• ベストアンサー

風邪薬は効きますか?

風邪薬を飲むと風邪は治りますか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • MK1
  • ベストアンサー率67% (141/208)
回答No.10

風邪(感冒)は身体の免疫機能が、疲労などが原因となって低下した(平衡を失った)ときに様々な細菌に犯されるものです。インフルエンザウィルスのように特定のビールスや細菌に感染するものとは全く違います。いわば身体の防御機能が低下したとき、普段は相手にしていない弱い敵に攻め込まれた状態です。ですから敵は雑多にいろいろあり、また感染過程で変異するので特定が難しく(した頃には治っていたり)、無数にある風邪の原因菌やその候補に効く(菌を殺すという意味)薬というのは厳密な意味では開発は不可能に近いのです。 風邪は体内への菌の進入で免疫機能が緊急発動して白血球などがんばるので、外界と接する「外堀」にあたる鼻腔や咽喉などの粘膜や体内の胃腸内壁に様々な炎症が起こり、体内では発熱などの全身症状が起こるのです。 しかし、風邪の菌というのは直接防げませんが、「風邪にかかる」過程、つまり感染の機序が分かってきています。その途中を阻害する薬が今開発されつつあり、また、身体の平衡が損なわれ、風邪にかかりやすくなる状態を簡単に見分けるマーカーも研究されています。つまり壊れかけた堀を直す方法や守りの弱ったことを知らせる見張りを作ろうとしているのです。それでもたぶん将来も風邪の根絶は難しいでしょうが、相当かかりにくくする方法は予防と初期治療のシステムとして確立されると思います。最も今でも過労と睡眠不足、過度なストレスを回避し、心身を健康に保つ努力をすることはつまりはそのシステムというわけです。 もう一つ、症状を緩和させると、かえって治療の逆効果ではという懸念ですが、たぶん発熱による発汗が解熱効果があるので、発熱を抑える消炎剤などが結果的に回復を遅らせることになることなどをいわれているのでしょうが、発汗による解熱で症状の進行が遅れたり改善するのはまだ回復の体力が十分にある感染初期のうちだけです。発熱も続けば体力を奪い、熱発による二次的な障害を体内のあちこちに生みます。「敵」は暴れまくり、ますます形勢不利になります。体温を一定以上あがらないように抑えることは免疫機能を十分に生かし体全体を管理する上で必要なことです。 基本的に炎症を起こしたところは本来の生体の機能が部分的に低下しているばかりでなく、それによって全身の機能も不全に陥りつつあるわけですから、いわゆる市販の総合感冒薬で炎症を起こした箇所にそれぞれ対症療法を加えるのは「風邪を身体から追い出す」最終目標に向けての身体全体の平衡を取り戻すためには地道な基本戦術だといえます。 免疫機能を活かすという意味では、ひと頃特効薬といわれたインターフェロンは免疫を高めるので、風邪のかかり始めに投与すると劇的に効くことがあります。一時安易に多用されたことがありましたが、発熱して体力が落ちてからでは逆に高熱になって熱性けいれんを起こしたりして危険です。それと高価な薬ですから、そういう使い方には「鼻風邪に使うそのインターフェロンはアジア・アフリカの子供の命を4,5人は救えるんだよ」と嫌みを言うことにしています。 薬は上手に意味のある使用をすべきです。そうしなければ、やがて薬に頼ることが普通になってしまいます。投薬の基本は「早めに少量から」。江戸時代から言われています。 ちょっと質問から脱線気味になってしまいました。あなたの自分で治そうという気持ちは大切です。薬も医者もそれを手助けするのにすぎないのです。

kirinzi
質問者

お礼

 詳しいご説明大変参考になります。

その他の回答 (10)

  • baiyaku
  • ベストアンサー率38% (286/739)
回答No.11

おっしゃるとおりこじれます。 対症療法の薬は大抵あなたの心配した通りマイナスになり、長引きます。特に消炎鎮痛剤は、インフルエンザウィルスに感染して飲んだ場合、子供であればライ症候群を引き起こして、危険な場合すらあり、解熱鎮痛剤の中には子供では禁止になっている薬があります。  統計を取ると平均で薬をきちんと飲んだ方が長引くようです。  最近開発された薬はなるべく治りが悪くなりにくい薬が使われていますが、それでもやはり理論通り治りが早くなることはないでしょう。  インフルエンザのA,B型に対してだけは、特効薬がありますので、2日以内に飲むと有効です。早めにお医者さんに行きましょう。  あと抗生物質ですが、これも大変有効で、風邪そのものには効果がありませんが、熱を上げるようなこじれた風邪をひいた場合、治りがけ頃になると、ウィルス向けの白血球が増えるようになるのですが、菌に対する白血球が減ってしまいます。そこで肺炎菌のようなものに、二次感染を引き起こしてしまうのです。  こじれた風邪には予防的に抗生物質を使うのはいいことでしょう。  私は薬を売っていますが、風邪をひいたときには、なるべく早めなら葛根湯とビタミンCを飲みます。後ドリンクも、、。  こじれることはほとんどありませんが、こじれても対症療法の薬は飲まない予定です。飲むときは、誰かと会うときにみっともないときに一時的に症状を隠すためか、夜寝るのに鼻が詰まって、眠りにくいときには飲みます。風邪気味かアレルギーで鼻水、鼻づまりで眠りにくいときには大変重宝します。

kirinzi
質問者

お礼

>>統計を取ると平均で薬をきちんと飲んだ方が長引くようです。  とてもテレビじゃ流せないような爆弾発言ですね。その道の人がおっしゃられているので説得力がありますw      

kirinzi
質問者

補足

 やはり風邪薬を飲んでも風邪は治らないのですね。自説が半ば証明されたので気分はすっきりです。そういえばみのさんは風邪をひいたとき胃腸薬を飲むそうです。体内に宿っている菌を排出するためだとか。風邪には免疫作用と体外排出、この2点を念に入れ来年の風邪に対処したいとおもいます。    みなさんの回答、この場をもってまとめてお礼とさせていただきます。

回答No.9

治りますよ。 といってもどの状態を治るとするのかによって回答も変わってきますけど…。 風邪の原因は様々です。ウイルスであったり細菌であったりマイコプラズマ(細菌とウイルスの中間みたいなもん)だったり…。細菌であればその菌に効く抗生剤を投与すれば菌が死にますので治ります。ウイルスのうちインフルエンザウイルスなら抗ウイルス薬(ウイルスの増殖を抑える薬)がありますので飲めば治ります。発症後48時間以内の服用で多くの人が次の日くらいに熱が下がるようです。 その他のウイルス(実は風邪の原因で一番多い)なら原因そのものを治す薬がないので薬では治らない。自分の抵抗力でそのウイルスをやつけるしかない。ということになりますね。 次に風邪の症状を治すというのでしたら市販品でも十分効果あります。熱に対して解熱鎮痛剤。鼻水に対して抗ヒスタミン剤。咳に対して鎮咳剤が配合されていますので症状はよくなります。 要は、栄養とって寝てればなおります。 しかし熱や鼻や咳等あれば辛いので対症療法で症状を抑えて、栄養とって休養すれば辛い目をせずに治ります。

kirinzi
質問者

お礼

 風邪いってもいろいろな種類があるんですね。自分が使っている風邪はその他の部類に入ります。やはり風邪(自分がイメージする、その他の部類の)を治す薬はないんですね。

回答No.8

 あくまで聞いた話ですが、インフルエンザのウィルスの型に対応したワクチンを使えば治療できるそうです。ただ、普通の人は型を特定できるまでに治ってしまうとか…。

kirinzi
質問者

お礼

普通のかぜとインフルエンザを混同していませんか。普通のかぜはライノウイルスやコロナウイルス等の感染によって起こります。症状としては、のどが痛む鼻がムズムズする、水のような鼻汁がでる、くしゃみや咳が出る等が中心で、全身症状はあまり見られません。一方インフルエンザにかかると39℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く、あわせて、咳、のどの痛み、鼻汁等の症状も見られます。更に、気管支炎、肺炎などを併発し、重症化することが多いのもインフルエンザの特徴です。またインフルエンザは流行が始まると、短期間に小児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込むという点でも普通のかぜとは異なります。 以上、コピペでした

  • o24hi
  • ベストアンサー率36% (2961/8168)
回答No.7

 #3です。 >風邪の症状(発熱や咳などですね)を緩和したら余計にまずいんじゃないかと思うのです。  多分下痢のことと間違われているんではないでしょうか。下痢はおっしゃるとおり、体内の毒物を排出する症状ですから、薬で止めるのは良くないと言われています。  しかし、発熱や咳は、体内の水分を奪ったり、食欲をなくしたり、最悪の場合は脳症を起こす事もあります(小さなお子さんのことが多いですが)。対症療法で症状を緩和するのは、理にかなったことだと思います。勿論、仕事をするために緩和するのは論外ですが。

kirinzi
質問者

お礼

 私から見るとそういう説明は薬で飯を食っている人達の論理のようにしか見えないんですよね。ハゲ薬や水虫薬とイメージが重なります。広告ではいかにも効きそうなことをうたってますが効いたって話を聞いたことがありません。まあ研究者たちはがんばっているのでしょうけれど、臨床実験などをせず短絡的にそういったものを市販するのはいかがなものかと思います。まあ売るほうとしては売れれば御の字でしょうけれど。余談ですがCMに力を入れているものにかぎってろくなものありませんね。結局我々庶民は人柱にされているだけのような・・・。  なぜもっとテレビやマスコミはこういったことをあまり言わないのでしょう。スポンサーとの兼ね合いから言いづらい立場にいるのでしょうか。なら我々庶民がネットを通じて声高にうったえるしかありませね。と結局いいたいことだけいって終わらせる。

  • miisima
  • ベストアンサー率37% (228/604)
回答No.6

まず、「市販の感冒薬」のことをおっしゃっているのなら、症状があっていて、それほど酷くなければ、たしかに効果はあります。 たとえば、頭がいたい、ノドが痛い、鼻水が出る、せきがでる、熱っぽい、節々がいたい‥‥などなど、カゼの引き始めの諸症状といわれるものに、それぞれあった有効成分が含まれている市販薬を服用すれば、それなりの効果は期待できます。(市販の総合風邪薬でも、それぞれ違うのですよ。ここでは、書ききれませんが) ただ、これらは、あくまで対症療法ですから、インフルエンザに代表されるようなウイルス性のものには、効くわけがありませんし、細菌感染を起こして、熱が出ているような重篤な風邪の場合にも、役不足で、期待するような、効果は得られないでしょう。 尚、医療用の「風邪薬」は、医者が診断をしてその人の症状にあった処方にするし、そもそも、市販薬より、同じ成分でも含有量じたいが違いますから、同じ対症療法とは言っても、効き方があきらかにクリアです。 まぁ、でも、風邪で一番大事なのは、初期の対処のしかただと、思います。

kirinzi
質問者

お礼

 過ぎたるは及ばざるが如し。さじ加減としての感冒薬という位置付けが一番いいんじゃないかと思います。  ただでさえ高給の医者や薬剤師や製薬会社にわざわざお金をまわすようなことはしたくないので私は生涯風邪薬を購入することはないでしょう。

  • Design15
  • ベストアンサー率30% (22/73)
回答No.5

「風邪が治る薬は無い」 「作る事が出来たら、ノーベル賞モノだ」と聞いた事があります。 薬局に売ってる風邪薬は、総合感冒薬ですよね。 (総合感冒薬=風邪のいくつもの症状を万遍なく緩和する薬) ですから治すのではなく、あくまで症状を軽くする程度ではないでしょうか? 「風邪かな?」と思ったら、早く飲む事が大事だと思います。 本格的にひいてしまったら、効かない事が多いですから…。 液体の薬は、結構効きますよ(2~3本で、千円位) 私は「液体カコナール」がお気に入りです。

kirinzi
質問者

お礼

 うちの家族のものも風邪をひいたら風邪薬という発想に疑いがありません。完全に刷り込まれてしまっている状態です。  最近私は風邪をひいたのですが、風邪薬は飲まず3,4日くらいで治しました。特に気をつけていたのはこまめにうがいや鼻をかんだりして菌を大概に排出すること、家にいるときはなるべく布団の中で寝ること、栄養をとること、これくらいでしょうか。  

  • eggmoon
  • ベストアンサー率37% (153/405)
回答No.4

寒気や喉の痛みなどの風邪気味という時に、液体の風邪薬を飲むと、ものすご~く効きます。 元気な状態に戻ります。 我が家は、皆そうですね。 風邪気味を通り越して風邪になってしまうと、薬を飲んでもなかなか効かないですね。 薬で良くなるというより、時と共に治っていくという感じです。

kirinzi
質問者

お礼

 おそらく中には体力をつけるための栄養剤的な薬もあるとおもうのですが、大概は鼻に効くだの喉に効くだのと、そういったことしかうたってませんよね。これらは正確に分けるべきだと思います。一度JAROに電話しようかしら。

  • o24hi
  • ベストアンサー率36% (2961/8168)
回答No.3

 こんばんは。 >風邪薬を飲むと風邪は治りますか?  正確にいえば、風邪の菌を殺すという意味では「風邪薬」は開発されていません。  いま一般に「風邪薬」と呼んでいるのは、風邪の症状(発熱や咳などですね)を緩和するだけです。いわゆる対症療法ですね。    ですから、症状に合った薬を飲めば症状は緩和するでしょうし、自分自身の治癒力も合わさって治ります。

kirinzi
質問者

お礼

 風邪の症状(発熱や咳などですね)を緩和したら余計にまずいんじゃないかと思うのです。まあ仕事や何かで一時的に症状を和らげるという用途であれば納得できますが、そうじゃあない人が風邪薬を服用する理由はなんなのでしょうか。CMのイメージ。もしくは風邪薬という名前から来る誤解からなのではないでしょうか。

  • milkteen
  • ベストアンサー率69% (9/13)
回答No.2

専門家でも何でもないので、自信は全くありませんが、経験談として。 飲まないよりは飲んだほうが治りは「早い」と思います。私の場合、「風邪気味だな」と思ったら早めに風邪薬(売薬)を飲み、なるべく睡眠をとるようにしています。そうすれば日中は活動していても、たいてい2、3日薬を飲み続ければ治ります。 しかし風邪薬というのは症状を和らげるだけであり、「特効薬」ではありません。 売薬より医者の処方薬の方が効き目が強いので、どうしても早く治さなければいけない場合は、病院へ行かれることをお勧めします。

kirinzi
質問者

お礼

 治りは本当に早くなるのでしょうか?プラシーボ効果もあるんじゃないのしょうか。というのも最近風邪薬というものにたいして怪しい印象をいだきはじめたものですから。CMなどでは「効く」とはいいますが決して「治る」とはいいませんよね。僕は逆に風邪悪化薬だと思うのですがいかがでしょう。

  • silpheed7
  • ベストアンサー率15% (1086/6908)
回答No.1

風邪という病気はありませんが、とりあえず症状は軽くなると思います。 症状が良くならないときは、内科を受診して下さい。

kirinzi
質問者

お礼

 私は専門家ではないので確としたことではないのですが、風邪をひいて熱をだしたり咳がとまらなくなるなどの症状は体が自ら風邪の菌を対外に放出させたり熱で殺したりするために起すものだと思うのです。風邪薬はそういった免疫作用を押さえてしまうので反って逆効果だと思うのですがいかがでしょう。

関連するQ&A