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通行権がついて価値が激減しているはずの土地
- 袋地にあり、現在囲繞地通行に関して覚書のみ交わされている中古物件を検討中です。通路として使用する土地を買い取りたいと地主へ申し出たが、応じられず断られました。
- 囲繞地所有者は通路の場所移動時に新しい通路の半分を買い取る案を提示しています。
- 袋地の所有者は通路部分の買い取りや交換を提案しており、将来の通路移動後に買っても差はないと考えています。しかし、地主は頑なに通行権を守ろうとしています。
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こんにちは。 まだ交渉中のようですね。 いろんなことが考えられます。まず地役通行権設定についてはこれは原則無料となるため嫌がるでしょう。 借地権については設定すると、その土地を売りたいと思ったときに困るのでこれも避けたいというところです。 (借地権のある物件は価値が非常に低くなる) 最後に残るのは売買ですが、単純に売買ということであればご質問者の言うように、損得が明確ではなく、何故という疑問が出てきます。 しかし、今売買してしまうとそれで終わりです。もはやその土地は自分のものにはならない可能性があります。 将来等価交換と言いますが、所有権移転が住んでしまえば、交換するかどうかはご質問者の意思にかかわる話になるので、建替えるときに現在の通路を敷地として使いたいとなると、今度は今の地主がご質問者にお願いしなければならなくなり、拒否されたり、価格を吊り上げられる可能性があるため、現時点での売買はとてもできるものではありません。 つまり所有権というのは非常に強い権利ですから、立場が逆転してしまうことを恐れていると考えられます。 もちろんそれ以外の意地の悪い考えも出来ます。 現在売買しなければ、 ・通行料 ・配管工事などが必要なときの追加料金 ・建替えの際の承諾料 などが取れる可能性を含んでいるということもあります。つまりかなり収益が見込めると考えている可能性もあるわけです。 気になるのは更に不利な条件も持ち出している点ですね。地主が建替えるときにその土地を使いたいからという単純な話であればまだ良いのですが、、、、 その地主が将来その通路を使う予定がないというのであれば意地の悪い考えがあるという線が高くなりますが、建替え時に敷地にして通路を別にしたいという話になると、両者が納得できる解決策というのはかなり難しいものになりそうです。 相手がご質問者にとって有利と言われているのは理解できませんでした。 ただ将来の通路の半分をご質問者にということですが、もしその通路が4m幅でその半分の持分をご質問者ということれであれば確かにその提案は魅力です。 しかし将来のことで現時点でその権利を確保できないのですから、鼻先ににんじんをぶら下げられても、、、という話ですね。
補足
mickjey2さん、ご回答ありがとうございます。 わたしの大変込み入った状況説明を読んでくださったことも大変ありがたく思います。 >・通行料 >・配管工事などが必要なときの追加料金 >・建替えの際の承諾料 これについては思っていました。 土地に傷をつけずに見込める収益と、立場の逆転への恐れ。 やはりここなのですね。 土地の交換時のトラブルの可能性について、夫も一番問題視しているようです。 法律などに詳しくない私は、それがあまり理解できていなかったのですが やはり両者納得の解決策を見つけるのが難しい問題なのですね。 >相手がご質問者にとって有利と言われているのは理解できませんでした。 >将来のことで現時点でその権利を確保できないのですから、鼻先ににんじんをぶら下げられても、、、という話ですね。 そう言っていただけて安心しました。 >将来の通路の半分をご質問者にということですが、もしその通路が4m幅でその半分の持分をご質問者ということれであれば 通路の幅は2mです。1mずつ所有、ということ案なのですが これでは魅力はないということですね。 こちらの申し出に対して、真意の分からない(裏がありそうな)返事ばかりで 適当に交わされている感が否めません。 感情的にはなりたくありませんが、この物件を所有すると言うことは この地主さんとずっとお付き合いをしていかなければいけないということです。 ここを最大の理由に、この物件を諦める結論に至りそうです。 大変参考になりました、ありがとうございました。