では、だいたいが
故障しても、最大限使えるようにする問題ですね。
たとえば、あなたがインターネットのメールを使う場合、
あなた個人のマシン(PC)だけでしかメールが読めないと
すれば、マシンが壊れて直るまで使えませんね。
しかしウェブメールなどで、他のマシンでも読めれば、
もう1台マシンがあれば、メールを読むことに
支障がないわけです。
ここでは2種類の問題がからんでるので、ちょっと
わかりにくかったかもしれませんね。
ひとつはマシンを複数にすることで可用性を上げる、
もうひとつは代替可能なメールソフトを使うことで
可用性を上げるということです。
まあ、どういうシステムであるかによって、可用性を
測定する尺度と、それを評価する基準は異なりますので
こういう例をもとに考えてみてください。
お礼
早速回答をありがとうございます。個人のPCで例えると分かりやすいですね。